* 's + 1035 〈縮〉 =〈縮〉 {ces} * s' + 1034 〈縮〉 =〈縮〉 {salot a cal}, {salot a cit}, {salat a cal}, {salot a cit} U> {s'e} の形でのみ現れ、このとき {e} 句以外の助詞句とともに用いることはできない。したがって、文全体は {s'e} [/S/] という形のみとなる。 * sas + 1067 〈動主〉 =〈形〉 良い =〈副動〉 良く M> そうあるべきだと思われるような様子の。 U> 道徳的もしくは倫理的な観点からの良し悪しの判断であるという意味を加えたのが {salaf}。 - {salaf}, {bûd} * satix + 1383 〈動主〉 =〈形〉 特別な, 特殊な M> ? - {cilom}, {kacet} * sakil + 1150 〈名〉 =〈名〉 リンゴ =: りんご M> ? * safey + 1073 〈動主〉 =〈形〉 優しい, 親切な M> ? * safiy + 1284 〈名〉 =〈名〉 優しさ, 親切心 M> ? E> < {safey}.n。 * sav + 1071 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) した方が良くする =: した方が良い, する方が良い, するのが良い, すべき M> ? U> 「~すべき」や「~した方が良い」は {sav/o/t e kin} [~] とする。 P> {pa savat e pil} … どうしよう。困ったときなどに言う。直訳すれば「何をすべきだということになっているのだろうか」である。 * savac + 1304 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 許す, 認める, 許可する, 認可する M> /ca/ が /e/ を行っても良いと判断する。 - {befol} * sacvet + 1658 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) うまくやる M> 失敗せずに /e/ を行う。 - {xasak}* * sacav + 1071 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 間に合う M> それまでに /e/ を行うと決められた時間ちょうどかそれより前に /e/ を行う。 - {melos} * saq + 1037 〈名〉 =〈名〉 今日, 本日 M> 現在が含まれる 1 日。 U> 本来の語義は上記の通りだが、日常では「(筆者が) 前に起きてから次に寝るまでの期間」の意味で使われることも多い。ただし、シャレイア語の文脈では (現実時刻で) 朝 6 時に日付が変わる 30 時間制を採用しているため、混乱を招くことは少ない。 * saxaf + 1037 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 教育する, 育てる, しつける M> /e/ がより望ましい人間になるように、知識や技能を伝える。 - {sác}* * sarac + 1300 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 幸運に思わせる, ラッキーと思わせる, 幸せにする =: 幸運な, 運の良い, ラッキーな, 幸せな M> ? U> 感情動詞であるので、単純に珍しいことを引き当てただけではなく、それによって嬉しいというところまで含意する。感情を含まない表現として {tecaf} がある。 - {tecaf} * saret + 1842 〈動主〉 =〈形〉 おいしい, うまい, 美味の M> ? U> {saret} は「おいしい」という意味の基本的な単語で、味が良ければどんな場合でも使える。{yeram} は食べると {yah} 的な幸福感を得られる場合に使う。甘いものなどに使うことが多い。 - {yeram}; {doqsaret} * sal + 1034 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ で) ある M> ? U> 常に自動詞継続相で用いられ、それ以外の形では意味を成さない。すなわち、{salot}, {salat}, {salet}, {salit} 以外の形では現れない。 U> 口語では、{salot e} [/S/] もしくは {salat e} [/S/] は {s'e} [/S/] に縮約される。フランス語の c'est /S/ と似たような使い方ができる。 U> {e} 句に形容詞を置くことができる。 - {doq} * salsok + 1070 〈動主〉 =〈形〉 (/ica/ に) 役立つ, 役に立つ M> /ica/ をするのが楽になるような効果がある。 - {qodel} * salzeg + 1256 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 望む, 願う, 切望する, 渇望する, 懇願する M> そうでない状態が耐え切れないほどのことである /e/ を望む。 U> {e} 句には {kin} 節を置く。なお、この単語を使うときは {kin} 節以下を強調したい場合がほとんどなので、助動詞的に用いられることはない。 - {raf}*, {solxes}, {fertis}, {lonaq} * salhis + 1507 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 極める, 習得する, 体得する, マスターする M> /e/ についてどんなことでも知っていたり行ったりできるようになる。 * salaf + 1246 〈動主〉 =〈形〉 良い, 善い, 正しい M> 道徳もしくは倫理に合致している。 - {sas}*, {bûniq} * sanil + 1248 〈副〉 =〈副特〉 むしろ M> ? U> 「/S/ ではなくむしろ /Z/」は [du/S/] {o} [/Z/] {esanil} とする。 * sayec + 1141 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 飾る, 装飾する M> /e/ がより良く見えるように、ものを添えたり手を加えたりする。 * sayic + 1141 〈名〉 =〈名〉 飾り M> ものを飾るときに添えるもの。 E> < {sayec}.n。 * sâket + 1658 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 振る M> 手に持っている /e/ を一定の方向に繰り返し往復して動かす。 U> {e} 句には「手」そのものも置ける。 U> 日本語の「振っている」が経過相なのか反復継続表現なのかは、振っているものや状況による。バットを振る場合は 1 回振るのを単位とすることが多いため、「バットを振っている」は反復継続表現になりやすい。一方、遠くの人に向かって手を振る場合は 1 回左右に振るのが 1 単位とは考えにくいので、経過相で表現される。 * sâf + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 好きになる, 好む =: 好きだ, 好き M> /e/ が良いものだと思うようになる。 U> 好みの度合いを強めたのが {hilef}。好みの弱い順に {sâf/os/}, {sâf/os/ ovel ebam}, {hilef/os/} となる。 U> 人に対する好みは {yis} も使える。{yis} の方が {sâf} より好みの度合いは大きく、{sâf} は多少好感をもっている程度で、{yis} は友達くらいの好感度である。 - {hilef}, {ráfec}, {yis}; {buqot} * sác + 1037 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 教える, 教授する, 指導する M> 技能や技術である /e/ を /ca/ が扱えるようにする。 U> {saxaf} とは異なる。どちらも技能を相手に伝えることではあるが、{sác} は技能を伝えることを重点に置く言い方で、{saxaf} は相手を人間的に高めることに重点を置く。 U> {e} 句には学問や楽器やスポーツなどが入る。 - {saxaf} * sálak + 1658 〈名〉 =〈名〉 薬, 薬剤 M> 病気や傷を治したり健康を維持させたりするために、飲んだり塗ったりするもの。 * sez + 1035 〈動主〉 =〈形〉 7 の =: 7 * setac + 1280 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) ? M> ? U> {e} 句に無相の動詞をとり {setac} 自身を継続相にすることで、経過相と同じ意味を出せる。普通に継続相の動詞を使うより、動作の途中であることが強調できる。なお、{setac} は経過相ではなく継続相にするので注意。 * sefel + 1361 〈名〉 =〈名〉 手前 M> 内部で入り口から近いところ。 H~ 1982: {kùd} の更新履歴を参照。何の手前なのかを {ie} 句ではなく {i} 句とした。 - {kùd} * sefê + 1320 〈間〉 =〈間〉 ねえ, ねえねえ U> {sê} を長くしたもの。{sê} を続けて 2 回言う代わりに {sefê} と言う。日本語で「ねえねえ」と「ねえ」を繰り返し言うのと同じである。 U> 長くしただけで丁寧度は {sê} と変わらない。 - {sê} * serik + 1259 〈名〉 =〈名〉 窓 M> 外の光を取り入れたり風を通すために、建物の一部に開けられた穴。 U> 指すのは穴の方であり、穴にはめてある窓ガラスの方ではない。そちらは {tédser} で表す。 * serin + 1350 〈名〉 =〈名〉 湖 M> ? * selbut + 1574 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ を) 叱る, 怒る, 叱責する, 叱咤する M> /ca/ が悪いことである /e/ をしたので、今後しないように /ca/ に強く言う。 * sela + 1393 〈助〉 =〈接動〉 ~するように, ~の通りに S> {ditat vicakis a'c sela rafat lis a loc.} → あなたが好きなように行動しなさい。 S> {xasakes a ces e cal sela catikes a tel e'n lis.} → 彼は私が予想していた通りにそれを成功させた。 * semis + 1350 〈動〉 =〈動:自〉 黙る, 沈黙する M> 声を発していたのをやめる。 * sen + 1348 〈動主〉 =〈形〉 さん, 様 M> ? U> 特に固有名詞の後につけて敬称を表す。初対面の人やそれほど交友が深くない人を人名で指すときに用いる。 U> 固有名詞以外にもつくことがある。例えば、通りがかった人を呼び止めたいときに、日本語で「そこのあなた」という感じで {yo loc aren} と言える。 U> 形容詞として使われるため品詞は動詞型不定詞に分類されるが、動詞用法や副詞用法への派生のしようがないという点で特殊である。また、修飾する名詞を限定する機能がないという点でも特殊である。 H~ 2033: [ren] は少し語調が柔らかすぎるので [sen] に変更した。代わりに親しみを込めるときに用いる語を [ren] にした。 - {yen} * seyar + 1135 〈動主〉 =〈形〉 愛想の良い, 好感をもてる M> 人と接するときに、 相手に自然と好感をもたせるような。 - {qobit} * sê + 1136 〈間〉 =〈間〉 ねえ U> 相手を呼びかけるときに用いる。 U> 人に声をかけるときは、見知らぬ相手や目上の人などに対しては {fete} を、ある程度の知り合いや立場が下の人であれば {sê} (もしくは {sefê}) を用いる。親しい人に対しては {vé} を用いることもできるが、日本語の「おい」のように少し語調が強く感じられるので、親しく相手でも {sê} の方を用いる人もいる。 - {vé}, {fete}, {sefê} * sêf + 1542 〈名〉 =〈名〉 好み, 嗜好 M> 好きなもの。 E> < {sâf}.n。 - {ráfic} * séq + 1049 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) あげる, 贈る =: もらう M> 好意で /e/ を /ca/ に与える。 - {niq}*, {xolcas}, {beqzel} * siz + 1287 〈名〉 =〈名〉 7 E> < {sez}.n。 * sizkul + 1128 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 吸い込む M> /e/ を吸って、/a/ の中に完全に入れてしまう。 - {sitos}* * sitay + 1206 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 挨拶する M> ? * sitey + 1995 〈名〉 =〈名〉 挨拶 M> 挨拶するときに言う言葉。 E> < {sitay}.n。 * sitif + 1139 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 囁く M> 小さな声で /e/ を言う。 - {zavag} * sitos + 1128 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 吸う, 吸い込む, 吸い取る, 吸引する M> 気体を利用して引きつけるようにして、液体や固体である /e/ を /a/ の中へ入れる。 U> 「中へ入れてしまう」のニュアンスをより強めたのが {sizkul}。{tar} と {dazkut} の関係と同じである。 - {sizkul} * situt + 1428 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 孤独にする =: 孤独な M> ? U> 単に孤独なだけなら {situt} で、そこに孤独感が伴うなら {turef}。 - {turef} * sigil + 1094 〈動主〉 =〈形〉 細い, 痩せた M> 線状のものの幅の間の距離が小さい。 U> 人間が痩せていることに対しても使える。 - {tev}*; {davom} * sifes + 1393 〈動主〉 =〈形〉 弱い, 軟弱な M> ? - {zêr} * sifit + 1094 〈動主〉 =〈形〉 薄い M> 平面的なものの一方の面から裏側の面までの距離が小さい。 - {dâd} * siref + 1575 〈動主〉 =〈形〉 おとなしい =〈副動〉 おとなしく M> 騒ぎ回ったり遊び回ったりせずに落ち着いている。 U> 「静かにする」というニュアンスは薄い。また、「大人っぽい」という意味はない。 * silgid + 1305 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 彫る, 刻む M> 刃物などで /ca/ の一部分を取り除いたり傷をつけることで、そこに /e/ を残す。 * siloz + 1247 〈名〉 =〈名〉 指 M> ? U> 単に {siloz} と言ったら手の指を表すことが多い。足の指の方を特に言いたい場合は {siloz i nolet} などとする。 * sîk + 1141 〈名〉 =〈名〉 髪, 髪の毛 M> ? U> 「髪を結ぶ」の「結ぶ」は、多くの場合 {vofek} ではなく {kadit} である。本当に {vofek} の意味で結んでいる場合もあるので、使う動詞には注意すること。 * sîr + 1045 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 恥ずかしがらせる =: 恥ずかしい, 恥ずかしがる M> 良くないことである /e/ のせいで引け目を感じさせる。 U> {sîr} は「恥ずかしい」の一般的な語。{dufit} は恥ずかしさの原因が過去の行動であるということを含意する。例えば、「変な服を着ているので恥ずかしい」なら {sîr} しか使えないが、「試験で失敗して恥ずかしい」なら {dufit} も使える。なお、日本語では同じ「恥ずかしい」で表現できる {xâq} は全く別物なので注意。 - {dufit} * sîya + 1071 〈間〉 =〈間〉 おはよう, こんにちは, こんばんは, 初めまして U> 時刻に関わらず、人を見かけたときに用いる挨拶。 U> 初対面の人と会うときの特別な表現はなく、普通は {sîya} を用いる。下の例文のようにあえて嬉しいという旨を伝えることはあるが、定型表現はない。 U> 親しい仲なら、短く {yâ} ということが多い。 S> {sîya! harak e tel a kin fedàtak a'l e loc.} → 初めまして! お会いできて嬉しいです。 - {yâ} * sít + 1966 〈名〉 =〈名〉 葉, 葉っぱ M> ? * so + 1065 〈助〉 =〈助動〉 ~のために =〈接動〉 ~するために U> 「彼女のために」のように人をとる場合は {sora} を用いる。 - {sora} * soz + 1141 〈名〉 =〈名〉 頭 M> 動物の首から上の部分。 U> 首から上全体を表す。頭頂部だけを表すわけではない。 * sozit + 1345 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 南 M> ? * sozitqenez + 1658 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 南南東 M> ? E> < {sozit} + {qenez}。 * sot + 1037 〈名〉 =〈名〉 今, 現在 M> ? U> 文章中で現在時制が用いられる時間を表す。したがって、小説などの叙述の現在時制が用いられている状況では、その物語が進行している段階の時刻を表す。このときは「そのとき」のような意味になる。 S> {kebatas e ʻalis ca kin vomes licos a's cate sot e hapet adak vîticos a e sokiq.} → アリスは、時計を眺めるウサギをそれまで見たことがなかったことに気づいた。 * sotis + 1725 〈名〉 =〈名〉 子, 子供 M> ? U> 性別に言及せずに娘もしくは息子を指す。 - {fay}, {qasot} * sotishil + 1756 〈名〉 =〈名〉 孫 M> 子の子。 E> < {sotis} + [hil] (< {hilsot})。 - {fayhil}, {qasothil} * sotik + 1140 〈名〉 =〈名〉 単語, 語 M> 言語の中で、意味や機能をもった 1 つの言葉。 * sotol + 1658 〈名〉 =〈名〉 肩 M> ? * sod + 1073 〈名〉 =〈名〉 家, 家宅, 家屋, 住居, 住宅 M> 人が住むための建物。 U> 一軒家だけでなく、アパートやマンションなども含める。 U> 単純に人が住むための建物を指す。「帰るべき場所」や「拠点となる場所」のような意味合いはない。 * sodvaf + 1960 〈名〉 =〈名〉 巣 M> 動物が棲む場所。 E> < {sod} + [vaf] (< {vafos})。 U> 日本語の「巣」はしばしば人間が居座る場所も表すが、{sodvaf} は人間以外の動物の巣のみを表す。 * sodcat + 1506 〈名〉 =〈名〉 企画, 事業, プロジェクト M> あることを行ったり達成するために組まれた一連の計画。 U> {ke} 節を取れる。 * sodaq + 1386 〈名〉 =〈名〉 街, 都市, 都会 M> ? - {fosnal}*, {teqiv} * sodel + 1070 〈名〉 =〈名〉 地面, 大地 M> ? * sok + 1074 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 知る, 分かる =〈動:他〉 (/li/ に /e/ を) 知らせる M> ? U> {e} 句には {kin} 節を置くことが多い。間接疑問表現でも良い。 U> 日本語の「知らせる」は {caz} でも表現できるが、{caz} は {sok} に比べて意味が限定的なので注意すること。詳しくは {caz} の項を参照。 - {fèk}* * sokes + 1073 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 必要とする, 要る =〈形〉 必要な, 重要な, 大切な, 大事な, 不可欠な M> ものごとに大きく関わっているために、/e/ がないと非常に困ってしまうようになる。 U> さらに「大事だから大切に扱う」という意味を加えたのが {yalfes}。 U> 「~する必要がある」や「~する必要はない」などは {doz} を用いて表現する。 - {dasos}, {yalfes} * sokiq + 1139 〈名〉 =〈名〉 腕時計, 懐中時計 M> 持ち運んで用いるための小型の時計。 U> 普通は腕に巻きつけるタイプの腕時計を指す。 - {lák}* * sokos + 1576 〈動対〉 =〈形〉 価値のある M> ? * sokus + 1070 〈名〉 =〈名〉 価値 M> ? E> < {sokos}.n。 * sokul + 1074 〈名〉 =〈名〉 部屋 M> 建物の中で、壁や仕切りによって区切られた空間。 * sokulxoq + 1658 〈名〉 =〈名〉 図書室, 書房 M> 本が保管されている部屋。 E> < {sokul} + {xoq}。 U> 単に本の保管場所という意味合いしかなく、貸し借りできるシステムがある必要はない。 * sofez + 1502 〈名〉 =〈名〉 家族 M> ? U> 家族全体をまとめて {sofez} というのではなく、家族の一人一人をそれぞれ {sofez} という。 * soc + 1074 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 右, 右方 M> ? - {civ} * socad + 1143 〈名〉 =〈名〉 問題, 事件, 案件 M> 話題になっている一連の出来事。 - {kalic} * socav + 1176 〈名〉 =〈名〉 顔 M> ? U> 正面から見たときに見える部分までが範囲。耳は入れないのが普通。 * socavhâr + 1340 〈名〉 =〈名〉 笑顔, スマイル M> 微笑んでいるときの顔。 E> < {socav} + {hâr}。 * soqal + 1551 〈名〉 =〈名〉 ボール, 球 M> ? - {xòt}* * soqallikxel + 1551 〈名〉 =〈名〉 ミラーボール, ディスコボール M> 回転しながら光を反射することで装飾となる、表面に鏡を張った球。 E> < {soqal} + {likxel}。 * soqitrosoq + 1658 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 南南西 M> ? E> < {soqit} + {rosoq}。 * sox + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 考える, 思考する M> /e/ の答えを見つけようと頭を働かせる。 U> {e} 句には間接疑問文が置かれることが多い。 * soxsot + 1140 〈名〉 =〈名〉 辞書, 辞典 M> 単語の意味や用法についてまとめられた本。 E> < [sox] (< {soxal}) + [sot] (< {sotik})。 U> 多言語間の辞書も 1 言語の辞書も {soxsot} と言える。 * soxal + 1140 〈名〉 =〈名〉 参考書, 教科書, テキスト M> 学問や技術を身につけようとして参照するような専門的な本。 U> 学校教育で指定される教科書は特に {soxalsaxaf} と言うが、区別する必要がなければ単に {soxal} で良い。例えば、学校で「教科書を開いてください」と言うときにわざわざ {soxalsaxaf} とは言わず、単に {soxal} で済ませる。 - {xoq}* * soxalsaxaf + 1863 〈名〉 =〈名〉 教科書, 教本, テキスト M> 学校で教育に用いるために指定される参考書。 E> < {soxal} + {saxaf}。 * soxot + 1149 〈名〉 =〈名〉 知性, 理性, 精神 M> ? U> {qi soxot} で「心の中で」の意味。実際に行動するわけではなく、頭の中だけで想像してみることを表す。 S> {qi soxot, peciqas likomas a tel e sôt i tel.} → 心の中で自分の体を眺めてみた。 - {yer} * sora + 1065 〈助〉 =〈助動〉 ~のために U> {so rás ica} と同じ意味で、英語の for the sake of に当たる。 - {so}* * sol + 1043 〈動〉 =〈副動〉 おそらく M> 起こる確率が 70 % から 90 % くらいである状態で。 - {kôk}, {cêl}, {docit}, {dûg} * solsohiz + 1483 〈名〉 =〈名〉 制服, 学生服 M> ? E> < [sol] (< {solak}) + {sohiz}。 U> 学生が学校などで着るように定められているもののみを指し、企業などの団体が職員や構成員に対して着るように義務づけているものを指さない。 * solzédic + 1483 〈名〉 =〈名〉 体操服, 体操着, 体育着 M> 学校が体育の授業などで学生に着るように指定している服。 E> < [sol] (< {solak}) + {zédic}。 U> 意味は語義にあるように狭く、トレーニングウェアやスポーツユニフォームなどを指すことはない。 U> シャツとズボンの両方を指す。 * solzîdsax + 1483 〈名〉 =〈名〉 制服, 学生服 M> 制服もしくは体操服。 E> < [sol] (< {solak}) + {zîdsax}。 * solkut + 1135 〈名〉 =〈名〉 国, 国家 M> ? * solxes + 1469 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 祈る, 願う, 望む, 熱望する M> /e/ が実現すれば良いだろうと心から思う。 U> 「神に」などの意味合いはなく、単に {raf} の強意語。宗教的な祈りは {cadxol}。 - {raf}*, {fertis}, {lonaq}, {salzeg} * solxis + 1469 〈名〉 =〈名〉 祈り, 望み, 願い M> 実現してほしいと心から思っている内容。 E> < {solxes}.n。 - {ref} * solxodlas + 1723 〈名〉 =〈名〉 ドレス M> パーティーや式典などで女性が着る正装。 E> < [sol] (< {solak}) + {xodlas}。 U> 衣服の形状は問わない。 * solhal + 1574 〈名〉 =〈名〉 セーラー服 M> ? E> < [sol] (< {solak}) + [hal] (< {halfet})。 U> 海軍の軍服としてではなく、日本の女子学生用の学生服としてのセーラー服を指す。 * solak + 1245 〈名〉 =〈名〉 服, 衣服, 洋服, 衣類 M> 着るためのもの。 U> シャツやズボンやスカートなどの総称。靴下や下着は含めないことが多いが、例えば裸の相手に「服を着なさい」というときなどは含める。時計やネックレスなどのアクセサリーは含めない。 * solet + 1659 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ を) 試験する, 検査する, 考査する, テストする M> /e/ に課題を与えることで、/e/ の /ca/ に関する能力を計る。 U> {e} 句は人である必要はなく、機械などでも良い。 * solit + 1135 〈名〉 =〈名〉 問題, 課題, 試験, 考査 M> それを行うものの能力を計るために作られた問題。 E> < {solet}.n。 - {zecel}* * solov + 1842 〈名〉 =〈名〉 親, 両親 M> ? U> 性別に言及せずに母もしくは父を指す。母と父の総称というわけではないので注意。 - {fay}, {qâz} * solovhil + 1844 〈名〉 =〈名〉 祖父母 M> ? E> < {solov} + [hil] (< {hilsot})。 - {fayhil}, {qâzhil} * solol + 1277 〈名〉 =〈名〉 道路, 道 M> 車道を含むような大きめの道。 - {lôd}*, {tafec} * sohiz + 1139 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 学ぶ, 教わる, 習う, 勉強する M> 学問や芸術や技術である /e/ を /zi/ に伝えてもらい、/e/ を身につけようとする。 U> 単に受動的に教わるだけなのが {sohiz}、教わった内容を能動的に実践するのが {zevof}。両方の側面がある場合は重点的な方を用いる。例えば、学問なら {sohiz} で、ピアノなどの楽器なら {zevof} を用いる。受験勉強としてある教科を学ぶ場合は、問題演習が中心になるだろうから {zevof} になる。 - {zevof} * sôt + 1149 〈名〉 =〈名〉 体, 身体, 肉体 M> ? U> 体の全体を指し、胴だけを指すということはない。 U> 動物についても植物についても使える。 * sôd + 1128 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 食べる, 食す M> /e/ を何度か噛んで口から体の中へ入れる。 U> {sôd} と {ter} の区別は口の中に入れたものを噛むか噛まないかで行う。噛むなら {sôd} で噛まないなら {ter} である。 - {ter} * sôv + 1204 〈名〉 =〈名〉 状況, 境遇 M> ? U> 場所に見立てられる。したがって、「~な状況で」などは {vo} 句で表現する。 S> {xasakis okôk a zis aquk vo sôv arak.} → あの人ならどんな状況でも必ず成功させるだろう。 * sòk + 1873 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 原因, 要因 * sòhik + 1982 〈名〉 =〈名〉 表, 表面, 表側 M> 平らなものの 2 つの面の主な方。 U> 「上を向いている方の面」というニュアンスはない。 - {decik} * sûd + 1994 〈名〉 =〈名〉 食べ物, 食物 M> 食べるためのもの。 E> < {sôd}.n。 U> {sûd} は、食べられるもの全般を指す。{tolék} は、ただの食べ物ではなく特にそれが調理されたものだというニュアンスが入る。{tonas} は朝食や昼食のように習慣的に毎日食べるまとまった食事を指す。なお、飲み物は {sûd} には含まれないが、飲み物を含めて 1 つの料理や食事だと考えれば、{tolék} や {tonas} の一部になり得る。 C~ フランス語の aliment, cuisine, plat, repas を参照。TLFi では、aliment の語義は「生命の成長や維持のために必要な要素を生物に提供することができる物質」となっており、repas の語義は「1日のうちに何度かに分けて特定の時刻に食べられる飲み物やいくつかの料理で構成された食べ物」となっていた。 - {tolék}, {tonas} * za + 1279 〈助〉 =〈接動〉 そして U> {ce} と同じ使い方だが、前後関係が逆になる。すなわち、{za} 節が先の出来事で主節が後の出来事である。 U> 基本的に主節より前に置かれる。 - {ce} * zaz + 1046 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 驚かせる, 驚かす, びっくりさせる =: 驚く, びっくりする M> ? U> {zaz} は、予期していなかったニュースなどを知って「そうだったの」と思うときの驚きを表す。{balat} は、突然物音がしたときなど、不意を突かれて「わっ」と叫んでしまいたくなるような驚きを表す。{zaz} と {balat} はどちらかがどちらかの下位語ということではなく、別の「驚き」を表す。一方、{zaz} の驚き具合をさらに強めた言い方が {kizas} である。これは {zaz} の下位語である。 - {kizas}, {balat} * zat + 1034 〈名〉 =〈名〉 もの U> 不定の物の代詞。 * zatlin + 1240 〈名〉 =〈名〉 標, 標識, 道標 M> ある場所へ向かうための手助けとなるもの。 E> < {zat} + [lin] (< {linif})。 * zak + 1287 〈動主〉 =〈形〉 ある, とある U> 不定の修飾の代詞。 * zaf + 1037 〈動主〉 =〈形〉 赤い M> ? * zaflom + 1658 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 燃やす, 燃焼させる, 炎上させる, 焼く =: 燃える M> /e/ から炎と煙が出ている状態にする。 U> 煙がもくもくと出ている状態が継続相。 煙と炎が消えた瞬間が終了相。 * zavag + 1139 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 叫ぶ, どなる, わめく M> 大きな声で /e/ を言う。 U> {kéc} に「大きな声で」を加えた単語。ただし、{ca} 句をとることはない。 - {sitif} * zaq + 1979 〈名〉 =〈名〉 7/10 E> < {ziq}.n。 * zalvak + 1995 〈名〉 =〈名〉 炎, 火 M> ? - {záx}* * zalnat + 1297 〈名〉 =〈名〉 熱, 熱気, 暑気 M> 温度の高い部分。 * zalak + 1624 〈名〉 =〈名〉 夏, 夏季 M> ? - {molaf}, {fèt}, {bisig} * zamek + 1134 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 焼く, 焼き上げる, 炙る M> /e/ をあまり動かさずに熱を加る。 U> {zamek} も {vizat} も熱を与えているという点では同じである。しかし、{zamek} は熱を与えられるものをあまり動かすことはないが、{vizat} はよく動かす。 U> 調理以外の加熱にも使える。 - {vizat} * zâg + 1069 〈動主〉 =〈形〉 暑い, 熱い M> 温度が不快なまでに高い。 - {mozas}; {bigit} * záx + 1658 〈名〉 =〈名〉 火, 炎 M> ? U> 火事などの大規模なものは特に {zalvak}。 - {zalvak} * zál + 1031 〈名〉 =〈名〉 私たち, 僕たち, 俺たち U> 一人称複数を表す。 * zesqik + 1036 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 覗く, 覗き込む M> 何らかの行動をとって、それまで見にくかった /e/ を無理に見る。 - {lic}*, {likom}, {káz}, {poqos}, {vîtis} * zesoc + 1664 〈名〉 =〈名〉 力, 精神力 M> 大変なことやつらいことに立ち向かうための精神的な支えとなるもの。 U> 精神力の強さは {zêr} や {sifes} を用いる。 * zed + 1057 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) しようとする, しようと思う, する気になる M> ? U> 意志を表す。助動詞的に用いる。 * zedlig + 1034 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 投げる, 投げつける, 投げ飛ばす M> 手に持っている /e/ を /ca/ に向かって力任せに強く投げる。 U> 腹が立った結果八つ当たりで何かを投げるときに主に用いられる。陸上競技の投擲などで何かを投げる場合は、確かに力任せではあるが、普通は {foles} を使い {zedlig} は使わない。 - {foles}*, {hanot} * zedek + 1343 〈動〉 =〈副動〉 とにかく, ともかく, ともあれ, いづれにしても, 何にしても M> 他の事情は別の問題で考える必要はなく。 U> 文頭に移動して強調されることも多い。 * zedot + 1074 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 破る, 裂く, 引き裂く, 引き離す M> 薄いものである /e/ に前後に力を加えて無理に分ける。 * zekac + 1320 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) がんばる, 励む, 努める, 尽力する M> 大変なことがあっても /e/ をやめずにやり抜く。 U> 何かしらの明確な目標がある場合は {zemlot} とも言えるが、上位語と下位語という関係とは必ずしも言えない。{zekac} には困難に耐えるイメージがある。 - {zemlot} * zekeq + 1569 〈動主〉 =〈形〉 かっこいい, クールな, イケメンな M> ? U> {hál} などと対になる。男性的なイメージがある。 * zeghil + 1057 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 到達する, たどり着く, 行き着く M> 様々な困難をくぐり抜けながら /ca/ に行く。 U> 「かろうじて」や「やっとの思いで」などのニュアンスが含まれる。 - {lan}*, {zêf} * zef + 1037 〈名〉 =〈名〉 赤, 赤色 M> ? E> < {zaf}.n。 * zefkul + 1454 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 求める, 欲する, 欲しがる =: 欲しい M> /e/ を何がなんでも自分のものにしたいと思う。 - {fesal}*, {palzef} * zefed + 1389 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 納得する M> /e/ を理解して、その内容を受け入れる。 U> 理解するだけなら {kodek} で、さらにそれを拒絶することなく妥当だと判断するまでを含意する。 * zefek + 1291 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 借りる, 借用する, 借り入れる, 賃借りする M> /zi/ のものである /e/ をお金を払って自分のものとして使う。 - {fév}*; {caqol} * zevof + 1139 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 練習する, 勉強する, 習う M> 学問や芸術や技術である /e/ に関して教わったことを実践して上達させようとする。 - {sohiz}* * zecraf + 1303 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から) 逃げる, 逃げ出す, 脱出する, 脱走する, 逃走する M> 自由が効かなかった /zi/ の外に出る。 U> 「勉強から逃げる」など、比喩的にも用いられることが多い。 S> {salzegat a tel e'n zecrafis ofev a'l zi pér apárel afik.} → 早くこの不思議な夢から逃げ出したい。 * zecas + 1303 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から) 逃げる, 逃走する M> /zi/ に捕まらないように、/zi/ から遠ざかったり /zi/ が来れないような場所へ行く。 U> 「逃走する」をイメージすれば良い。「閉じられた場所から外へ出る」という意味では {zecraf} を使う。 - {zizet} * zecel + 1135 〈名〉 =〈名〉 問題, 課題, 事件, 案件 M> 考察したり解決しなければならないこと。 U> 学校の宿題や入学試験などのように、解く人の能力を見定めたり確かめたりするための問題には {solit} を用いる。これは人だけでなく機械の性能試験に対しても使える。それとは別に、その問題に関して面倒だったりなどで負の感情がある場合は特に {belsok} と言える。 - {solit}, {belsok} * zeqak + 1037 〈名〉 =〈名〉 夫, 旦那, 主人 M> 結婚した男性の相手。 - {yéf} * zeqil + 1072 〈名〉 =〈名〉 机, デスク, テーブル M> 上で何らかの作業をするのに利用する、平らな部分が何本かの脚で支えられた形状をもつ家具。 U> {zeqil} は文字を書いたり本を読んだりなどの作業をするための机で、{dèt} は上に物を置くための机。 U> 机の下に引き出しなどの物を入れるスペースがある場合、その中を指して {kûz izi zeqil} と言える。 - {dèt} * zeraf + 1318 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 求める, 追求する M> /e/ が実現するように努力をする。 U> {e} 句には {kin} 節を置くことが多いが、助動詞的には使われない。 - {raf}* * zeref + 1316 〈名〉 =〈名〉 夢, 望み, 願い, 願望, 希望 M> 努力などをして実現させたいと思っている内容。 E> < {zeraf}.n。 - {ref}* * zel + 1034 〈名〉 =〈名〉 こと U> 不定の事の代詞。 * zelsoksot + 1770 〈名〉 =〈名〉 初耳なこと, 初めて知ったこと M> その場で初めて知ったこと。 E> < {zel} + {sok} + {sot}。 S> {pa e ayát? s'e zelsoksot!} → 本当? 初耳だよ。 * zelqot + 1566 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 無視する M> /e/ の呼びかけや依頼などに応えないようにする。 * zemlot + 1276 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 努力する, 尽力する, 力を注ぐ, 力を入れる, がんばる M> あることを実現させるため、/e/ をできる限り真剣に行う。 U> 実際に行う内容が {e} 句で、目的は {so} 句で表現する。 - {zekac} * zehrisis + 1068 〈名〉 =〈名〉 土手, 堤防 M> 水害を防ぐために川に沿って作られた小高い部分。 E> < [zeh] (< {zehos}) + {risis}。 * zehav + 1347 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 乗り越える, 乗り切る, 切り抜ける, 打ち勝つ, 達成する, 克服する M> 途中で諦めずに困難なことである /e/ を解決する。 * zehir + 1421 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 元気づける, 励ます, 慰める M> 悲しんでいる /e/ に対して、その悲しみを忘れさせるようなことをする。 * zehos + 1068 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 守る, 護る M> /e/ が傷つかないように気を配る。 S> {dozot zehosos e ces a qazrêy i ces o dutel.} → 彼女を護らなければいけないのは彼女の彼氏だ、私ではない。 * zêf + 1065 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 着く, 至る, 届く, 到着する, たどり着く M> 移動の最終地点としての /ca/ に行く。 U> {lan} に「移動の最終地点」というニュアンスを加えたもの。 - {lan}*, {zeghil} * zêbus + 1351 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 奪う, 盗む, 掠める, ひったくる M> /zi/ が持っていたり身につけていたりしている /e/ を無理に取り上げて自分のものとする。 U> いわゆる「パクる」も {zêbus}。 - {beqom}* * zêr + 1393 〈動主〉 =〈形〉 強い M> ? U> 力があったり体が丈夫だったりという物理的な強さではなく、簡単に損なわれないという意味での強さを表す。人に対して使えば、つらいことに立ち向かえるなどの精神的な強さを表す。力の強さは {zèt}。 - {sifes} * zêhis + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 作る, 作り上げる M> 大きな苦労や努力の結果、/e/ を生み出す。 - {qik}*, {voqil}, {xakoc} * zédic + 1483 〈動〉 =〈動:自〉 運動する M> 体力をつけたり健康であったりするために体を動かす。 * zéc + 1067 〈名〉 =〈名〉 朝, 朝方, 午前 M> 頭が働き出してからおよそ正午までの時間。 * zécak + 1463 〈動主〉 =〈形〉 勇敢な, 勇気のある, 度胸のある M> 困難な状態や危険な状態で怖がらずに行動することができる。 * zécek + 1463 〈名〉 =〈形名〉 勇気, 度胸 M> 困難な状態や危険な状態で怖がらずに行動することができる気力。 E> < {zécak}.n。 * zèt + 1397 〈動主〉 =〈形〉 強い, 力強い =〈副動〉 強く, 力強く M> 用いている力が大きい。 S> {halxafes a ces e tel ozèt.} → 彼は私を力強く抱き締めた。 - {fisif} * zi + 1034 〈助〉 =〈助動〉 ~から U> 起点などを表す。 * zis + 1034 〈名〉 =〈名〉 人 U> 不定の人の代詞。 U> {zis} は特定の 1 人に定まっているわけではない。したがって、単独で {zis} とだけ言った場合は人全般を指し、修飾語句をとって {zis lakos a qi qilxaléh} などとすればシャレイア語を話す人全般を指す。一方で、{kos} は特定の 1 人を指す。ただし、1 人に特定されてさえいれば良いので、筆者や読者が具体的にその 1 人が誰かを知っている必要はない。 * zissalhis + 1507 〈名〉 =〈名〉 (/ie/ の) プロ, エキスパート, スペシャリスト M> /ie/ についてどんなことでも知っていたり行ったりすることができる人。 E> < {zis} + {salhis}。 U> 職業にしている必要はなく、単に非常に熟練していることを表すだけである。 * zissác + 1037 〈名〉 =〈名〉 教師, 教員, 先生 M> 特定の技能や技術に長けていて、それを教える人。 E> < {zis} + {sác}。 * zissohiz + 1982 〈名〉 =〈名〉 学生, 生徒, 学徒 M> 先生から何かを学んでいる人。 E> < {zis} + {sohiz}。 * zisqom + 1362 〈動主〉 =〈形〉 消極的な, 弱気な M> ものごとに関してあまり自分から進んではやろうとしない。 - {cadéz} * zisrasál + 1982 〈名〉 =〈名〉 医者, 医師, ドクター M> 病気や怪我を患っている人と関わってそれを治すことを職業とする人。 E> < {zis} + {rasál}。 * zisa + 1387 〈助〉 =〈助動〉 ~の方から - {cali} * zizet + 1068 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ を) 追う, 追いかける, ついて行く M> 前に進んでいる /ca/ がいる方向へ進む。 - {zecas} * zite + 1139 〈助〉 =〈助動〉 ~から, ~以来 =〈接動〉 ~から, ~以来 U> 期間の開始点を表す。これが修飾する動詞は反復表現になることが多い。 * zitil + 1305 〈動〉 = 〈動:自〉 (/e/ に /ca/ を) ためらわせる, 躊躇させる =: ためらう, 躊躇する M> /ca/ を行おうとしていた /e/ に、それをやめようと思わせる。 U> しようとしていたことをやめようと思わせた原因が恐れの場合は、特に {tisfiz} と言う。 - {tisfiz} * zid + 1059 〈名〉 =〈名〉 意志, 意力 M> あることを行おうとする思い。 E> < {zed}.n。 * zidig + 1526 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 苛つかせる, 苛立たせる, イライラさせる =: 苛つく, 苛立つ, イライラする M> /e/ を思うように行うことができないために /e/ を不快な気分にさせる。 U> {zidig} と {dîtik} は「物事が思うようにいかない」というところは同じである。{zidig} には思い通りにならないことに {e} 句で表される人がまだ介入できるというニュアンスがあるが、{dîtik} には逆に思い通りにならないことをどうにかしたいがどうにもできないというニュアンスがある。 - {dîtik} * zikad + 1274 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 残す, 取っておく, 余らせる =〈形〉 残った, 残りの =: 残る, 余る M> /e/ という一部分は使ったりせずにそのままにし、他の部分を使う。 U> 語釈では「一部を使わない」と表現したが、{e} 句の内容が食べ物であれば「一部を食べない」になるなど、ここでの「使う」は広く解釈して良い。 * ziked + 1274 〈名〉 =〈名〉 残り, 残り物, 余り M> ? E> < {zikad}.n。 S> {pa dozat catis a tel la ziked avôl epác cate zêfik a'l ca cêd?} → そこに着くまであとどのくらい歩かないといけませんか? * zikol + 1309 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 経験する, 体験する M> ? U> {zikolat e kin} [~] で「~したことがある」の意味になるが、ことさら「経験」ということを強調する意図がない場合は、単純に過去時制を用いて「~した」と訳すことが多い。 * zikul + 1309 〈名〉 =〈名〉 経験, 体験 M> ? E> < {zikol}.n。 U> {kavat e zikul ile} [~] で {zikolat e kin} [~] と同じ意味になる。 * zifim + 1420 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 戻る, 帰る M> もともといた場所である /ca/ へ行く。 * zifos + 1237 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 反省する, 省みる M> 過去に行った /e/ について、その善悪などの判断しようとあれこれ考える。 U> {e} 句には過去に行った行動が入る。 * zibeq + 1531 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ を) 後悔させる, 悔やませる, 惜しませる =: 後悔する, 悔やむ, 惜しむ M> 過去に行った /ca/ をしなければ良かったと /e/ に思わせる。 * zic + 1074 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 後ろ, 後方 M> ? - {caf} * ziq + 1979 〈動主〉 =〈形〉 7/10 の =: 7/10 * ziqo + 1066 〈助〉 =〈接動〉 ~というのも U> {ziqo} がついている節の方が結果で、主節の方がその理由。 - {vade} * zirnit + 1237 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 回想する, 追憶する, 振り返る, 省みる, 反省する M> 過去の出来事である /e/ を思い出しながら、あれこれ考える。 * zilsif + 1350 〈動主〉 =〈形〉 無口な, 寡黙な, 口数の少ない M> 人と会話するのが苦手で、あまり人と話したがらない。 - {lavák} * ziltas + 2096 〈名〉 =〈名〉 からかい, おちょくり M> からかうときに行う内容。 E> < {ziltas}.n。 * ziltis + 1888 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ を) からかう, ふざける, おちょくる, 囃し立てる M> /ca/ が嫌な気分になることをわざとして、その様子を楽しむ。 - {belset}* * zilok + 1140 〈名〉 =〈名〉 過去 M> 現在の時点で過ぎ去った期間全体。 S> {a lôk nîpas a fa lesac a loc e dol, nisis ca zilok te carip ile tît il'atis.} → あなたが何もせずに過ごした時間は、1 秒後に過去になる。 - {zîk}*; {parec} * zimel + 1330 〈動主〉 =〈形〉 最後の, 終わりの M> ? - {cates} * zît + 1202 〈動主〉 =〈形〉 (/izi/ より) 前の M> ? - {ted}, {cál} * zîd + 1034 〈名〉 =〈名〉 場所 U> 不定の場所の代詞。 * zîdsax + 1063 〈名〉 =〈名〉 学校, 学院, 学園 M> 教師が生徒に教育を行う場所。 E> < {zîd} + [sax] (< {saxaf})。 U> 基本的には小学校から高校までを指す。大学や専門学校などは、それぞれを意味する個別の単語を使うことが多い。この理由は、大学や専門学校は、学問や技術を伝授するという側面が強く、{saxaf} というより {sác} の場だと考えられるためである。 U> 学校の敷地全体を指す。その中にある建物単体を表すことはない。 * zîddes + 1547 〈名〉 =〈名〉 大学 M> ? E> < {zîd} + [des] (< {desket})。 U> 総合大学と単科大学の区別は特にしない。 * zîdrahit + 1420 〈名〉 =〈名〉 遊園地, テーマパーク, アミューズメントパーク M> 楽しく遊ぶための比較的大規模な設備が揃っている施設。 E> < {zîd} + {rahit}。 * zîdloq + 1305 〈名〉 =〈名〉 駐車場 M> 車を停めておくための場所。 E> < {zîd} + [loq] (< {loqis})。 * zîk + 1037 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 前, 昔, 以前 M> /izi/ までに過ぎ去った時間。 U> 単に {zîk} と言ったら現在から見て以前を指す。 U> 基準点より前のある 1 点を指すのが {zîk}、現在より以前全体を表すのが {zilok}。 S> {vomat réfos a tel zite zîk ile lòt atuf e gudat é dogus adak.} → 少し前から絶望や自己嫌悪を感じなくなった。 - {zilok}; {carip} * zîfil + 1 〈名〉 =〈名固〉 ジーフィル N> フルネーム {zîfil}-[xaléras]。シャレイア語の作者。 N> シャレイア語では女性の名前として認識されてしまう名前である。これは、シャレイア語を作り始める前から「Ziphil」という名前を用いていて、それをそのまま音訳してシャレイア語名として使ったためである。 * zîr + 1888 〈名〉 =〈名〉 強さ M> ? U> < {zêr}.n。 - {sifes} * zulet + 1351 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 罰する, 懲らしめる, お仕置きする M> 規則に反する行為をした /e/ が同じようなことをしないように、/e/ に嫌なことをさせる。 U> 日本語の「お仕置き」程度のニュンアスであり、それほど重くない。{qobûl} に対応するものだと考えれば良い。 * zulit + 1351 〈名〉 =〈名〉 罰, お仕置き M> 規則に反する行為をした人を罰するために行わせる内容。 E> < {zulet}.n。 * 't + 1035 〈縮〉 =〈縮〉 {cit} * tas + 1287 〈名〉 =〈名〉 1 E> < {tis}.n。 * taz + 1347 〈名〉 =〈名〉 数 M> ? U> 「数」というものそのものを表す。 * tazdilot + 1979 〈名〉 =〈名〉 自然数 M> 1 以上の整数。 E> < {taz} + {dilot}。 U> {tazdilot} は「ものを数えるための数」というニュアンスがある。個数を数えるときは普通 1 から始めるので、{tazdilot} の厳密な定義は「1 以上の整数」であり 0 は含まれない。一方、{tazqilél} は「計算のための数」というニュアンスである。金額などを扱うときは「何も加えない」ということがあり得ることから、{tazqilél} は厳密には「0 以上の整数」を表す。 - {tazqilél} * tazqilél + 1979 〈名〉 =〈名〉 自然数 M> 0 以上の整数。 E> < {taz} + {qilél}。 - {tazdilot}* * tazhárih + 1347 〈名〉 =〈名固〉 ハイリア数 U> < {taz} + [hárih]。 N> ハイリア暦 1501 年 1 月 1 日 (グレゴリオ暦 2012 年 1 月 23 日) からの経過日数。小数点以下は切り上げするので、1501 年 1 月 1 日のハイリア数は 1 となる。表記する際は、「[hár]」の後に数字を書く。 * tazi + 1075 〈助特〉 =〈助形〉 ~にとって, ~から見て U> 判断する視点を表す。 S> {salot opadit a socad afik e asokes itazi loc, dà lot e adusokes itazi tel.} → その問題はあなたにとっては重要なのかもしれないが、私にとっては重要ではない。 * tazîk + 1072 〈名〉 =〈名〉 昨日 M> 今日より 1 つ前の日。 E> < [taqzîk] < {taq} + {zîk}。 - {tacar} * tazîkhil + 1849 〈名〉 =〈名〉 一昨日 M> 今日より 2 つ前の日。 E> < {tazîk} + [hil] (< {hilsot})。 - {tacarhil} * tadek + 1035 〈名〉 =〈名固〉 タデック =: コンマ * takpadit + 1723 〈名〉 =〈名〉 (/ia/ の) 蓋然性, 可能性 M> /ia/ がどの程度実際に起こりやすいかの度合い。 E> < [tak] (< {takit}) + {padit}。 * takit + 1723 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 程度, 度合い, レベル M> ? U> 合成成分 [tak] として主に形容詞として用いられる単語と合成され、その形容詞の意味の程度を表す名詞型不定詞を作ることが多い。 * tafec + 1277 〈名〉 =〈名〉 通路, 通り道, 道 M> 部屋や建物などの 2 つの空間を行き来するのに作られた道。 H~ 1967: トンネルなども表せるように、語義を「2 つの空間を行き来する」に広げた。 - {lôd}*, {solol} * tafecfil + 1967 〈名〉 =〈名〉 トンネル M> 山や地下の地面を掘って貫通させた通路。 E> < {tafec} + [fil] (< {filot})。 * tacar + 1072 〈名〉 =〈名〉 明日, 翌日 M> 今日より 1 つ後の日。 E> < [taqcar] < {taq} + [car] (< {carip})。 - {tazîk} * tacarhil + 1849 〈名〉 =〈名〉 明後日, 翌々日 M> 今日より 2 つ後の日。 E> < {tacar} + [hil] (< {hilsot})。 - {tazîkhil} * tacek + 1982 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 乾かす, 乾燥させる =〈形〉 乾いた M> 濡れていた /e/ の水分をなくす。 C~ {a} 句に入るものは {e} 句のものを乾いた状態にする直接的な原因なので、「日光」や「熱」などであって、人は入らないと思う。これに従うと、「私は服を乾かした」は「{deqes a'l e'n tacekis e solak}」となるが、まず冗長だし、そもそも {deq} の語義に「相手に頼んでさせる」とあるので、これでは「日光などに頼んで乾かしてもらう」となって不自然な気がする。対義語の {rimin} では、濡れる原因である「雨」や「水」などは {zi} 句で表して {a} 句ではないので、これに合わせるなら {tacek} の {a} 句に人を入れても良いと思ったので、とりあえずそうすることにする。 - {rimin} * taq + 1035 〈名〉 =〈名〉 1 日 =: 日 M> ? * taqxáf + 1215 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 誕生日 M> /ica/ が生まれた日付。 E> < {taq} + {xáf}。 U> 「誕生日おめでとう」は {e taqxáf axaslef} と言う。 * taqit + 1037 〈名〉 =〈名〉 壁 M> 建物や部屋などを囲んで外側と内側を縦に仕切っているもの。 * tal + 1068 〈名〉 =〈名〉 1 回, 1 度 =: 回, 度 U> 基数や序数を伴って回数を表す。例えば「8 回」は {tal il'akaq} となり「8 回目」は {tal ic'akaq} となる。 U> 「何度も」は {la tal avôl}。この表現は必然的に反復を表すので {vom} とともに用いられる。 S> {vomes vofekos ovop a ces e lofyet la tal avôl.} → 彼女は何度もリボンを結び直した。 S> {te xakalis la tal acál, di'lanis a zál ca zîdrahit.} → 今度晴れたら遊園地に行きましょう。 * talzîthárih + 1351 〈名〉 =〈名固〉 旧ハイリア暦 E> < [tal] (< {talqis}) + {zît} + [hárih]。 * taltedhárih + 1351 〈名〉 =〈名固〉 新ハイリア暦 E> < [tal] (< {talqis}) + {ted} + [hárih]。 * talgeregoris + 1356 〈名〉 =〈名固〉 グレゴリオ暦 E> < [tal] (< {talqis}) + [geregoris] (< gregory.tl)。 * talqis + 1351 〈名〉 =〈名〉 暦, カレンダー M> ? * talhárih + 1351 〈名〉 =〈名固〉 ハイリア暦 E> < [tal] (< {talqis}) + [hárih]。 U> 4 代以降で使われている新ハイリア暦を指す。新旧の区別をしたいときは、それぞれ {taltedhárih} と {talzîthárih} とする。 * tál + 1280 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) ? M> ? U> {e} 句に無相の動詞をとり {tál} 自身を継続相にすることで、継続相と同じ意味を出せる。普通の表現より、動作完了後の状態が続いていることが強調される。 * tàt + 1980 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 種類, 種, 型, タイプ M> ? C~ 英語の kind に相当する単語として作成。 * te + 1035 〈助〉 =〈助動〉 ~に =〈接動〉 ~するとき U> 時刻を表す。 * tesil + 1301 〈名〉 =〈名〉 瞬間, 一瞬, 途端, 時, 刹那 M> 非常に短い時間。 U> 「非常に短い」とは言っても、どのくらいの短さかは場合による。 P> {te tesil acál} … 次の瞬間に。 S> {sôdes a ces e tonaslon teku tesil.} → 彼は一瞬で夕食を食べ終えた。 * tezi + 1293 〈助〉 =〈助動〉 ~の前に, ~以前に =〈接動〉 ~する前に * ted + 1351 〈動主〉 =〈形〉 今の, 現在の, 現行の, ここの M> ? U> 何かしらの順序付けがなされているところで、今話題にしているところの順番を指す。{zilok}「過去」と {parec}「未来」の間に {sot}「現在」があるように、{zît}「前」と {cál}「次」の間に相当するのが {ted} である。 - {zît}, {cál} * tedec + 1345 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 西 M> ? * tedeckelol + 1658 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 西北西 M> ? E> < {tedec} + {kelol}。 * tedecrosoq + 1658 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 西南西 M> ? E> < {tedec} + {rosoq}。 * teku + 1294 〈助〉 =〈助動〉 ~の間, ~の間中 =〈接動〉 ~する間, ~する間中 U> 意味は「~する間中ずっと」で考えると分かりやすい。論理的には、動詞の相が表す期間に {teku} 句の内容が表す時間が完全に含まれていることを表す。したがって、瞬間相や無相と同時に用いられることはない。 * tef + 1035 〈名〉 =〈名〉 1 時間 =: 時, 時間 M> ? * tefev + 1177 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 引く, 引っ張る M> 手前に向かって /e/ に力をかけて動かそうとする。 - {qocaf} * tev + 1094 〈動主〉 =〈形〉 短い M> 線状のものの端から端までの距離が小さい。 - {sigil}; {lot} * tevod + 1140 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 折る, 壊す =: 折れる, 壊れる M> /e/ に力や衝撃を加えて、複数の部分に切り離す。 - {dôk}* * tebem + 1995 〈動〉 =〈形:主〉 馬鹿な, 頭の悪い =: バカな M> ものを考えたり理解したりする能力が低い。 U> {tebem} は、知能が低く思考力や理解力が弱いことを表す。{holap} は、一見無意味の行為をよくする様子を表す。 - {holap} * teca + 1293 〈助〉 =〈助動〉 ~の後に, ~以降に =〈接動〉 ~する後に * tecaf + 1564 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 幸運にする =〈形〉 幸運な, 運が良い, ラッキーな M> ? U> ラッキーかそうでないかは基本的にその場限りの話なので、常に運が良いということを意味しない限りは、形容詞としてではなく動詞として用いる。 - {sarac}; {doqtecaf} * tecef + 1564 〈名〉 =〈名〉 運 M> ? E> < {tecaf}.n。 * tecis + 1207 〈副〉 =〈副形〉 まあまあ, そこそこ, それなりに M> 程度が甚だしく高いわけでも甚だしく低いわけでもない。 - {zev} * teqiv + 1386 〈名〉 =〈名〉 町, 街 M> ? - {fosnal}*, {sodaq} * ter + 1128 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 飲む M> /e/ を噛まずに口から体の中へ入れる。 U> 「飲む」という意味で一般に用いられるのが {ter}。「体の内部に入れてしまう」という意味を強調したのが {dazkut}。 - {dazkut}; {sôd}* * tel + 1031 〈名〉 =〈名〉 私, 僕, 俺 U> 一人称単数を表す。日本語のように多様ではなく、{tel} のみである。 U> 一人称複数は {zál} で、{tel avef} とはできない。これは、「私たち」というのは「私」が複数いるのではなく、「私」を含む人間複数を指すためである。 * telmit + 1805 〈名〉 =〈名〉 掌, 手 M> 握ったときに内側になる方の手の表面。 * telef + 1658 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 叩く, 打つ M> ? U> {bozet} と比べて軽く叩くことを表す。 S> {telefes a ces e sotol i tel.} → 彼は私の肩を軽く叩いた。 * telê + 1211 〈間〉 =〈間〉 えー, えっと, あの, その, あのね - {tê}* * telis + 1980 〈名〉 =〈名〉 ご飯, 飯 M> ? U> 炊いた後の食べられる状態のものを指す。 * temic + 1837 〈名〉 =〈名〉 パンツ, パンティー, ショーツ M> 下半身に身につける下着。 * tê + 1211 〈間〉 =〈間〉 えー, えっと, あの, その, あのね U> 次に何を言うかとっさに思いつかなかったときに、話をつなぐために挿入される間投詞。 U> 埋める間が長いときは {telê} を用いる。 - {telê} * têl + 1043 〈動〉 =〈副動〉 ときどき, たまに M> 特定の期間において、5 割くらいの頻度で。 - {vák}, {lof}, {depeq}, {dum} * téd + 1178 〈名〉 =〈名〉 ドア, 扉, 戸 M> 部屋などの出入口に取り付けて、開いたり閉じたりできるようにしたもの。 U> 出入口に取り付けられるものを表すので、雨戸を指して {téd} とは言えない。 * tédser + 1262 〈名〉 =〈名〉 窓 M> 窓に取り付けて、建物の中と外を区切るためのもの。 E> < {téd} + [ser] (< {serik})。 * téc + 1426 〈動〉 =〈副動〉 まず, 初めに, 最初に M> 最も先に。 * téq + 1330 〈名〉 =〈名〉 手 M> ? U> 手首から先の全体を指す。指は含める。 U> 「手をつなぐ」は {téq} ではなく {calok} を用いて {feloq/os/ e calok} と表現する。 * tèk + 1569 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 間, 隙間 M> /izi/ で挟まれている箇所。 U> {tèk izi} [/S/] {o} [/Z/] で「/S/ と /Z/ の間」の意味になり、この形で使われる。 * tèg + 1807 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 不満にさせる =: 不満な M> ものごとがうまくいかなかった結果、/e/ を悪い気分にさせる。 - {hix} * ti + 1094 〈助特〉 =〈接形〉 ~するほど, ~するくらい, ~するように U> 程度を表す。 S> {pa qifit xaras ovop a tel e zis ovel iti revic a'l e'n zedat zehosoc okôk a'l e ces?} → 絶対に護ってやると思えるほどまた誰かを愛することはできるのだろうか。 S> {hixat e tel, vade défad ovip li kalsas i tel ica hax ti liz ovel emic li cit.} → 私は幸せだ、なぜなら私の幸せの基準はもうこれ以上下がらないくらいに下がっているからだ。 * tis + 1035 〈動主〉 =〈形〉 1 の =: 1 * tisfiz + 1305 〈動〉 = 〈動:自〉 (/e/ に /ca/ を) 怯ませる, 尻込みさせる, 気後れさせる, 気が引けさせる, たじろがせる =: 怯む, 尻込みする, 気後れする, 気が引く, 気が引ける, たじらぐ M> /ca/ を行おうとしていた /e/ を怖がらせて、/ca/ をやめようと思わせる。 - {zitil}* * tisit + 1135 〈動主〉 =〈形〉 狭い, 小さい, 小さな M> 面積が小さい。 - {tik}; {vaf} * tisoc + 1555 〈動主〉 =〈形〉 唯一の, 無二の M> それ以外には存在しない。 * tidik + 1354 〈動〉 =〈動:自〉 止まる, 停止する, 立ち止まる =〈動:他〉 (/li/ を) 止める, 停止する M> 動いていたところで動くのをやめる。 U> 語義にある「動く」というのは基本的に移動のことを指し、機械の動作などは指さない。 * tik + 1135 〈動主〉 =〈形〉 小さい, 小さな M> 体積が小さい。 - {tisit}; {vaf} * tikos + 1277 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 選ぶ, 選択する, 決める M> ? U> 選ぶ範囲は {zi} 句で表す。範囲を表す助詞に {kude} というのがあるが、ここでは使わない。 * tikop + 1804 〈名〉 =〈名〉 秘密, 内緒 M> 他の人やグループには教えたり見せたりしないもの。 E> < {tikup}.n。 S> {bari durafet e cal a tel, bari durafet e cal a ris, sokes obazis a tel e tilop i kos.} → 望んでいなかったのに、誰も望んでいなかったのに、私は突然彼の秘密を知ってしまった。 * tikup + 1539 〈動対〉 =〈形〉 (/izi/ で) 秘密の, 内密の, 内緒の M> /izi/ 以外には教えたり見せたりしない。 * tigum + 1280 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 苦しめる =: 苦しい, 苦しむ M> 望んでいないことをしなければならないために /e/ をつらくさせる。 U> 語義から分かるように精神的苦痛を表す。肉体的苦痛は {guvot}。 U> {cavef} と対応する。 * tific + 1072 〈名〉 =〈名〉 子供, 小児 M> 大人としてはまだ十分に成長していない人。 U> 女性なら {hay} もしくは {fitul} に、男性なら {tiqat} に相当する人を、性別について言及せずに指す単語である。 - {kez}, {láv} * tives + 1573 〈名〉 =〈名〉 集団, 団体, グループ M> 行動などをともにしているいくつかの人や物の集まり。 U> 基本的には人の集まりを指すが、人以外でも良い。 * tivêt + 1980 〈動主〉 =〈形〉 少種類の M> 種類が少ない。 U> 数量には言及せず、単に種類が少ないことだけを表す。 - {valas} * ticif + 1139 〈動主〉 =〈形〉 単なる, ただの M> 全く重要でないように思われて興味を惹かないような。 * tiqat + 1050 〈名〉 =〈名〉 少年, 男の子, 男子 M> 3 歳から 14 歳くらいまでの男の人間。 - {hay}, {fitul} * tiqol + 1362 〈動〉 =〈副動〉 さて, ところで, 一方, それで M> これまでの話とは異なる話題だが。 U> 日本語の「さて」などより使われる頻度は少ない。この理由の 1 つとしては、長文においては話題を大きく変えたいときは段落を変えることが多いので、わざわざ {tiqol} を使う必要がないことが挙げられる。主に、途中で話題が脱線して、話をもとに戻すときに使われることが多い。 * tijdef + 1037 〈動主〉 =〈形〉 古い, 中古の M> 成立してから一度使われている。 U> 英語で言う used や second-hand。 - {qôl}*, {judem}; {yesaf} * tir + 1994 〈名〉 =〈名〉 飲み物, 飲料 M> 飲むためのもの。 E> < {ter}.n。 * tirad + 1203 〈名〉 =〈名〉 音, 物音 M> ? U> {tirad} は音波として聞こえるもの全体を表す。一方 {xerat} は、音のうち音楽に関係するものだけを表す。したがって、例えば足音は {tirad} と言えるが (特別に音楽という芸術の範疇として捉えるわけでないならば) {xerat} とは言えない。 - {xerat} * tiris + 1050 〈名〉 =〈名〉 赤ん坊, 赤ちゃん M> 生まれてから 3 歳くらいまでの人間。 U> 男女の区別はしない。 * tilaq + 1658 〈名〉 =〈名〉 耳 M> ? * tim + 1629 〈副〉 =〈副形〉 少し, ちょっと, わずかに M> ? - {bam} * tît + 1035 〈名〉 =〈名〉 1 秒, 1 秒間 =: 秒 M> ? U> ハイリア暦で定められる 1 秒は、地球における 0.864 (108/125) 秒に等しい。ただし、ハイリア暦で定める時刻の表現は実際にはあまり使われていないため、単に {tît il'atis} と言ったら地球の 1 秒を指すと考えて良い。 * tîv + 1071 〈動主〉 =〈形〉 速い, 速やかな, 迅速な, 素早い =〈副動〉 速く, 速やかに, 迅速に, 素早く M> ものごとを始めてから終わるまでにかかる時間が少ない。 - {vit}*, {fev}; {lôm} * tîvif + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から) 消える, 消滅する M> 一瞬のうちに /zi/ から消える。 - {pariq}*, {holpas}, {firnif} * tîb + 1069 〈動主〉 =〈形〉 涼しい, 冷たい M> 温度が程よく低くて心地良い。 - {bigit}; {mozas} * tîn + 1420 〈動主〉 =〈形〉 1 つの M> ? E> 意味は {il'atis} と同じ。ただし、{il'atis} が 1 個なのか 2 個なのかなど個数を言及して 1 個であることを表すのに対し、{tîn} はあるのかないのかに言及して 1 つあることを述べる。「1 個も~ない」や「一度も~ない」などのように、否定文とともに使われることが多い。 S> {duqifet cazos a tel ca ces e ref i'l la tal atîn edif.} → 私の願いを彼に伝えることなど一度だってできなかった。 S> {ri kodis e ref atîn i loc, pa rafat a loc e'n lis e pil?} → もし願いが 1 つ叶うとしたら、何を叶えたいですか? * tís + 1505 〈副〉 =〈副特〉 だけ, ただ, 単なる M> ? S> {dîtikis e tel a'n licac etís a'l e'n pisimac e zes.} → 人が困っているのをただ見ているだけではじれったい。 - {tut}* * tílir + 1966 〈名〉 =〈名〉 クローバー, シロツメクサ M> ? * tílirsítpiv + 1966 〈名〉 =〈名〉 四つ葉のクローバー M> 葉を 4 枚持つクローバー。 E> < {tílir} + {sít} + {piv}。 U> 幸せや幸運の象徴。 * tìf + 1974 〈名〉 =〈名〉 粉, 粉末 M> ? * tosol + 1982 〈名〉 =〈名〉 帽子, キャップ, ハット M> ? U> 英語の cap と hat は区別しない。 * tov + 1134 〈動主〉 =〈形〉 あらゆる, それぞれの, 各々の, 毎, 各 M> ? U> {tov} は 1 つずつに注目するが、{ves} は全体をまとめて 1 つとして見る。それぞれ英語の every と all に対応する。この 2 つはニュアンスが異なるだけで、表される内容は同じである。 - {ves} * toq + 1379 〈名〉 =〈名〉 自分, 自身, 自分自身 M> ? U> 一人称の意味はない。また、生物も無生物も指し得る。 U> 具体的に何を指しているかは文脈に依存する。必ず主語を指すなどの規則はないので注意すること。 U> 単に指示代詞を使うよりも {toq} を使った方が「それ自身に向かって」というニュアンスが強くなる。例えば {bozetes a ces e ces} と {bozetes a ces e toq} は表す内容は同じだが、後者の方が「自分で自分を殴った」ということが強く表現される。 * tolák + 1994 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 料理する, 調理する, 作る M> ? U> 料理の方法は問わない。英語の cook と違い、火を使っていなくても良い。 U> {e} 句には完成品が置かれる。{qe} 句は使わない。 * tolék + 1994 〈名〉 =〈名〉 料理 M> ? E> < {tolák}.n。 - {sûd}*, {tonas} * tonas + 1500 〈名〉 =〈名〉 食事, ご飯 M> 栄養を取るために食べるまとまった食べ物。 - {sûd}*, {tolék} * tonaspôd + 1500 〈名〉 =〈名〉 朝食, 朝ご飯 M> 朝に食べる食事。 E> < {tonas} + {pôd}。 * tonasxav + 1500 〈名〉 =〈名〉 昼食, 昼ご飯 M> 昼に食べる食事。 E> < {tonas} + {xav}。 S> {dusôdat omez a'l e tonasxav bava nîpes a tef ic'16.} → 16 時が過ぎたのにまだ昼食を食べていない。 * tonaslon + 1500 〈名〉 =〈名〉 夕食, 夕飯, 夕ご飯 M> 夕方から夜に食べる食事。 E> < {tonas} + {lon}。 * tòd + 1870 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 出会う, 巡り合う, 遭遇する, 逢う, 会う M> 予期せずに /e/ と同じ場所にいることになる。 U> ばったり出会う感じ。 - {câs} * tòlec + 1767 〈動〉 =〈動:自〉 転がる =〈動:他〉 (/li/ を) 転がす M> 移動している方向に回転しながら移動する。 * tut + 1079 〈副〉 =〈副特〉 だけ, のみ M> ? U> 必ず非限定用法になるが、直前にタデックを置くことはしない。 U> {tut} は、それが修飾しているもの以外は当てはまらないことを表す。一方 {tís} は、それが修飾しているものだけで十分で、他のものはそうでなくてもそうであっても良いことを表す。例えば、{tut} は「お金以外のものは一切いらない」という意味で「お金だけがほしい」と言いたいときに用い、{tís} は「お金さえ手に入れば他のものはあってもなくても良い」という意味で「ただお金がほしい」と言いたいときに用いる。英語の only と just がそれぞれ {tut} と {tís} に当たる。 S> {pariqat a loc, fa kezisat a loc ca zîd afik e tel etut.} → あなたは私だけをここに残して消えてしまった。 S> {ri etut helcisac a'l e rêy afik, kilat a'l e'n zefedis a tel e cal.} → この恋が遊びでありさえすれば、そんなことにはすぐ納得できるだろう。 - {tís} * tud + 1804 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ が) ない M> ? U> {dukav} と同じ意味だが、{dukav} より否定の意味が強い。 - {kav} * tudkol + 1804 〈動主〉 =〈副動〉 急に, 突然, 突如 =〈形〉 急の, 突然の M> 予兆が全くなく。 E> < {tud} + [kol] (< {kolcav})。 - {bâl}, {bazis} * tuf + 1135 〈動主〉 =〈形〉 少ない, 少しの, わずかな, ちょっとの M> 数量が小さい。 - {vôl} * tufos + 1071 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 呟く M> 誰かに向けてというわけではなく、/e/ を言う。 U> 小声である必要はない。 - {kéc}*, {lak}, {rafles}, {caz}, {liz} * turef + 1230 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 孤独にする =: 孤独な M> 自分を理解してくれる仲間がいないと /e/ に感じさせる。 - {situt}* * turif + 1230 〈名〉 =〈名〉 孤独, 孤独感 M> 自分のことを理解してくれる人はいないという思い。 E> < {turef}.n。 * tuldik + 2009 〈動主〉 =〈形〉 辛い M> 食べると舌や鼻に刺激がある。 U> ワサビなどのツーンとする辛さを表す。ピリッとする辛さは {diqtil}。 * tulaf + 1837 〈動対〉 =〈形〉 空の, 空っぽの =〈動:自〉 空にする M> 容器状のものの中身が何もない。 - {votiq} * tûl + 1276 〈動主〉 =〈形〉 小さい, 小さな, 少ない, 低い M> ? - {vôs} * tùk + 1071 〈動主〉 =〈形〉 異常な, 突飛な, 奇抜な, 奇妙な, 非凡な, 特異な, 風変わりの, 並外れた M> あまり見られたり当てはまったりするわけではないような。 U> ネガティブなニュアンスはない。褒め言葉になることもある。 - {vekos} * dasos + 1540 〈動対〉 =〈形〉 重要な, 大切な, 大事な M> 大きな意味がある。 - {sokes} * dazkut + 1128 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 飲み込む M> /e/ を飲み込んで体の中にすっかり入れてしまう。 U> 比喩的に用いられることが多い。 - {ter}* * dat + 1034 〈名〉 =〈名〉 何も~しない U> 不在の物の代詞。 U> {zat adak} と同じ意味だが、普通は {dat} を用いる。特に「何もしない」ということを強調したければ {zat adak} と表現する。 * dak + 1034 〈動主〉 =〈形〉 どんな~も~しない U> 不在の修飾の代詞。 * daf + 1979 〈動主〉 =〈形〉 1/10 の =: 1/10 * davom + 1094 〈動主〉 =〈形〉 太い, 太った M> 線状のものの幅の間の距離が大きい。 - {lot}*; {sigil} * dalaz + 1505 〈動対〉 =〈形〉 元気な, 活発な, 快活な =〈副動〉 元気に, 活発に M> ? * dales + 1068 〈名〉 =〈名〉 イヌ =: 犬 M> ? * dalet + 1797 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) ドキドキさせる =: ドキドキする M> 不安や恐怖などで心臓の鼓動が速まっている状態に /e/ をする。 U> {dalet} も {rétik} も心臓のドキドキを表すが、{dalet} は負の感情で {rétik} は正の感情を表す点で異なる。大舞台に立つ直前やお化け屋敷の中など、不安, 恐怖, 緊張などから来るものは {dalet} で、期待などから来るのは {rétik}。なお、どちらも感情の表現なので、激しい運動をしたなどで単に心臓の鼓動が速くなっているだけの状態は指さない。 - {rétik} * dalok + 1139 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 突く M> 棒状のもので刺さらない程度に /e/ を強く押す。 U> 突くのに利用するものは {qi} 句で表現する。 * dâd + 1094 〈動主〉 =〈形〉 厚い M> 平面的なものの一方の面から裏側の面までの距離が大きい。 - {sifit} * dâcak + 1760 〈名〉 =〈名〉 胸, 胸部 M> 胴の上半部で正面から見て視界に入る部分。 U> 乳房を指すわけではない。 * dà + 1243 〈連〉 =〈接動〉 しかし, だが, けれども U> 節を結ぶときのみ使われる。 - {à} * de + 1142 〈助〉 =〈助動〉 ~なしで U> 接続詞の用法はない。動詞型不定詞の名詞用法をとることで「~せずに」の意味になるが、名詞用法を {kin} 節に置き換えて {de kin} [~] という言い方はしない。この場合は、{fa} [du~] とする。 - {fi} * destek + 1658 〈名〉 =〈名〉 歯 M> ? * desket + 1547 〈名〉 =〈名〉 学問, 学術 M> ? * deset + 1243 〈名〉 =〈名〉 ベッド, 寝台 M> ? * desek + 1574 〈名〉 =〈名〉 靴, 履物 M> ? U> 「靴を履く」は {kôm/os/ e desek}。 * dezet + 1070 〈名〉 =〈名〉 椅子, 腰掛け M> 上に座るための家具。 * detrad + 1209 〈動主〉 =〈形〉 静かな, 静寂な M> 物音が全くと言えるほどない。 E> < [de] + {tirad}。 - {kelem}*, {xedfet} * dek + 1035 〈名〉 =〈名固〉 デック =: ピリオド N> 文の終わりに打つ。転写には [.] (ピリオド) を用いるが、実際のデックは 2 つの点からなるので、シャレイア文字で書くときは注意。 * deklot + 1253 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 跡, 痕跡, 形跡, 証拠 M> /izi/ が過去に実際に起こったことを示すもの。 U> {izi} 句には基本的に {kin} 節が置かれる。この {kin} は縮約されることが多い。 * def + 1979 〈名〉 =〈名〉 1/10 E> < {daf}.n。 * defes + 1888 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 思いつく, 考えつく, 気づく M> ? - {fedak}*, {kebat} * dev + 1035 〈名〉 =〈名〉 ペン, 筆記具, 筆記用具 M> 文字や絵などの図形を書くために用いられる道具。 U> 筆記用具全般を指すが、単に {dev} とだけ言われた場合はシャープペンシルを指す場合が多い。 * depeq + 1043 〈動〉 =〈副動〉 めったに~しない, ほとんど~しない =: めったに, ほとんど M> 特定の期間において、1 割から 3 割くらいの頻度で。 - {vák}, {lof}, {têl}, {dum} * deb + 1043 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 疲れさせる, 疲労させる, くたびれさせる =: 疲れる, 疲労する, くたびれる M> 体力や気力などを使わせ、活動する気をなくさせて休憩したくする。 U> 疲れをよりひどくしたのが {bedem}。 - {bedem} * debeg + 1204 〈名〉 =〈名〉 苦境, ピンチ M> 不利になってどうすれば良いか悩んでいる状況。 U> ピンチでも解決策がまだあるような状態は {debeg}、これといった解決策もなくどうしようもない状態にまでなったのが {giljot}。なお、{debeg} の意味に {giljot} が含まれているというよりは、ピンチの度合いが軽い方が {debeg} で重い方が {giljot} という感じである。 U> 場所として見立てられる。「ピンチに陥る」は、{kûv/os/ ca debeg} やより陥ってしまったことを強調して {dâkut/os/ a debeg} と言う。「ピンチから脱する」は {foval/os/ zi debeg}。ピンチに陥って脱するまで全体の過程を指して「ピンチを越える」は {lifoq/os/ e debeg}。 - {giljot} * debuz + 1044 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 意気消沈させる =: 意気消沈する M> /e/ の気分を良くなくし、/e/ を何に対してもやる気がでない状態にする。 U> やる気がでない原因は、何かつらいことがあって気が塞いでいるなどの精神的な面である。疲労などの肉体的な面が原因の場合は {bedem}。 * decat + 1974 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ と) 決心する, 決意する, 決める M> /e/ という自分の意志をはっきりさせる。 S> {decates a ces e kin foskolis a's e tikop ca refet.} → 彼は友達に秘密を告白すると決心した。 * decik + 1982 〈名〉 =〈名〉 裏, 裏面, 裏側 M> 平らなものの 2 つの面の主でない方。 U> 「下を向いている方の面」というニュアンスはない。 - {sòhik} * deq + 1057 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) させる M> /e/ を行うように /ca/ に頼み、 実際に /ca/ が実際にそれを行う。 U> 使役を表す。他動詞表現と混同しないように注意。 U> シャレイア語では珍しく、使役対象が実際に言われたことを行うところまで含意する。 * deqig + 1304 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 命じる, 命令する M> /e/ を行うように /ca/ に言う。 U> {deq} に比べて命令の意味が強く、「命じた相手は逆らいにくい」などのニュアンスが含まれる。 * deqot + 1994 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 断る, 拒む, 拒否する, 拒絶する M> 要求や依頼である /e/ を行うことはできないと主張する。 * deras + 1072 〈動〉 =〈動:自〉 寝る, 寝転ぶ, 横になる, 横たわる, 倒れる =〈動:他〉 (/li/ を) 寝かす, 横にする, 倒す M> ? - {hilok} * derex + 1140 〈動〉 =〈動:自〉 雨が降る, 降雨する M> 空から水が降ってくる。 U> 助詞句を伴わず、単独で用いられる。 * deri + 1379 〈助〉 =〈接動〉 ~しない限り U> 英語の unless と同じで、/S/ {ri} [du/Zos/] と /S/ {deri} [/Zos/] は意味が異なる。前者は単に /Z/ でないときは /S/ であると言っているだけで、/Z/ である場合でも /S/ であり得る。一方、後者は /Z/ である場合を除いて /S/ であることを表す。言い換えれば、/S/ であるためには /Z/ が偽である必要がある。 * derix + 1140 〈名〉 =〈名〉 雨 M> 空から降ってくる水。 E> < {derex}.n。 U> 「雨が降る」を表現するとき、それを天気として捉えるならば {derex/os/} と動詞の方を助詞句なしで単独で用いる。一方で、雨というものが空から降ってくることそのものに注目する場合は {deliv/os/ a derix} と言う。 * delkot + 1974 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ と) 定義する, 定める M> 他のものと明確に区別できるように、/e/ の意味を /ca/ という言葉を用いて限定する。 * delgut + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 所有する, 所持する M> /e/ が自分のものであるとし、自分の思うがままにできるようにする。 U> 意味は狭く、使われる頻度もそれほど高くない。所持というより支配に近いニュアンスをもつ。 - {kav}*, {kût}, {cikek} * delmet + 1293 〈名〉 =〈名〉 カメ M> ? * delef + 1246 〈名〉 =〈名〉 床 M> 部屋の下部を仕切っている底面となる部分。 * deliz + 1135 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に /zi/ に) 従う M> /zi/ が頼む /e/ を実際に行う。 U> 頼まれた相手が {zi} 句で、頼まれた内容が {e} 句。従う相手は {ca} 句ではなく {zi} 句で表すので注意。 * deliv + 1247 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 落ちる, 落下する =〈動:他〉 (/li/ を /ca/ に) 落とす M> ? * deloq + 1982 〈名〉 =〈名〉 底 M> 容器状のものの中で、一番下の部分。 U> 下の方の空間を指すので、「底面」の意味はない。 * dem + 1074 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ から) 下, 下方 M> ? - {hif} * demes + 1149 〈動〉 =〈動:自〉 沈む =〈動:他〉 (/li/ を) 沈ませる M> 液体の中や表面にあった状態から、底まで下降する。 U> 底に着いた瞬間が完了相。 * denit + 1255 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 下る, 降りる M> 傾いている /e/ の上を通って、上方から下方へ移動する。 - {hisez} * denos + 1300 〈名〉 =〈名〉 窪み, 窪地, 穴 M> ? - {filot}* * dehis + 1070 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 拾う, 拾い上げる M> 落ちている /e/ を取り上げる。 U> {e} 句は地面の近くにあるもの。したがって、地面に生えている花などを摘む場合も {dehis} と言える。 * dêg + 1045 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 憂鬱にさせる, 気が重くさせる =: 憂鬱な, 気が重い M> 近い未来に望まないことが起こるのが分かっているために、/e/ をつらくさせる。 * dêv + 1149 〈動〉 =〈動:自〉 下がる, 下降する =〈動:他〉 (/li/ を) 下げる M> 下方向へ移動する。 - {hîf} * dêm + 1094 〈動主〉 =〈形〉 深い M> 地面などの基準となる水平面から下端までの距離が大きい。 - {hiq}*, {hîc}; {fesad} * détek + 1658 〈名〉 =〈名〉 階段 M> 高さが異なる場所を行き来するための 1 段ずつ昇り降りするような通路。 * déf + 1094 〈動主〉 =〈形〉 低い M> 地面などの基準となる水平面から上端への距離が小さい。 - {fesad}, {dèl}; {hiq} * déq + 1068 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 座る, 腰掛ける M> 脚を曲げて、体より下にある /ca/ に体重を支えられる姿勢をとる。 U> 「椅子に座る」は単に {déq/os/ ca dezet} で良い。{két} のようにわざわざ {déq/os/ ca hif izi dezet} とするのは誤りである。 - {hit} * déqit + 1574 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 見下す, 見くびる, 馬鹿にする, 軽視する M> /e/ より自分の方が優れていると考えてそのような態度をとる。 U> 相手が自分よりは程度が低いと考えて少し偉そうな態度をとることを表す。{déqit} は軽蔑とまではいかず、それほど大きなマイナスイメージはない。より見下す度合いが高いものは {belted}。 - {belted} * déx + 1072 〈動〉 =〈動:自〉 寝る, 眠る, 睡眠する, 就寝する M> 目を閉じて、一時的に意識のない身体を休める状態になる。 - {feket} * dès + 1135 〈副〉 =〈副形〉 より~でない M> ? U> 劣等比較を表す。 - {dèsvav}, {mic} * dèsvav + 1876 〈副〉 =〈副形〉 以下 M> ? E> < {dès} + {vav}。 U> 「全く同じ場合も含める」ということに特別言及しなければならない場合に限り {dèsvav} を用いる。そうでない場合は単に {dès} にする。 - {dès}, {micvav} * dèt + 1864 〈名〉 =〈名〉 机, テーブル M> 上に物を置いて利用する、平らな部分が何本かの脚で支えられた形状をもつ家具。 - {zeqil}* * dèfet + 1974 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ に) 基づかせる, 則らせる, 準じさせる =: 基づく, 則る, 準ずる, 準じる M> ? * dèl + 1292 〈動主〉 =〈形〉 低い M> 基準となる水平面から上への距離が小さい位置にある。 - {dêf}, {fesad}; {hîc} * di' + 1255 〈縮〉 =〈縮〉 {ditat} * dit + 1104 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) ? U> {ditat e kin} [~] の形で命令文を表す。助動詞的に用いられ、{e kin} は省略されるのが普通である。口語では、さらに {ditat} が {di'} に縮約されたり、{di'} すらも省略されて命令したい文がそのまま述べられることがある。{ditat} をきちんと言う場合、{di'} に縮約して言う場合、{di'} すらも言わない場合の順で丁寧度が下がる。日本語で言うならば、最初の場合は「~してください」、次の場合は「~しなさい」や「~して」、最後の場合は「~しろ」に相当する。 U> 「~するな」のような禁止は、{dit} を否定形にするのではなく {kin} 節内の動詞を否定形にする。例えば「食べるな」なら {duditat sôdis} は誤りで {ditat dusôdis} が正しい。 * ditak + 1360 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 乗る, 載る =〈動:他〉 (/li/ を /ca/ に) 乗せる, 載せる, 積む, 積み込む M> 乗り物などである /ca/ の上や中に身を置く。 * dite + 1873 〈助〉 =〈助動〉 ~までに, ~まで =〈接動〉 ~までに, ~まで U> 期限を表す。 * dikak + 1196 〈名〉 =〈名固〉 ディカック N> 単語の前に置いてその単語が固有名詞であることを表す。英語などで大文字にする代わりだと思えば良い。 N> 全ての固有名詞の前に置かれるとは限らない。人名や地名の前には必ず置かれるが、それ以外の場合は置かれる場合と置かれない場合がある。 * dif + 1204 〈副〉 =〈副特〉 さえ, さえも, すら, すらも M> ? * dib + 1969 〈名〉 =〈名〉 疲労, 疲れ M> 体力や気力などを使った結果、活動する気をなくさせて休憩したくする状態。 E> < {deb}.n。 * dibe + 1415 〈間〉 =〈間〉 ごめん, ごめんなさい, すまん, すいません, すみません E> < {dibem}。 * dibem + 1193 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 謝る, 詫びる, 謝罪する M> /e/ ということで迷惑をかけてしまった /ca/ に許してもらうよう言う。 U> {e} 句は悪いことの内容で、{ca} 句は謝る相手。 * dibul + 1237 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 反省する M> 過去に行ってしまった /e/ が悪いことだと認め、そうしてしまったことを悔やむ。 * diqtil + 1994 〈動主〉 =〈形〉 辛い M> 食べると舌などに痺れるような刺激がある。 U> 唐辛子などのピリッとする辛さを表す。ツーンと来る辛さは {tuldik}。 * dir + 1203 〈名〉 =〈名〉 涙 M> 悲しいときに目から流す液体。 - {lirit}* * dilsiz + 1299 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 横切る, 横断する, 貫く M> ? * dilfe + 1644 〈間〉 =〈間〉 よろしく, よろしくお願いします U> 自己紹介のときに使う。 * dilik + 1246 〈名〉 =〈名〉 鏡, ミラー M> ? U> あくまで {dilik} は板状のものを指すので、「鏡の中」は {qofos izi dilik} と言う。この表現では、鏡で仕切られた空間のうち遠い方を指す可能性もあるが、そのような解釈ができる特別な文脈でない限り、{qofos izi dilik} は像が映っている鏡像の世界を表す。 * dilot + 1338 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 数える, 勘定する M> /e/ の数量を調べる。 U> 個数だけでなく量を調べる場合でも使える。例えば {dilot/os/ e rix} と言えば、どのくらいの量の水があるか調べることになる。 U> 個数を調べることがメインであって、その 1 つずつが何であるかを確認する、すなわち「列挙する」という意味合いはない。これは {loskot} を用いる。 * dîtik + 1526 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 苛つかせる, 苛立たせる, イライラさせる, もどかしくする, じれったくする =: 苛つく, 苛立つ, イライラする, もどかしい, じれったい M> 物事が /e/ の思うようにいかないために /e/ を不快な気分にさせる。 - {zidig}* * dîg + 1505 〈名〉 =〈名〉 憂鬱, 憂鬱感 M> 近い未来に望まないことが起こることが来るつらい思い。 E> < {dêg}.n。 * dìl + 1292 〈名〉 =〈名〉 低く M> 基準面からの上方向への距離が小さい場所。 E> < {dèl}.n。 - {hâc} * dìlek + 2009 〈動主〉 =〈形〉 しょっぱい, 塩辛い M> ? * doz + 1071 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) しなければならなくする, 余儀なくさせる =: しなければならない, する必要がある M> ? U> 助動詞的に用いることが多い。 U> この動詞を否定して {dudoz/o/t e kin} [~] とすると、「~する必要はない」という意味になる。一方、{doz} を否定するのではなく {kin} 節内の動詞を否定すると「~してはならない」の意味になる。 * dozeg + 1316 〈動主〉 =〈形〉 難しい, 困難な M> 行うのに多くの手間や努力を必要とする。 U> 日本語ではしばしば不可能の意味で「難しい」と言うことがあるが、シャレイア語ではそのような意味で {dozeg} を使うことはしない。 - {rafef} * dod + 1044 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 悲しませる =: 悲しむ, 悲しい M> ? U> {qôf}, {hôr}, {fon}, {debuz} など様々な負の感情の総称。 * dok + 1266 〈名〉 =〈名〉 1 kg, kg =: キログラム * dokol + 1150 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 終える, 終了する, 完了する =: 終わる M> ? U> 「終わる」には受動相当表現を用いる。 U> 完了相に相当する。単に完了相を用いるよりも「完了した」ということが強調できる。 - {nibit}*, {fôc} * dogos + 1345 〈動対〉 =〈形〉 絶望した =〈動:自〉 (/e/ を) 絶望させる =: 絶望する M> ? U> 慢性的に感じる鈍い絶望感を表す。 U> 何か外的要因があってこの状態に陥るというわけでもないので、他の感情動詞と違って形容詞として用いることが多い。 * dogus + 1345 〈名〉 =〈名〉 絶望, 絶望感, 自己嫌悪 M> ? E> < {dogos}.n。 * dovek + 1362 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 踏む, 踏みつける M> 足を /e/ の上に置き、/e/ に体重をかけて力を加えること。 U> {e} 句に対して意識的に上に足を載せて力を加えることを表す。単に上に立っただけで {dovek} と言うことはない。 * dopar + 1046 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 不安にさせる, 緊張させる =: 不安な, 緊張する M> 慣れないことをこれからしなければならいために、/e/ を不安にさせる。 U> あくまで心理的な面だけを表し、「体がこわばる」などの含意はない。 - {páz}* * docit + 1043 〈動〉 =〈副動〉 かもしれない M> 起こる確率が 10 % から 30 % くらいである状態で。 - {kôk}, {sol}, {cêl}, {dûg} * doq + 1505 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ で) ない M> ? U> {dusal} と同じ意味だが、{dusal} より否定の意味が強い。「~でない」と言いたいときは普通は {dusal} を用い、特別に否定を強調したいときに {doq} を使う。 H~ 1804: もともとは否定を表す形容詞だったが、修飾限定則に反するような気がしたため、{sal} の否定語と位置づけることにした。 - {sal} * doqsaret + 1995 〈動主〉 =〈形〉 まずい M> ? E> < {doq} + {saret}。 - {saret} * doqtecaf + 1564 〈動対〉 =〈動:他〉 (/e/ を) 不運にする, 非運にする =〈形〉 不運な, 非運な, 運が悪い M> ? E> < {doq} + {tecaf}。 - {tecaf} * doqkòq + 1807 〈動主〉 =〈形〉 不安定な, 落ち着かない M> 状況や性質などがよく変わる。 E> < {doq} + {kòq}。 - {kòq} * doqgilit + 1143 〈動主〉 =〈形〉 丸まった, 丸みを帯びた M> 先端が細くなっていない。 E> < {doq} + {gilit}。 - {gilit} * doqvalát + 1837 〈動主〉 =〈形〉 無名な M> あまり人に知られていない。 E> < {doq} + {valát}。 - {valát} * doqlivem + 1574 〈動主〉 =〈形〉 でこぼこな, 凹凸のある M> 表面に多くの突起がある。 E> < {doq} + {livem}。 - {livem} * doqhiv + 1135 〈副〉 =〈副形〉 最も~ない, 一番~ない M> ? E> < {doq} + {hiv}。 - {hiv} * doqof + 1258 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ と) 勘違いする, 誤解する, 思い違える M> 真実とは異なる /e/ が本当だと思ってしまう。 * doj + 1044 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) つらくさせる =: つらい M> いたくない状況にいる結果、/e/ を耐えがたく感じさせる。 U> 意味は広い。これに「今にも折れそう」というニュアンスが加わるのが {fitig}。 - {fitig} * doris + 1092 〈動〉 =〈動:自〉 泣く, 涙する, 号泣する M> 悲しみや苦しみを我慢できずに泣く。 - {réd}* * dol + 1034 〈名〉 =〈名〉 どんなことも~しない, 何も~しない U> 不在の事の代詞。 * doldaz + 1134 〈名〉 =〈名〉 ゾウ =: 象 M> ? * domet + 1071 〈動主〉 =〈形〉 遅い =〈副動〉 遅く M> ものごとを始めるまでの時間が多い。 - {mêl}*, {lôm}; {fev} * don + 1245 〈名〉 =〈名〉 間違い, 誤り M> 実際に起こったわけではないこと。 E> < {dun}.n。 - {nés} * dôz + 1134 〈動主〉 =〈形〉 重い M> 持ち上げるのにたくさんの力を必要とする。 - {háp} * dôk + 1074 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 壊す, 破壊する =: 壊れる M> /e/ に力や衝撃を加えて、いくつかの部分に分けてしまう。 U> 力でいくつかの部分に分けるのが {dôk}、もっと多くの部分に分けるのが {baval}。これらの 2 つは外見が変化してしまっている。{dôk} の破壊の意味合いを強めたのが {baljuk} で、{baval} においてそれぞれの欠片が粉々になっているという意味を加えたのが {voltig}。一方で、正常に動作しなくしてしまうのが {medel} であり、これは外見が変化するとは限らない。ここまでの単語はマイナスのイメージをもつが、{tevod} はマイナスイメージをもたない。 - {baval}, {medel}, {baljuk}, {voltig}, {tevod} * dôl + 1245 〈名〉 =〈名〉 間違い, 誤り M> ? E> < {dûl}.n。 - {yét} * dôlas + 1976 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) だるくする =: だるくなる, だるい M> /e/ に行動する気力を湧かなくする。 * du~ + 1036 〈間〉 =〈間〉 いいえ, ノー * dus + 1034 〈名〉 =〈名〉 誰も~しない U> 不在の人の代詞。 U> {zis adak} と同じ意味だが、普通は {dus} を用いる。特に「誰もしない」ということを強調したければ {zis adak} と表現する。 * dutvol + 1045 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 激怒させる, 憤慨させる, 憤怒する, キレさせる =: 激動する, 憤慨する, 憤怒する, キレる M> ? - {bâg}*, {golgut} * dud + 1505 〈名〉 =〈名〉 悲しみ M> ? E> < {dod}.n。 * dufit + 1045 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 恥ずかしがらせる =: 恥ずかしい, 恥ずかしがる M> 過去の行動が原因で、/e/ に恥ずかしいと感じさせる。 - {sîr}* * dufoq + 1363 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 否定する M> /e/ が真実ではないとはっきり言う。 - {yasal} * duj + 1462 〈名〉 =〈名〉 つらさ, つらみ M> いたくない状況にいる結果生じる耐えがたい思い。 E> < {doj}.n。 * dum + 1043 〈動〉 =〈副動〉 全く~しない, 全然~しない =: 全く, 全然 M> 特定の期間において一度もそのようなことがなく。 U> 語義に「~しない」は含まれているので、動詞を否定化する必要はない。 - {vák}, {lof}, {têl}, {depeq} * dun + 1140 〈動主〉 =〈形〉 間違った, 間違いの, 誤りの M> 実際に起こったこととは異なる。 - {nás} * duhol + 1729 〈名〉 =〈名〉 無, 虚無 M> 何も存在しない状態のもの。 U> {dat} や {dol} などとは違い、「何もない」という状態の何らかのものを表す。 * dûd + 1034 〈名〉 =〈名〉 どこも~しない U> 不在の場所の代詞。 * dûg + 1043 〈動〉 =〈副動〉 決して~しない, 絶対に~しない M> 起こる確率がほとんど 0 % だと言える状態で。 - {kôk}, {sol}, {cêl}, {docit} * dûl + 1245 〈動主〉 =〈形〉 間違った, 間違いの, 誤りの M> ? - {yát} * kas + 1330 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ の) ままになる =〈動:他〉 (/li/ を /e/ の) ままにする M> ? U> {sal} に「もともと {e} 句の状態で今後もその状態を保つ」という意味を加えたもの。{sal} と同じように {e} 句には形容詞を置くことができる。 * katlis + 1458 〈名〉 =〈名〉 瞼 M> ? E> < [kat] (< {katib}) + [lis] (< {lisaz})。 * katib + 1458 〈名〉 =〈名〉 蓋, キャップ M> ? * kadeg + 1134 〈名〉 =〈名〉 石 M> ? U> {kadeg} は手で掴んで簡単に持ち上げられる程度の大きさのものを指す。それ以上大きい物は {gildat}。 - {gildat} * kadi + 1387 〈助〉 =〈助動〉 ~として U> {kadi} [/S/] というのは、{salot e} [/S/] という文がその文の後に省略されていると見なせる。これはしばしば比喩的になる。例えば以下の 1 番目の例文では、「そのことは私の中に残っている」という文に {kadi pelsof} がつくことで、「そのことというのは思い出である」という情報が付加されている。また、これを踏まえると「子供として扱う」の「~として」は {kadi} 句では表現できないことが分かる。なぜなら、扱っている対象が実際に子供であるわけではないからである。 S> {kezisat a cal ca soxot i'l kadi pelsof.} → そのことは思い出として私の中に残っている。 S> {likxeloq ofimer a cit li tel kadi xahal.} → それは太陽としてそっと私を照らしている。 * kadit + 1498 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 束ねる, まとめる M> たくさんの /e/ を 1 ヶ所に集めて一括りにする。 * kafel + 1249 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 抱く, 抱える, 抱擁する M> 腕で /e/ の周りを囲むようにし、自分の方に引き寄せる。 U> 「思い切り」というニュアンスを加えたのが {halxaf}。恋人を抱くときは {halxaf} を用いることが多い。 - {halxaf} * kav + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ が) いる, ある, もつ M> /a/ に関連して /e/ が存在している。 U> {kav} は、所有というよりは目的語の存在に重点が置かれる。英語の have に似て意味は広く、例えば「兄がいる」を {kav/os/ a nîl} と言える。一方、{kût} は所有の意味合いが強くなり、自分のものであることを明確に示す。ただし、それを身につけている必要はなく、家などに保管してあるなどの場合でも使える。それに対して、{cikek} は自分のものであるかどうかに関係なく、その場で携帯している場合に用いる。{delgut} は {kût} の所有のニュアンスを強めたもので、「自分の思うがままにできる」といった意味が込められる。 - {kût}, {cikek}, {delgut}, {tud} * kacet + 2095 〈動主〉 =〈形〉 話題にされ得る, 取り立てて言われる M> ? U> {satix} ほど特別なことではないが、かといってわざわざ話題にされないような平凡なことでもないようなときに使う。 - {satix} * kaq + 1035 〈動主〉 =〈形〉 8 の =: 8 * kal + 1305 〈名〉 =〈名〉 能力, 機能 E> < {kil}.n。 U> 何の能力かは {ile} 句で表現する。 U> 人間に関しても機械に関しても使える。 * kalsas + 1094 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 基準, 水準 M> /ica/ について何か判断するときに比較する対象となる一定の程度。 U> 基準の厳しさは {hiq}, {déf} で表す。その基準を満たすのが難しいほど {hiq} で、簡単なほど {déf} である。 * kaltak + 1035 〈名〉 =〈名固〉 カルタック N> データの区切りを表す。日付や時刻を表すときに、よく [35:11] などのように用いられる。日本語や英語などのスラッシュなどに相当する。 * kaleg + 1303 〈動主〉 =〈形〉 固い, 堅い, 硬い M> 力を加えても形が変わりにくい。 U> {kaleg} は変形に対して強いことを表し、{kolgat} は衝撃に対して強いことを表す。 - {kolgat}; {fimos} * kalic + 1889 〈名〉 =〈名〉 出来事, 事 M> ? E> {kalic} は、単に出来事やイベントを指す。{socad} は、それまでどこかで話題になっていて、「あの話のことなんだけど」という感じ。 - {socad} * kâk + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 現れる, 出現する, 姿を見せる M> /ca/ に存在していることを他のものが確認できるようにする。 U> 目で直接見えていなくても、何らかの形でそこに存在していることが分かれば良い。 - {pariq} * káz + 1036 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 見る, 見つめる, 注視する M> 比較的長い間 /e/ に視線を固定する。 - {lic}*, {likom}, {zesqik}, {poqos}, {vîtic} * kàf + 1038 〈動主〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 似る, 類似する =〈形〉 (/ica/ に) 似ている, そっくりの M> /a/ の性質の多くが /ca/ と一致している。 U> {kàf} で言及する共通点が外見である場合に、特に {nifil} を使う。したがって意味は {kàf} の方が広い。 - {nifil} * kàpat + 1489 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 分かる M> ? - {kodek}* * ke + 1146 〈助特〉 =〈助名〉 ~という U> 内容を表す。 U> 接続詞の用法はないので、必ず {ike kin} の形で用いられる。縮約した {ike'n} の形も好まれる。 * kesel + 1664 〈動主〉 =〈形〉 水色の M> ? * kesil + 1664 〈名〉 =〈名〉 水色 M> ? E> < {kesel}.n。 * kez + 1072 〈名〉 =〈名〉 大人, 成人 M> 独立した人間として、社会で責任をもった行動ができるようになった人。 - {láv}, {tific} * keztol + 1569 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 持つ M> 手や腕などで /e/ を引き上げて支える。 * kezel + 1142 〈動主〉 =〈形〉 (/ie/ が) 上手な, 得意な, 得手な, うまい =〈副動〉 上手に, うまく M> /ie/ をするのが優れている。 U> 「うまく~できない」を日本語のまま [du~] {okezel} とすると「~できないということが上手だ」の意味、すなわち「~を失敗することが得意だ」という意味になってしまい、意図したものと異なってしまう。これは、[~] {odukezel} と {kezel} を否定することで表現する。 - {belom} * kezis + 1253 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 残る =〈動:他〉 (/li/ を /ca/ に) 残す, 置いておく M> どこかへ移動したりせずに /ca/ に存在したままになる。 * kedpasif + 1291 〈名〉 =〈名〉 迷宮, 迷路 M> 通路や部屋の配置が複雑であるために自分の居場所が分からなくなりやすい建物。 E> < [ked] (< {kedet}) + {pasif}。 - {lôdpasif} * kedxovas + 2009 〈名〉 =〈名〉 寺, 寺院, 神社, 教会, 礼拝堂, 聖堂 M> ある宗教に関する参拝や儀式などを行うための建物。 U> 何の宗教かは問わないので、仏教の寺やキリスト教の教会など幅広く指す。 E> < [ked] (< {kedet}) + {xovas}。 * kedet + 1291 〈名〉 =〈名〉 建物, 建造物, 建築物 M> ? U> 家から高層ビルまで幅広い建築物を指す。 * kevcaq + 1485 〈名〉 =〈名〉 標識, 看板, 掲示 M> それがそれであると分かるようにするために、見やすいところに置いておくもの。 U> 例えば、商店が出している看板などは、それを見ることによって「そこに商店がある」ということや「探していた店はここだ」ということが分かる。このようなものを {kevcaq} という。表札も {kevcaq} も一種である。 * keves + 1436 〈動主〉 =〈形〉 当然の, 当たり前の, 明白な, 自明な, 明らかな =〈副動〉 当然, 明らかに, もちろん M> いちいち考えなくてもすぐにそうだと分かる。 * kevif + 1363 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 準備する, 用意する, 支度する M> すぐに /ca/ を行えるように必要なものを揃えたりしておく。 U> {kevif/os/ ca caliq} で「身支度をする」の意味になる。 S> {pa kevifat a'c?} → 準備は良い? * kebat + 1074 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に /ca/ に) 気づかせる, 感づかせる, 分からせる, 閃かせる =: 気づく, 勘づく, 分かる, 閃く M> 今まで /e/ が知らなかった /ca/ を突然分かるようにする。 U> 「ハッと分かる」もしくは「ピンとくる」という感じ。 U> 語義にある「知らなかった」というのは、昔は知っていたがそのときには忘れていたという状態も含める。 - {fedak}*, {defes} * kebiq + 1871 〈動〉 =〈動:自〉 落ち着く, 冷静になる, 沈着になる =〈動:他〉 (/li/ を) 落ち着かせる, 冷静にさせる, 沈着にさせる =: 冷静な, 沈着な M> 感情的でなく理性を保っている状態になる。 * keq + 1287 〈名〉 =〈名〉 8 E> < {kaq}.n。 * keqik + 1247 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 設置する, 取り付ける, 備え付ける M> 道具や機械などの /e/ を /ca/ に置いて使えるようにする。 U> {két} とは異なり、{ca} 句に方向を意味する単語を入れる必要はない。すなわち、「机に設置する」は単純に {keqik/os/ ca zeqil} と言える。 * keqil + 1073 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 住む, 棲む, 居住する M> 家である /e/ を築き、そこを拠点に生活を行う。 U> {e} 句は「家」や「マンション」などの住んでいる建物が置かれる。「東京に住んでいる」など地名を言いたいときは {vo} 句で表現する。 * kel + 1034 〈名〉 =〈名〉 あのこと, あれ, そのこと, それ U> 特定の事の代詞。 * kelzef + 1428 〈動主〉 =〈形〉 頼れる, 頼もしい, 頼りになる M> 頼っても大丈夫そうな。 - {fistir} * kelac + 1428 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 頼る, 頼りにする, 依存する M> 困ったことがあったら /e/ が解決してくれるだろうと期待する。 U> 頼りにしている状態は継続相。 U> {e} 句は人でなくても良い。例えば、見知らぬ土地では地図が頼りになるかもしれないが、ここで「地図」は {e} 句に置くことができる。 U>「家族にお金を頼る」などのように、何に関して頼りにしているかは {loke} 句で表現する。 * kelem + 1209 〈動主〉 =〈形〉 静かな M> 物音がほとんどない。 U> {kelem} は静かさを表す基本的な単語。{detrad} は語源からも分かるように物音が全くない様子を表す。すなわち、{kelem} では少しの物音があるかもしれないが、{detrad} では全く物音がない。{xedfet} は {kelem} に「物音が少なく穏やか」というニュアンスを加えたもの。 U> 騒がしいときに言う「静かに」は普通 {gibat kelemas} と言い、{kelem} を用いる。{detrad} を用いると「物音一つ立てるな」という少し強すぎる意味になってしまう。 - {detrad}, {xedfet}; {bávot} * kelit + 1263 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 安心させる, 安堵させる, 安らげる =: 安心する, 安堵する, 安らぐ M> 不安なことがない状態にして、/e/ を落ち着かせる。 - {páz} * kelol + 1345 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 北西 M> ? * két + 1247 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 置く M> ? U> 「机に置く」は {két/os/ ca hif izi zeqil} のように言わなければならず、{hif} を省略できない。 * kéc + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 言う, 述べる, 発言する M> ? U> {kéc} は何を発言したのかに重点を置く。したがって、{e} 句に {kin} 節や直接話法構文をとって、どんなことを発言したのかを表す。{lak} はコミュニケーションを意味し、会話の具体的な内容には特に言及しない。コミュニケーションなのだから、発言は双方向的になる。{caz} は発言によって相手がまだ知らない情報を伝えることを表す。相手への情報伝達がメインとなる言い方なので、発言は一方向的である。{liz} は意見や物語などのような、1 つのまとまった内容のある文章を表現することを表す。{tufos} は誰にというわけではなく、そっと声を出すことを表す。{rafles} は {lak} で表されるコミュニケーションのうち、些細な内容のことを気楽に話すことを表す。なお、これらは実際に言葉を音声として発している必要はなく、メールやチャットなどの文字上だけでの発言でも良い。英語では、{kéc}, {lak}, {rafles}, {caz}, {liz} はそれぞれ say, talk, chat, tell, speak に相当する。 - {lak}, {rafles}, {caz}, {liz}, {tufos} * kèc + 1982 〈名〉 =〈名〉 コーヒー =: 珈琲 M> ? * kèclefom + 1982 〈名〉 =〈名〉 カフェオレ M> コーヒーに牛乳を入れた飲み物。 E> < {kèc} + {lefom}。 * kisol + 1073 〈名〉 =〈名〉 お金, 金, 金銭, 貨幣 M> 物の価値の基準や財産を貯める手段として用いられるもの。 * kizas + 1046 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 仰天させる, 驚嘆させる, 驚愕させる =: 仰天する, 驚嘆する, 驚愕する M> ? - {zaz}* * kig + 1141 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 切る, 切断する M> 刃物などの鋭利なもので /e/ に力を加えて /e/ を分離させる。 U> 「紙で指を切る」などのように、切り傷ができることを意味する「切る」は {gisin} で表す。{kig} を使うと切断したことになってしまう。 * kife + 1316 〈助特〉 =〈接形〉 ~という点で, ~に関して, ~について * kivilhiv + 1952 〈名〉 =〈名〉 雹, 霰 M> 空から降ってくる氷の粒や塊。 E> < {kivil} + [hiv] (< {hivas})。 U> 大きさで区別しない。 * kibil + 1303 〈名〉 =〈名〉 氷 M> 冷やして固体になった水。 * kil + 1036 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ が) できるようになる M> /e/ を行うだけの能力や技能を身につける。 U> 助動詞的に用いることが多い。 - {qif}* * kin + 1035 〈機節〉 =〈機節〉 ~ということ U> 発音は例外的に /kiɴ/ なので注意すること。 * kíc + 1146 〈名〉 =〈名〉 発言, 話 M> ? E> < {kéc}.n。 * kos + 1034 〈名〉 =〈名〉 あの人, その人 U> 特定の人の代詞。 * kosat + 1202 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 信じる M> /e/ は嘘ではなく本当のことであると思う。 U> {e} 句には基本的に {kin} 節が置かれるが、内容をもつ名詞 (宗教や理論や意見など) を置くこともできる。 U> 意味を強めたのが {kodlet}。 U> 「彼女を信じている」などの「信じる」には {yafek} を用いる。{kosat/os/ e ces} などとは言えない。 - {kodlet} * kosiz + 1350 〈動主〉 =〈形〉 丁寧な, 丁重な =〈副動〉 丁寧に, 丁重に, 入念に M> 細かいところまで気が配られている。 - {bevef} * koz + 1074 〈副〉 =〈副特〉 全く, 全くの, 本当に, 実に, まさに, まさしく, こそ M> それ以外のものではなく。 U> 修飾句を強調する。名詞でも形容詞でも動詞でも修飾できる。名詞を修飾する場合は英語の very のような意味合いである。 U> 疑問文において疑問詞を修飾することで、日本語の「いったい何が」などのように、尋ねる内容を強調できる。 S> {pa qetat a pet ekoz vo cêd?} → そこにはいったい何があるのですか? * kozes + 1257 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ と) 約束する M> 必ず /e/ を実現させると /ca/ に言う。 U> {ca} 句は約束する相手で、{e} 句は約束の内容。 U> 「必ず守る」という意志がとても強いことを伝えたい場合は、特に {kolveq} を用いる。 - {kolveq} * kozis + 1257 〈名〉 =〈名〉 約束 M> 約束した内容。 E> < {kozes}.n。 U> 約束の具体的な内容は {ike} 句で述べる。 - {kolviq} * kotlid + 1235 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 証, 証拠, 証明 M> /ica/ が本当であることを分からせるようなもの。 U> {ica} 句は {kin} 節をとることも多いが、この場合はよく縮約が起こって {aca'n} となる。 * kotik + 1178 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 見つける, 発見する M> /e/ の場所が分からなかった状態から /e/ の場所を特定する。 U> 実際に探していたものを目で見る必要はない。どこにあるかが分かれば {kotik} を使える。 - {kofid}* * kod + 1129 〈動〉 =〈動:他〉 (/e/ を) 起こす, 生じさせる, 発生させる, 実現させる =: 起きる, 起こる, 生じる, 発生する, 実現する M> ? * kodlet + 1463 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 確信する M> /e/ は絶対に本当のことだと思う。 - {kosat}* * kodat + 1146 〈動対〉 =〈形〉 正確な, 厳密な M> 正しい数値から少しのずれもない。 U> 「正確に 50 人」は {zis el'}[50] {akodat}。日本語では「正確に」と副詞的に用いるが、シャレイア語では名詞の正確さを述べるときは形容詞的に用いる。 * kodek + 1175 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 理解する, 分かる M> /e/ の詳しい内容などがしっかりと知っている状態になる。 U> 頭を使って理解するのが {kodek}、感覚的に理解するのが {rekot}。 U> 詳しいところまで完全に把握して初めて {kodek} と言う。何となく表面は分かっているが、本質的な部分や全体像の把握などができていないときは {kàpat} を使う。 - {rekot}, {kàpat} * kok + 1041 〈名〉 =〈名〉 現実 M> ? U> 空想や夢などと対比したときの「現実」という概念を表す。 - {far} * kokal + 1569 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 説明する, 解説する M> /ca/ が /e/ をよく理解できるように /e/ について教える。 * kofet + 1035 〈名〉 =〈名〉 名前, 名 M> ものを指し示すときに用いられる言葉。 U> 人間の氏名を指して {kofet} という場合は、姓名やミドルネームなどの総称になる。 U> 名前を尋ねるときは {pa salot e pet a kofet i loc} とする。英語のように {pa salot e pas a loc} だけでは、名前だけでなくもっと一般に「あなたはどんな人か」という意味になる。 * kofetcál + 1838 〈名〉 =〈名〉 姓, 名字, ファミリーネーム M> ? E> < {kofet} + [cál] (< {cálas})。 U> シャレイア名における姓は、その人の性格や特徴を表す単語に姓接尾辞をつけて作られるため、この単語は {cálas} との合成により成り立っているが、シャレイア名以外の普通のファミリーネームもこの単語で表す。 * kofetqòc + 1838 〈名〉 =〈名〉 名, 名前, ファーストネーム M> ? E> < {kofet} + [qòc] (< {qòcas})。 U> シャレイア語においては、人を名前で言及するときは姓ではなく名を使うのが一般的なため、この単語は {qòcas} と合成されて成り立っている。日本などでは姓で呼ぶことが普通だが、そのような場合でも {kofetqòc} はファーストネームの方を指す。 * kofid + 1975 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 見つける, 発見する M> /e/ がそこに存在していたことを知る。 U> 見つけようと探していて実際に見つけるのが {kotik} で、特に見つけようとしていていたわけでもないがその存在に気づくのが {kofid}。「服の汚れを見つける」などは後者の {kofid} を使う。 - {kotik} * kocaq + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 存在する M> ? - {qet}* * kox + 1050 〈名〉 =〈名〉 言葉 M> 意味をもった言語による表現。 U> 1 単語でもたくさんの文からなる非常に長い文章でも、言語を用いて表現されたものであれば {kox} と言える。ただし、「言語による」というところに重点が置かれるので、例えば歌そのものは {kox} ではないが、歌の歌詞だけに着目すれば {kox} と言える。 * koldes + 1236 〈動主〉 =〈形〉 はっきりした, 確固とした, 確固たる M> そこに存在していることがよく分かる。 - {pafsis} * kolgat + 1980 〈動主〉 =〈形〉 硬い, 固い, 堅い M> 衝撃を加えても割れたり砕けたりしにくい。 - {kaleg}* * kolveq + 1257 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ と) 約束する, 誓う M> 何が起こっても必ず /e/ を実現させると /ca/ に言う。 - {kozes} * kolviq + 1569 〈名〉 =〈動:自〉 誓い, 約束 M> 何が起こっても必ず実現させると約束した内容。 U> < {kolveq}.n。 - {kozis} * kolcav + 1429 〈名〉 =〈名〉 (/e/ を) 予兆する, 前兆となる, 兆す, 示す M> /ie/ がこれから起こるだろうということを表す。 E> < {kolcav}.n。 * kolcev + 1429 〈名〉 =〈名〉 (/ie/ の) 予兆, 前兆, 兆候, 兆し, 前ぶれ M> /ie/ がこれから起こるだろうということを示す現象。 E> < {kolcav}.n。 U> 将来何が起きそうかを表すのが {ie} 句で、どういう現象がその予兆を示しているかは {ike} 句で表す。例えば、「地震が火山の噴火の前触れとなる」という状況の場合、「火山の噴火」は {ie} 句で「地震」が {ike} 句になる。 * koled + 1291 〈名〉 =〈名〉 理性 M> ? U> 「自分」というのは 2 つに分かれ、片方は感情的な自分でもう片方は理性的な自分である。これらをそれぞれ {koled} と {red} で表す。{red} は {koled} が制御することのできない嗜好や感情である。例えば、ある人を恋愛的に好きになったが、その相手には他に好きな人がいて、自分に振り向くことはあり得ないとする。このとき、このまま恋愛を続けるのはただつらいだけなので、{koled} は恋愛をやめようとする。しかし、{red} はその人が好きで仕方ないので、いくら {koled} が恋愛が不合理か論理的に説明しても {red} は恋愛をやめることができない。他の場面として、何かにイライラして怒鳴ってしまったとする。怒鳴っている最中に {koled} は冷静に怒鳴ることが意味のないことだと気づくが、勢いから怒鳴り続けてしまう。これも {koled} が {red} を制御できなかったより身近な例である。このように、{red} というのは自分がどうがんばっても変えることのできない自分を指す。ただし、{red} が一生を通して変わらないかというとそうでもなく、挫折や死などの大きな外的ショックによって変わり得る。いわゆる「人が変わった」というのは {red} が変わったことを意味する場合が多い。 U> {koled} は理性的な自分を指すので {soxot} と似ているが、{koled} は {soxot} と違って理性を 1 つの人格のように捉えたときの言い方である。 - {red} * kôd + 1034 〈名〉 =〈名〉 あの場所, あそこ, その場所, そこ U> 特定の場所の代詞。 * kôde + 1175 〈間〉 =〈間〉 なるほど, そうか U> これまで気づかなかったことに気づき、納得したときに用いる。 * kôk + 1043 〈動〉 =〈副動〉 必ず, 絶対に, 確実に, きっと M> 起こる確率が 100 % だと言える状態で。 - {sol}, {cêl}, {docit}, {dûg} * kôm + 1063 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 着る, 着用する, 身につける =〈動:他〉 (/li/ に /e/ を) 着せる M> ? U> 衣服だけに限らず、靴を履くことや帽子をかぶることなどもこの動詞で表せる。 - {folom} * kòd + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 書く, 記す, 綴る M> /e/ を表す文字や記号を /ca/ の表面に記録する。 U> {e} 句は書く内容もしくは記号を表す。したがって、「名前を書く」や「文字を書く」をそれぞれ {kôd/os/ e kofet} や {kôd/os/ e lakad} とは言えるが、「本を書く」の意味で {kôd/os/ e xoq} とは言えない。「本を書く」を {kôd} を用いて表現したいなら {kôd/os/ qe xoq} という必要があるが、{qik/os/ e xoq} の方が普通である。 * kòv + 1344 〈動〉 =〈副〉 実は, 本当は M> これまで明らかにされていなかったが本当のことを言うと。 * kòq + 1430 〈動主〉 =〈形〉 安定した, 落ち着いた =〈副動〉 安定して M> 状況や性質などがあまり変わることのない。 U> 意味は広いが、「安定した椅子」などのように物理的な安定性というよりは、「安定した生活」のように物事に性質に関しての意味合いが強い。 - {doqkòq} * ku + 1034 〈助特〉 =〈助名〉 ~の U> {kût} 的な意味での所有を表す。 - {i} * kuzes + 1314 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 縛る, 括る, 締める, 締めつける, 結びつける M> 紐状のものを /e/ の周りに巻いて固定し、/e/ が動いてしまわないようにする。 U> 固定するときに大半の場合は紐を結ぶだろうが、紐を結ぶことではなく、ものを固定することがメインの言い方である。 * kut + 1034 〈名〉 =〈名〉 あれ, それ U> 特定の物の代詞。 * kutaz + 1041 〈名〉 =〈名〉 意味 M> ものが表現している内容。 E> < {kutiz}.n。 U> 「~の意味」は {kutaz i kin} [~]。 * kutaf + 1140 〈名〉 =〈名〉 口 M> ? U> 唇は含まず、口として開く部分の内部を指す。したがって、歯や舌は含む。 * kutiz + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に /ca/ を) 意味させる, 表させる, 示させる =: 意味する, 表す, 示す M> ? S> {kutizot e kin nisot a zis ca kez, ca kin dupavafos odukôk e ces a zis te holpasos a ces.} → 大人になったということは、突然いなくなっても誰かが必ず探しに来てくれるわけではないということだ。 * kutid + 1177 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ を) 閉じる, 閉める =: 閉まる M> ? U> {e} 句には実際に動かされてる部分が置かれ、{ca} 句には閉じた状態にされるものが置かれる。 - {fôv} * kude + 1066 〈助〉 =〈助動〉 ~の中で U> 範囲を表す。最上構文での比較範囲や選択疑問文での選択肢を表す。 * kuk + 1034 〈動主〉 =〈形〉 あの, その, 例の U> 特定の修飾の代詞。 * kuf + 1263 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 得る, 手に入れる, 入手する M> ? U> 「努力してようやく手に入れた」というニュアンスを加えたのが {felzes}。 - {felzes} * kûz + 1235 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 中, 内部, 内側 M> ? - {fôs} * kûzteqiv + 1386 〈名〉 =〈名〉 街頭, 町中, 街中, 街角 M> ? E> < {kûz} + {teqiv}。 * kût + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 持つ, 所有する, 所持する M> /e/ が自分のものである状態にする。 - {kav}*, {cikek}, {delgut} * kûv + 1137 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 入る, 立ち入る =〈動:他〉 (/li/ を /ca/ に) 入れる M> 特定の範囲である /ca/ の内側へ移動する。 - {foval} * kùd + 1361 〈名〉 =〈名〉 奥, 深部 M> 内部で入り口から遠いところ。 H~ 1982: 何の奥なのかは {ie} 句で表すことになっていたが、「/S/ の奥」というのは /S/ の一部分であるから、単純に {kùd i} [/S/] で良いと感じたため、そのように格組を変更した。 - {sefel} * get + 1979 〈動主〉 =〈形〉 8/10 の =: 8/10 * gébet + 1624 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 傷つける, 怪我させる, 負傷させる =: 傷つく, 怪我する, 負傷する M> ? U> 切り傷のように外から見て傷が分かるものを指す。捻挫などは含まない。出血を伴っているというニュアンスがある。 * gébit + 1624 〈名〉 =〈名〉 傷, 怪我, 外傷 M> ? E> < {gébet}.n。 U> {gébet} と同じく、外から見える傷のみを指す。 * gisiv + 1140 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 刺す, 突く M> 先の尖ったもので /e/ を強く押して /e/ をめり込ませる。 U> 刺すのに用いるものは {qi} 句で表現する。 * gisin + 1247 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 切る M> 刃物などの鋭利なもので /e/ に力を加えて傷をつける。 * gizes + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ の) 頭を冴えさせる, 頭を回させる, 冴えさせる =: 頭が冴える, 頭が回る, 冴える M> /e/ の思考力を良くし、様々なことを的確に考えられるようにする。 - {folnas} * git + 1979 〈名〉 =〈名〉 8/10 E> < {get}.n。 * gifnit + 1502 〈名〉 =〈名〉 ナイフ M> ? U> 食事用のナイフのみを指す。 * gipik + 1255 〈動主〉 =〈形〉 危険な, 危ない M> 危害を負わせる可能性が高いような。 - {rasaf} * gicaz + 1461 〈動主〉 =〈形〉 激しい, 強い, きつい =〈副動〉 激しく, 強く, きつく M> 勢いが強い。 - {fimer} * gildat + 1134 〈名〉 =〈名〉 岩, 岩石, 巨石 M> ? - {kadeg}* * giljot + 1204 〈名〉 =〈名〉 苦境, 窮地, 危機, ピンチ M> 不利になり、その状態を立て直す手段もないような状況。 U> 語法や成句は {debeg} と同様である。 - {debeg}* * gilit + 1143 〈動主〉 =〈形〉 尖った, 鋭い M> 先端が非常に細くなっていて、簡単に何かに刺さりそうである。 - {doqgilit} * ginet + 1293 〈名〉 =〈名〉 針 M> 布を縫うときなどに用いる先端が尖っている細い道具。 * golgut + 1045 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) むかつかせる =: むかつく M> /e/ を怒らせた人を苦しめてやりたいと思うほどに、/e/ を怒らせる。 - {bâg}*, {dutvol} * gudbiq + 1044 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 寂しがらせる =: 寂しい, 寂しがる M> 近くにいてほしい人に見捨てられたように感じさせ、/e/ を寂しがらせる。 - {qôf}* * gudat + 1505 〈名〉 =〈名〉 絶望, 絶望感 M> 今後に希望がないという思い。 E> < {gudit}.n。 * gudit + 1044 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 絶望させる =: 絶望する M> 今後に希望がないと /e/ に感じさせる。 U> 絶望の度合いをさらに大きくしたのが {gûdeb}。 - {gûdeb} * guvot + 1649 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 苦しめる, つらくする =: 苦しむ, 苦しい, つらい M> /e/ を肉体的に我慢しがたい状態にする。 U> 肉体的な苦痛全般を表すので、例えば傷が痛む場合も {guvot} に入るが、痛みによる苦痛は普通 {gulel} で表現し {guvot} は使わない。 * gulel + 1649 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 痛める =: 痛む, 痛い M> ? U> {e} 句には体の部位が入る。 U> 肉体的な痛み全般を表す。 U> いたんでいる状態は継続相で表す。 * gulil + 1649 〈名〉 =〈名〉 痛み, 痛覚 M> ? E> < {gulel}.n。 * gulod + 2009 〈動主〉 =〈形〉 苦い, 渋い M> ? * gûdeb + 1044 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 絶望させる, 打ちのめす =: 絶望する M> ? - {gudit}* * gùt + 1829 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 不快にする, 不愉快にする =: 不快な, 不愉快な M> あまり見ていたくないと思うような嫌な気持ちに /e/ をさせる。 U> 「うっ」と目を背けたくなるような不快感を表す。 * fa + 1253 〈助〉 =〈接動〉 ~しながら, ~しつつ, ~して S> {qerites a ces e kác i tel fa dubuqotet a's e cit.} → 彼は私の話を嫌がらずに聞いた。 - {cife}* * fastel + 1870 〈名〉 =〈名〉 姫, お姫様 M> 外見や性格や気品などの点で秀でている女性。 U> 女性を美化した言い方。王の娘の意味はない。 - {qalkes} * fakrêy + 1093 〈名〉 =〈名〉 彼女 M> 恋をしている相手である女性。 E> < [fak] (< {fakel}) + {rêy}。 - {qazrêy} * fakel + 1050 〈名〉 =〈名〉 女性, 婦人, 女 M> 大人であると言える女の人間。 U> 「大人である」というところまで含意する。年齢に言及せずに単に「女性」ということを表したい場合は {zas afam} と言う。 - {qazek} * fax + 1037 〈名〉 =〈名〉 母, 母親, お母さん M> 親のうちで女の方。 - {qâz} * faxhil + 1756 〈名〉 =〈名〉 祖母, おばあさん, おばあちゃん M> 両親のどちらかの母親。 E> < {fax} + [hil] (< {hilsot})。 U> 母方の祖母か父方の祖母かは区別しない。区別したい場合は {fax i fax} や {fax i qâz} のようにする必要がある。 - {qâzhil} * far + 1659 〈名〉 =〈名〉 架空, 空想, 非現実 M> ? U> {kok} と対になる。 U> 頭の中で映像を思い浮かべながら想像している世界は特に {pafas} と言う。{far} は小説やゲームの中の世界など、現実世界ではないもの全般を表す。 U> 「架空の」は {ivo far}。 - {pafas}, {kok} * farnas + 1658 〈名〉 =〈名〉 雰囲気, ムード M> ? * faril + 1501 〈名〉 =〈名〉 スプーン M> ? * fal + 1034 〈名〉 =〈名〉 これ, このこと U> 近接の事の代詞。 * fam + 1063 〈動主〉 =〈形〉 女の, 女性の, メスの M> ? U> 人間に対しても、それ以外の動物や植物に対しても用いる。 - {qas} * fay + 1145 〈名〉 =〈名〉 娘 M> 女の子供。 - {qasot} * fayhil + 1756 〈名〉 =〈名〉 孫娘 M> 子の娘。 E> < {fay} + [hil] (< {hilsot})。 - {qasothil} * fayem + 1532 〈動〉 =〈形:主〉 温かい M> ? * fayim + 1283 〈名〉 =〈名〉 温もり, 温かみ M> ? E> < {fayem}.n。 * fâl + 1509 〈動主〉 =〈形〉 かわいい, かわいらしい M> ? - {hál}*, {xár}, {yêm}, {lexat}, {fehal}, {mayak} * fe + 1142 〈助〉 =〈助動〉 ~と, ~と一緒に * fes + 1034 〈名〉 =〈名〉 この人 U> 近接の人の代詞。 * fesat + 1175 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 本物 M> /izi/ の偽物ではないもの。 - {qovsic} * fesad + 1094 〈動主〉 =〈形〉 浅い M> 地面などの基準となる水平面から下端への距離が小さい。 - {déf}, {dèl}; {dêm} * fesax + 1239 〈動主〉 =〈形〉 素敵な, 素晴らしい M> 心が引きつかれてしまうほど質が非常に高い。 U> 主観的な判断基準からの言い方である。 - {xaslef}, {yêtis} * fesal + 1037 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 欲する, 欲しがる =: 欲しい M> /e/ を自分のものにしたいと思う。 U> 英語の want などからの類推で「~したい」を {fesal/o/t e kin} [~] としたくなるが、これは誤り。この場合は {raf} を用いる。 U> 欲しい度合いを強めたのが {zefkul} で、どんな手段を使ってでも手に入れたいというニュアンスになる。 - {zefkul} * fesot + 1463 〈名〉 =〈名〉 仲間, 同志, 同胞 M> 一緒に同じことをする人。 * fesotqik + 1489 〈名〉 =〈名〉 同僚 M> 同じ職場で同じ仕事をしている人。 E> < {fesot} + [qik] (< {qiket})。 U> 「同じ仕事」というのは同じ役職や地位という意味も含んでいて、上司や部下のことは {fesotqik} とは言わない。 * fezik + 1986 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 受け取る =: 届く M> /zi/ から与えられたり送られたりした /e/ を実際に手に取る。 * fete + 1526 〈間〉 =〈間〉 すいません - {sê}*, {vé} * fetek + 1193 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 連絡する M> /e/ と話をしようとしてそうできる状態にする。 * fetip + 1345 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 付く, 付着する =〈動:他〉 (/li/ を /ca/ に) 付ける, 付着させる M> /ca/ から離れている状態から /ca/ と接触する。 - {fêc}; {loqos} * fetiq + 1573 〈動〉 =〈動:自〉 集まる, 集う =〈動:他〉 (/li/ を) 集める M> 1 ヶ所に移動してひとまとまりになる。 U> 「~に集まる」と言いたいときは {vo} 句を用いる。{ca} 句などは使えない。 U> 収集の意味合いはなく、それは {vôsoq} で表現する。 * fedas + 1427 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ と) 重なる, 合わさる, 積み重なる =〈動:他〉 (/li/ を /ca/ と) 重ねる, 合わせる, 積み重ねる M> /ca/ と同じ位置にあるように見える場所に移動する。 U> {fedas} はある視点から見たときに {a} 句のものが {ca} 句のものと同じ位置に移動することを表す。横から重なっても良いし、上から重なっても良い。{qehiz} はこれよりも意味が狭く、{e} 句のものの上にさらに {e} 句を置くことで、そのものを上に積み重ねていくことだけを指す。{fedas} の自動詞の意味は「重なる」なのに対し、{qehiz} の自動詞の意味は「重ねる」であることにも注意。 - {qehiz} * fedak + 1863 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 気づく M> これまで気に留めていなかったことに注意したことで /e/ が分かる。 U> {fedak} は、注意が別のところに向いていたり全く気にしていなかったりなどで知ることのなかったことに気づくことを指す。{defes} は、いろいろ考えたり試行錯誤したりした結果アイデアが浮かんできたことを表す。{kebat} は、突然分かることを表し、「ハッとする」や「ピンとくる」という感じ。{defes} と {kebat} の違いは、それを思いつく予兆 (それについて考えているなど) があるかないかである。 S> {firnifes a loc ivoku yer i tel, fa dufedaket a'l e cal.} → 私が気づかないうちに、心の中の君は薄れていたのだった。 - {defes}, {kebat} * fedàt + 1865 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ と) 知り合う M> {e} と互いに知っている状態になる。 * feket + 1072 〈動〉 =〈動:自〉 起きる, 目覚める, 目を覚ます =〈動:他〉 (/li/ を) 起こす M> 睡眠していた状態から意識を取り戻す。 - {déx} * fekol + 1253 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 覚える, 記憶する, 暗記する M> ? U> 「/S/ を覚えている」は、基本的に「/S/ を忘れていない」と解釈して {dupâm/o/t e} [/S/] と表現する。これは、特別に「覚える」という努力をしなくても覚えていることがあるからである。したがって、「覚える」という行為が前提で「覚えている」ということを言いたい場合は {fekol/o/t e} [/S/] と表現することができる。 * feg + 1070 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 買う, 購入する M> /e/ とお金を交換して、 /zi/ のものだった /e/ を手に入れる。 - {qolet} * fegiv + 1037 〈動主〉 =〈形〉 新しい, 新鮮な M> 見た目や雰囲気が新しそうな。 - {fec}*, {yesaf}; {judem} * fev + 1071 〈動主〉 =〈形〉 速い, 早い =〈副動〉 速く, 早く, すぐ, すぐに, 早速 M> ものごとを始めるまでの時間が少ない。 - {vit}*, {tîv}; {domet} * fevlif + 1979 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に /zi/ から) 透けさせる, スケスケにする =: 透ける, スケスケになる, スケスケの M> /zi/ を通して /e/ の様子がはっきりと見える状態にする。 - {femat}* * fevet + 1489 〈名〉 =〈名〉 (/e/ を) 連れる, 一緒にする, 伴う, 従える M> /e/ と一緒にものごとを行うこと。 U> {fa fevet/o/t e} [/S/] で {fe} [/S/] と同じ意味になる。 U> 日本語の「連れる」は「一緒に行く」という意味だが、この語はもっと幅が広く一緒に何らかの物事を行なっていれば良い。 U> {e} 句に置いた人と一緒であることを述べるので、その人と一緒に何をするかについてはこの動詞だけでは言及できない。 U> 他の人と一緒にものごとを行なっている状態が経過相。 * fec + 1037 〈動主〉 =〈形〉 新しい, 最近の, 若い M> 成立してからあまり時間が経っていない。 U> {fec} は実際の新しさを表す。見た目などには関係なく、完成や製造や成立からの経過時間が短ければ {fec} と言える。逆に {fegiv} は見た目や雰囲気が新しいことを表し、実際に作られてから間もないかどうかは関係ない。{yesaf} は作られてから一度も使われていない状態を表す。 - {fegiv}, {yesaf}; {qôl} * fecaq + 1863 〈名〉 =〈名〉 手紙, レター M> 伝えたい要件を書いて相手に送る文書。 * fecaqrêy + 1863 〈名〉 =〈名〉 ラブレター, 恋文 M> 恋をしていることを伝える手紙。 E> < {fecaq} + {rêy}。 * fecil + 1135 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 周り, 周囲, 周辺, 近辺, 近く M> /ica/ から比較的近い距離にある範囲。 U> {ica} 句で表されるものを完全に取り囲んでいる必要はない。 S> {vomac catos olof a tel vo fecil ica sod.} → 私はよく家の近くを歩く。 - {fîc}* * feqit + 2096 〈動対〉 =〈形〉 (/ica/ に) 便利な, 有用な, 役に立つ, 重宝する M> ? * fexas + 1351 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ と) 結婚する, 入籍する M> ? * fertis + 1870 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 夢見る, 望む, 願う M> 他の人が /e/ しているのを羨む気持ちで /e/ が実現してほしいと思う。 - {raf}*, {solxes}, {lonaq}, {salzeg} * ferac + 1135 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ を) 手伝う, 手助けする, 助ける M> /ca/ と一緒に /e/ を行ってあげることで、/ca/ が /e/ を行うのを楽にする。 U> 手伝う行為や内容が {e} 句で、手伝う相手が {ca} 句。 * feranes + 1873 〈名〉 =〈名固〉 フランス, フランス共和国 E> < france.tl。 * felzes + 1265 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 手に入れる, 獲得する, 入手する, 得る M> 大きな苦労の結果、/e/ が自分のものになる。 - {kuf} * feltéq + 1872 〈名〉 =〈名〉 手首 M> 手と腕を繋ぐ部分。 E> < [fel] (< {feluq}) + {téq}。 * felqot + 1206 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ と /ca/ と) 交換する, 替える, 取り替える =: やり取りする, 交わす M> /e/ を /ca/ に渡す代わりに /zi/ を受け取る。 U> 自分が相手に渡すものが {e} 句、相手から代わりにもらうものが {zi} 句、交換の相手 (人など) が {ca} 句。英語の exchange とは使う助詞のイメージが異なるので注意すること。特に、交換の相手を {fe} 句で表してはいけない。 U> {e} 句と {zi} 句で表されるもの、すなわち交換するものが、同じ名詞で表現できる場合、{zi} 句の方は省略するのが普通。例えば、「本を交換する」は、ある本を渡す代わりに別の本を受け取ることを表すが、{felqot/os/ e xoq zi xoq} とする必要はなく、単に {felqot/os/ e xoq} だけで十分である。 U> {nicas} と同様、所有者の変化までは意味に含めない。単なる貸し借りとして交換した場合も {felqot} は使える。 U> 「言葉を交わす」などの「交わす」も {felqot}。 * felxerat + 1203 〈名〉 =〈名〉 ハーモニー, 和声 M> 音楽において、複数の音が同時に響いたときの音全体。 E> < [fel] (< {felik}) + {xerat}。 U> 音楽とは関係なく、単にものごとがまとまっている様子を表す場合は {felik} を用いる。 * felhat + 1543 〈名〉 =〈名〉 奇跡 M> 普通に考えればほとんど起こり得ないようなこと。 E> < {felhit}.n。 * felhit + 1543 〈動主〉 =〈形〉 奇跡的な, 信じられない M> 普通に考えればほとんどあり得ないような。 * felaz + 1340 〈動〉 =〈副動〉 一緒に, 共に M> ? U> 2 人 (2 つ) 以上が共に行動することを表す。「手紙をゴミと一緒に捨てた」のように「1 つにまとめて」の意味での「一緒に」を指すことはない。 U> {fe cáv} と同義。 * felek + 1063 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ と) 合う, 釣り合う, 適合する, 調和する =〈動:他〉 (/li/ を /zi/ に) 合わせる =: 似合う, 気が合う M> /a/ と /zi/ が全体的にまとまる。 U> {zi} 句に服などをとれば「似合う」、人をとれば「気が合う」などの意味になり、広く使える。 * feli + 1128 〈助特〉 =〈助形〉 ~のように, まるで~のように =〈接形〉 ~するように U> 比況を表す。 U> {qife} との使い分けは「まるで」をつけられるかどうかで判断すると分かりやすい。また、{feli} は形容詞や副詞を修飾するが、{qife} は名詞を修飾する。 S> {déxat a ces feli vahixat a's.} → 彼は死んでいるかのように眠っている。 S> {déqet a ces ovel ifeli laxqov.} → 彼は人形のように座っていた。 S> {gisives ca ces e zat agilit ifeli ginet.} → 彼は針のように尖ったもので刺された。 - {qife} * felik + 1203 〈名〉 =〈名〉 調和, 釣り合い M> ? E> < {felek}.n。 * feloq + 1313 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ と) 繋げる, 繋ぐ, 結ぶ, 連結する, 接続する M> /e/ の端を /ca/ の端に合わせて一続きにする。 U> {e} 句も {ca} 句も同じ名詞で表されるなら {ca} 句の方を省略する。その場合は {ca cáv} の省略と見なされる。 * femat + 1979 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に /zi/ から) 透けさせる =: 透ける M> /zi/ を通して /e/ の様子が見える状態にする。 U> 例えばうっすらと輪郭が見えるだけでも {femat} と言える。色や模様などまではっきりと見える場合は {fevlif} が使える。 - {fevlif} * femis + 1350 〈動主〉 =〈形〉 素直な, 温順な =〈副動〉 素直に, 温順に M> あえて他人の意見に逆らおうとせずに受け入れるような。 U> 意見に対していちいち反論したりすることはしないという意味で、従順であることとは少し違う。明らかに間違ったことに背いたからといって {femis} ではないとは言えない。 * fehal + 1293 〈動主〉 =〈形〉 かわいい, かわいらしい M> ? U> 一般的に言われる「かわいい」とほぼ同じ意味か。 U> 人や動物以外も修飾できる。 S> {kômec a ces e hâl afehal ebam.} → 彼女はとてもかわいらしいスカートを履いていた。 - {hál}*, {xár}, {fâl}, {yêm}, {lexat}, {mayak} * fêz + 1964 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) するように思わせる, するように見えさせる =: するように思われる, するように見える M> /e/ が起こるように周りの人を思わせる。 U> 通例 {fêz} 自身は {a} 句をとらず {fêz/os/ e kin} [~] の形をとる。さらに、{fêz} を助動詞的に用いて、単に {fêz/os/} [~] の形になることが多い。 * fêd + 1034 〈名〉 =〈名〉 ここ, この場所 U> 近接の場所の代詞。 * fêk + 1035 〈名〉 =〈名固〉 フェーク * fêc + 1041 〈動主〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 近づく, 近寄る, 接近する =〈動:他〉 (/li/ を /ca/ に) 近づける =〈形〉 (/ica/ から) 近い M> /ca/ との距離が短くなる。 U> 形容詞は場所に対しても使える。 U> 「近くで」と副詞として場所を表したい場合は、{fîc} を用いて {vo fîc} とする。 - {lan}*, {fetip}; {qon} * fésax + 1063 〈名〉 =〈名〉 女学生, 女子学生, 女子高生 M> ? E> < [férsax] < {fér} + [sax] (< {zîdsax})。 * fét + 1276 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) しようとする M> ? U> 助動詞的に用いることが大半である。 U> {e} 句には無相の動詞をとり、その動詞が開始相より前の段階であること、すなわち 3 代 1 期以前にあった将前相を表す。このとき {fét} 自身は継続相にする。なお、相を明示するだけで意志の意味はなく、意志を表したければ {zed} を用いる。 * féd + 1301 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) こちら, こちら側, 手前 M> /izi/ を境界に分けられた部分のうち近い方。 - {qofos} * fék + 1092 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 聞く M> 情報である /e/ を /zi/ から伝えられる。 - {qerit}* * fév + 1291 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 借りる, 借用する M> /zi/ のものである /e/ を一時的に自分のものとして使う。 U> 「別の場所へ持って行って使う」という意味合いが含まれるので、単にその場で使わせてもらうだけなら {qîl} で表現する。「トイレを借りる」などに対して {fév} は使えない。 U> {fév} はお金を介さないが、{zefek} はお金を介する。特に {zefek} は商売のニュアンスが含まれる。したがって、「アパートを借りる」などは {zefek} を用いるのが正しく、{fév} ではおかしい。 - {zafek}; {lôq} * fécit + 1981 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 真似る, 真似する, 模倣する M> /e/ の特徴とほとんど同じになるように何かを行う。 S> {ditat fécitis a'c e zel lesas a tel.} → 私がすることを真似してください。 C~ {e} 句にとるものは要考察。{panoz} のように {e} 句は {kin} 節をとることにしても良かったが、「彼の絵を真似る」など名詞をとる方が多い気がした上に、節をとるという用法にピンと来なかったため、{kin} 節ではなく名詞をとることにした。フランス語の imiter の語義「faire ou s'efforcer de faire dans le seul but de reproduire dans sa particularité」(CNRTL) も参照。 * fér + 1050 〈名〉 =〈名〉 少女, 女の子, 女子 M> 14 歳から 17 歳くらいまでの女の人間。 U> 14 歳や 17 歳というのはあくまで目安であり、明確に決まっているわけではない。女性は基本的に 17 歳か 18 歳くらいで、雰囲気が「かわいい」から「美しい」に変化し始める。これに基づいて {fér} の指す範囲を詳しく述べれば、「美しい」への変化が起こる前で、かつ十分成長して「幼い」とは言えなくなってきた年頃の女性が {fér} である。 - {qáb} * fèt + 1624 〈名〉 =〈名〉 秋, 秋季 M> ? - {molaf}, {zalak}, {bisig} * fèk + 1485 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 知る, 知識をもつ M> /e/ に関する情報をいくらか分かっている状態になる。 U> {fèk} は {e} 句に人や学問や技術などをとる。一方、{sok} は {e} 句に知識の内容をとるので、{kin} 節にとることがほとんどである。{fèk} と {sok} はそれぞれフランス語の connaître と savoir に似ている。{fèk/os/ e} [/S/] でほとんど {sok/os/ e zel avôl etecis loke} [/S/] と同じ意味になる。 U> {e} 句に人が入る場合、面識が全くなくても伝聞などである程度その人について知っていれば良い。挨拶をしたり少し話したことがあるなどの多少の面識があるなら、{fedàt} も用いることができる。 - {sok} * fi + 1142 〈助〉 =〈助動〉 ~と, ~とともに - {de} * fistir + 1428 〈動主〉 =〈形〉 頼りない =〈副動〉 頼りなげに M> ? - {kelzef} * fisref + 1255 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 触れる, 触る M> /e/ にそっと優しく触る。 - {mafet}* * fisif + 1397 〈動主〉 =〈形〉 弱い =〈副動〉 弱く, 優しく, 軽く M> 用いている力が小さい。 - {zèt} * fit + 1034 〈名〉 =〈名〉 これ U> 近接の物の代詞。 * fitig + 1045 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) つらくさせる =: つらい M> ? - {doj}* * fitul + 1546 〈名〉 =〈名〉 少女, 女の子 M> 3 歳から 8 歳くらいまでの女の人間。 - {tiqat} * fidev + 1140 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ で /ca/ に) 負ける, 敗れる, 敗北する =〈動:他〉 (/li/ に /e/ で /ca/ に) 負かせる M> /e/ で競い合い、決められた基準のもとで /ca/ より劣位な立場になる。 - {hizel} * fik + 1034 〈動主〉 =〈形〉 この U> 近接の修飾の代詞。 * ficav + 1351 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ を) 許す, 容認する M> /e/ という過失があったにも関わらず /ca/ を罰さないであげる。 U> 過失の内容が {e} 句で、罰を免れた人が {ca} 句。過失の内容がしっかり述べられているなら罰を免れた人が誰なのかは明白な場合が多いので、{e} 句がある場合は {ca} 句は省略されやすい。 * firnif + 1214 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から) 消える, 消滅する M> 徐々に /zi/ から消えていく。 - {pariq}*, {holpas}, {tîvif} * filtih + 116 〈名〉 =〈名固〉 フィルティア N> フルネーム {filtih}[-xális]。 * filmeh + 718 〈名〉 =〈名固〉フィルメア N> フルネーム {filmeh}[-safiyas]。 * filot + 1300 〈名〉 =〈名〉 穴 M> ? U> 基本的には、反対側まで完全に抜けている空間を指すのが {filot} で、抜けていないものは {denos}。ただし、完全に抜けていなくても奥が見えないようなものであれば {filot} と言える。例えば、地面に掘られた穴は、底が見えるような浅いものなら {denos} だが、底が見えないような深いものなら {filot} である。 - {denos} * filotsodvaf + 1960 〈名〉 =〈名〉 巣穴 M> 巣のうちで、地面に掘った穴の形状をしているもの。 E> < {filot} + {sodvaf}。 * fimer + 1461 〈動主〉 =〈形〉 穏やかな =〈副動〉 そっと, 穏やかに, 優しく M> 勢いが弱い。 U> 勢いが弱いことのみを表し、「静か」などの意味合いはない。 - {gicaz} * fimos + 1303 〈動主〉 =〈形〉 柔らかい, 軟らかい M> 少しの力で形が変わるような。 - {kaleg} * finas + 1251 〈名〉 =〈名〉 風 M> ? U> 「風が吹く」は普通 {risev/os/ a finas} だが、天候としての「風が吹く」は動詞型不定詞の {finis} を用いる。 S> {fa qocafec e'l a finas, soxec a tel loke parec fe dus.} → 風を受けながら、私は一人で未来のことを考えていた。 * finis + 1292 〈動〉 =〈動:自〉 風が吹く M> ? E> < {finas}.v。 U> 助詞句を伴わずに用いる。 U> 気象としての意味で、天気予報で「明日は風が強いでしょう」などと言うときの「風が吹く」である。 * finiq + 1050 〈名〉 =〈名〉 女性, 女の子, 女 M> 17 歳以上だが成人とまではいかないような女の人間。 - {qáb} * fît + 1237 〈動主〉 =〈形〉 小さい, 小さな, ちっぽけな, 些細な M> ? - {vaxes} * fîc + 1288 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 近く, 付近 M> /ica/ からの距離が小さい場所。 E> < {fêc}.n。 U> {ica} 句の名詞を基準点とすると、{fîc} はその基準点から単に近い 1 点もしくは狭い範囲を表し、{fecil} は基準点から近い部分の比較的広い範囲を指す。また、{fecil} は基準点を (完全にとは言わないまでも) 取り囲んでいるイメージがある。 - {fecil} * fîq + 1190 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 待つ M> /e/ が実際に起こるのを楽しみにしながら、それまでの時間を過ごす。 U> {e} 句の内容が実現した瞬間が完了相。 U> {e} 句には {kin} 節が置かれる。人などを直接置くことはできず、「/S/ を待つ」は {fîq/os/ e kin cákis a} [/S/] などとするしかない。 * fíled + 1889 〈名〉 =〈名〉 おばあさん, おばあちゃん, 老婦人, 老父 M> 年老いた女の人間。 - {lôdiq} * fos + 1979 〈名〉 =〈名〉 9/10 E> < {fus}.n。 * foskol + 1532 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 告白する, 打ち明ける M> これまで隠していた /e/ を /ca/ に知ることのできるようにする。 H~ 1974: 関連語の関係性を変更した。この単語は本来 {vafok} の下位語だったが、多くの人にというわけではなくある特定の個人に告白することを表す {cekaf} が造語され、これの下位語の方が需要がありそうだったので、{cekaf} の下位語に位置づけた。 - {cekaf}* * fosnal + 1386 〈名〉 =〈名〉 村, 里, 村落, 集落 M> ? U> {fosnal}, {teqiv}, {sodaq} は、いずれも人々が集まって社会を形成している箇所を指す。{fosnal} は規模が小さく自然が豊かなものを指す。{teqiv} は中規模以上のもので、建物が多くあり道路や設備などが整備されているところを指す。{sodaq} は {teqiv} のうちで特に規模が大きいもので、周辺の地域の中心地となっているような場所を指す。{sodaq} は {teqiv} の下位語だが、{fosnal} と {teqiv} は別のものである。 - {teqiv}, {sodaq} * fotaq + 1137 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 出す, 取り出す M> /zi/ にしまわれていた /e/ を外に出す。 - {lokud} * fotol + 1659 〈名〉 =〈名〉 表面 M> 外側から見ることができる部分。 U> 英語の surface に当たる。「裏」の対義語ではない。 * fodlis + 1967 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 飛び込む, 転がり込む M> 投げ入れられているかのように、勢い良く /ca/ に入る。 U> 勢いの方が重視で、「急いで入る」という意味合いではない。 U> {kûv} と同様に {ca} 句は範囲を表すので、{ca kûz izi} [~] と言う必要はない。 S> {te tesil acál, fodlisas a ʻalis ca filot acik.} → 次の瞬間、アリスはその穴に向かって飛び込んだ。 C~ 『不思議の国のアリス』の「アリスもその後を追っかけて飛び込みました」の「飛び込む」に相当する単語として造語。「プールに飛び込む」の「飛び込む」もこの単語で良いと思う。語義を「勢い良く入る」として造語しようと思ったが、「電車に駆け込む」はどうか。英語では、最初の 2 つは jump into や dive into だが、駆け込み乗車は rush into。rush の意味合いの「急いで入る」とは区別したいと思うので、「ジャンプしてる感じ」というのを語義に入れるべきか。語形の [fod] の部分に投げる感じがあるので良さそう。ただ、語義が狭くなりすぎる気がする。「電車に駆け込む」にしても、大股で走ってドアをくぐる感じは「飛び込む」感があるので、やはり「投げ入れられている」で良いかもしれない。「何かにドンと押されたかのように」という場合を含めようとしたが、これだと「飛び込む」から感じられる対象に入るまでの動きがなくなってしまい、却下。 * fokod + 1547 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 表現する, 表す M> 感情などの形がない /e/ を、形があってより具体的な /ca/ によって示す。 S> {fokodes a ces e revez agicaz ite qel ca qinat.} → 彼はあのときの激しい感情を絵で表現した。 * fokud + 1547 〈名〉 =〈名〉 (/ie/ の) 表現 M> 表現されたもの。 E> < {fokod}.n。 U> {fokod} の {ca} 句で表されるものを指す。 * foval + 1137 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から) 出る =〈動:他〉 (/li/ を /zi/ から) 出す M> 特定の範囲である /zi/ の外側へ移動する。 U> {zi} 句には建物や敷地などの範囲を表す単語が置かれ、境界を表す単語は置かれない。 - {kûv} * fopel + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 開放感を感じさせる =: 開放感を感じる M> 嫌なことを成し遂げた結果、/e/ を気楽にして気分が良くさせる。 * foqon + 1317 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 諦める, やめる, 断念する M> /e/ を行うことが不可能だったり意味がないと感じたりして、/e/ を行わないことにする。 * folnas + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ の) ぼうっとさせる, 鈍くする =: ぼうっとする, 鈍い M> /e/ の思考力を悪くし、ものごとについて考える気力をなくす。 - {gizes} * folan + 1141 〈動〉 =〈動:自〉 出かける, 外出する M> もとにいた建物などから、何かの目的で一時的に違う場所へ行く。 * foles + 1034 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 投げる, 放る M> 手に持っている /e/ が /ca/ に向かって空中を飛んでいくようにする。 U> 「投げる」で最も一般的に使える単語が {foles}。そのうち、軽くポイッと放り投げる動作を表すのが {hanot} で、力強く思い切り投げつける動作を表すのが {zedlig}。 U> 物が手を離れた瞬間が完了相。 - {hanot}, {zedlig} * folit + 1243 〈名〉 =〈名〉 ベランダ, バルコニー, テラス M> 建物から外に突き出した部分で、それほど広くないもの。 - {vocik}* * folom + 1350 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 脱ぐ =〈動:他〉 (/li/ に /e/ を) 脱がす M> 体につけていた衣服などの装飾品である /e/ を取り去る。 - {kôm} * fon + 1044 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) がっかりさせる, 落ち込ませる, 残念がらせる, 落胆させる, 失望させる =: がっかりする, 落ち込む, 残念な, 残念がる, 落胆する, 失望する M> /e/ の期待が叶えられなかった結果、/e/ を悲しくさせる。 U> 期待が叶えられず、悲しくなるのが {fon} で腹立たしくなるのが {bazel}。 - {bazel} * fôs + 1235 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 外, 外部, 外側 M> ? - {kûz} * fôv + 1177 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ を) 開ける =: 開く M> ? U> {e} 句には実際に動かされてる部分が置かれ、{ca} 句には開いた状態にされるものが置かれる。具体的に言えば、{e} 句には「蓋」などが、{ca} 句には「箱」などが入る。 U> {e} 句と {ca} 句が同時に明示されることは稀で、基本的にはどちらか一方のみを明示する。{e} 句のみを言えば、蓋などを動かす動作に重点が置かれることになり、{ca} 句のみを言えば、それが閉じられた状態になることに重点が置かれる。 - {kutid} * fôc + 1150 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 始める, 開始する =: 始まる M> ? U> 「始まる」は受動相当表現にする。 U> 開始相を用いて [/So/f] と表現するところを、「開始する」ということを強調して {fôc/o/k} [/S/as] と表現できる。このような動詞の開始相の代わりとしての使い方では {fôc} 自身は完了相になるのが通例だが、動詞 [/S/] が表す動作が開始したことを強調しつつ、現段階ではその動作が行われた後の状態になっていることを表すのに、{fôc/o/t} という継続相の形を用いることも稀にある。 S> {pî, fôcat derexas?} → あれ、雨降り出してたの? - {dokol} * fôhak + 1035 〈名〉 =〈名固〉 フォーハック * fus + 1979 〈動主〉 =〈形〉 9/10 の =: 9/10 * fun + 1505 〈名〉 =〈名〉 落胆, 失望, がっかり M> 期待が叶えられなかったための悲しみ。 E> < {fon}.n。 * vas + 1034 〈名〉 =〈名〉 人 U> 一般の人の代詞。 U> 英語における総称の you とほぼ同じ。フランス語の on とも似ているが、on とは違って他の代名詞の代わりとなることはない。 * vaslon + 1454 〈動主〉 =〈形〉 広い, 大きい, 大きな, 広大な, 巨大な M> 面積が非常に大きい。 - {vâc}*, {valfod} * vatlom + 1316 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) ほどく M> 結ばれた /e/ をもとの状態に戻す。 * vade + 1066 〈助〉 =〈接動〉 ~なので, ~だから U> {vade} がついている節の方が理由で、主節の方がその結果。 - {ziqo} * vadek + 1035 〈名〉 =〈名固〉ヴァデック =: エクスクラメーションマーク * vadef + 1196 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 理由 M> ? * vakut + 1035 〈名〉 =〈名固〉 ヴァクット U> 文の左側と右側につける 2 つの記号の総称。 * vaf + 1135 〈動主〉 =〈形〉 大きい, 大きな M> 体積が大きい。 U> 3 次元的な大きさを言う場合は {vaf} で、2 次元的な大きさを言う場合は {vâc}。 U> 公園などのように普通は {vâc} を使うようなものに対して {vaf} を使うと、単に土地の広さだけを述べるのではなく、地面より上の空間を含めての大きさを述べているというニュアンスが出せる。 - {vâc}, {valfod}; {tik} * vafos + 1960 〈名〉 =〈名〉 動物 M> 自分から動き回って必要な養分を得るような生物の総称。 U> 哺乳類だけでなく虫や魚などのあらゆる動物を指す。日常的には人間を含めない。ただし、学問の文脈などでは、人間も含めてあらゆる動物を指すこともある。 * vafok + 1489 〈名〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 発表する, 公開する, 公表する, 表明する M> これまで知られていなかった /e/ を、多くの人が知ることができるようにする。 U> {vafok} は知られていなかった新しいものを公に出すことを表す。試験結果の発表などはこの {vafok} に当たる。Twitter などの不特定多数が見られる場所に何かを書くことも {vafok} の一種である。一方、{voféq} は一部の界隈でしか知られていなかったマイナーなものをより多くの人に知られるようにすることを表す。{cekaf} はこれらの単語とは異なり、これまで行ってこなかったことを特定の人物に明かすことを表す。 - {voféq}, {cekaf} * vav + 1876 〈副〉 =〈副形〉 同じ M> ? - {vêl} * vaxes + 1241 〈動主〉 =〈形〉 壮大な, 立派な M> ? U> プラスのイメージをもつ。 - {fît} * varis + 1068 〈名〉 =〈名〉 海洋, 大洋 M> ? - {riy}* * valtih + 1041 〈名〉 =〈名固〉 ヴァルティア =: 実世界 U> 夢の世界や架空の世界などと比較して、目の前に存在している世界を指す。一般的な「世界」という名詞は {xod}。 U> 固有名詞だが、ディカックなしで用いられることもある。 * valfod + 1454 〈動主〉 =〈形〉 大きい, 大きな, 巨大な M> 体積が非常に大きい。 - {vaf}*, {vaslon} * valas + 1980 〈動主〉 =〈形〉 様々な, 多種の, 多様な, 多彩な M> 種類が多い。 U> 数量には言及せず、単に種類がたくさんあることだけを表す。 - {tivêt} * valát + 1837 〈動主〉 =〈形〉 有名な, 著名な M> 多くの人が知っている。 - {doqvalát} * valek + 1974 〈名〉 =〈名〉 文章, 文 M> 1 つのまとまった文の集まり。 * valox + 1436 〈動〉 =〈動:自〉 育つ, 成長する, 生長する, 成熟する M> ? U> 人間を含めて動物にも植物に対しても使える。 * vahix + 1051 〈動〉 =〈動:自〉 死ぬ, 死亡する, 亡くなる M> ? U> 老化で自然に死んでいくニュアンスがある。「息を引き取る」という表現とイメージは近い。事故などの外的要因が原因となって命を落とす場合は、{budej} を受動相当表現で使う。なお、老化で死ぬのも病気が原因だから、{budej} を用いるべきだと考えるかもしれない。確かにその通りで、病気が原因ということを強調したければ {budej} を用いれば良いし、そうでなければ {vahix} を用いれば良い。これは表現者の受け取り方による。 * vâf + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 満足させる, 達成感を感じさせる =: 満足する, 満足な, 達成感を感じる M> 難しいことを何とか成功させて気分が良い。 - {hix}* * vâc + 1135 〈動主〉 =〈形〉 広い, 大きい, 大きな =〈動:自〉 広がる, 大きくなる =〈動:他〉 (/li/ を) 広げる, 大きくする M> 面積が大きい。 U> 意味を強めたのが {vaslon}。 - {vaf}*, {vaslon}; {tisit} * vâl + 1134 〈名〉 =〈名〉 1 倍 =: 倍 M> ? U> 基数を受ける。例えば「2 倍」は {vâl il'aqot} となる。 * vák + 1043 〈動〉 =〈副動〉 いつも, 常に, きまって M> 特定の期間のいつにおいても。 - {lof}, {têl}, {depeq}, {dum} * vác + 1035 〈名〉 =〈名〉 1 年, 1 年間 =: 年 M> ? * ve + 1066 〈助特〉 =〈助形〉 ~の中で U> 範囲を表す。最上構文での比較範囲や選択疑問文での選択肢を表す。 * ves + 1059 〈動主〉 =〈形〉 全ての, 全部の M> ? U> 「全部」という名詞の用法はなく、別の単語の {vis} を用いるか、代詞を修飾する形で {zat aves} と言う。 U> [/S/] {aves} は「全ての /S/」という意味で、/S/ という言葉で表されるものを全て集めてきてそれ全体を表す。「/S/ の全て」のように、1 つの /S/ に含まれる部分の全体を指したい場合は、{vis i} [/S/] と表現する必要がある。この場合、{zat aves i} [/S/] とはあまり言わない。例えば、{taq aves} は「毎日」の意味になり {vis i taq} は「一日中」の意味になる。 - {tov}* * vestol + 1837 〈名〉 =〈名〉 胃 M> ? * vetut + 1723 〈動主〉 =〈形〉 有限の, 限りある M> 個数や量に限りがある。 - {vodân} * vetul + 1837 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 空腹にする, お腹を空かせる =: 空腹な, お腹が空いた M> ? E> < [vestul] < [ves] (< {vestol}) + [tul] (< {tulaf})。 - {vevot} * vekos + 1071 〈動主〉 =〈形〉 普通の, 通常の, 平凡な, 一般的な, ありふれた, よくある M> 様々なところで見られたり当てはまったりするような。 - {tùk} * vevot + 1837 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 満腹にする, お腹いっぱいにする =: 満腹な, お腹いっぱいの M> ? E> < [vesvot] < [ves] (< {vestol}) + [vot] (< {votiq})。 - {vetul} * vel + 1295 〈動〉 =〈副動〉 よく M> ? U> 副詞型不定詞を動詞に修飾させたいときに間に挟んで用いる、いわば潤滑油的な単語。 U> 動詞を副詞句で修飾したい場合は必ず {vel} が必要になる。しかし、{ti} 節や {kife} 節が副詞節として動詞を修飾する場合、文法上は動詞を修飾しているのではなく主節全体を修飾していると考えられるため、{vel} を省略しても良い。 S> {yisat ovel ebam a tel e ces.} → 彼のことはとても好きだ。 S> {debat e tel te sot ovel etecis.} → 私は今まあまあ疲れている。 * velex + 1872 〈名〉 =〈名〉 色 M> ? * venit + 1305 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 慌てさせる, 動揺させる, 動転させる, 狼狽させる =: 慌てる, 動揺する, 動転する, 狼狽する M> /e/ の予期しない出来事が起きた結果、/e/ を冷静でいられなくする。 * vê + 1980 〈助特〉 =〈助名〉 ~という U> 同格を表す。 * vêk + 1139 〈副〉 =〈副形〉 すぎる, あまりに M> 限度を超えて。 U> 形容詞を修飾して、それが表す内容が限度を超えていることを表す。英語の too と同じ。 * vêf + 1421 〈名〉 =〈名〉 達成感, 充足感, 満足, 満足感 M> 難しいことを何とか成功させたときに感じる良い気分。 E> < {vâf}.n。 - {hax} * vêq + 1239 〈動主〉 =〈形〉 いろいろな, 様々な M> 種類が多い。 * vêl + 1069 〈副〉 =〈副形〉 同じくらい M> ? U> {vêl} はだいたい同じことを表すが、{vav} は完全に同じことを表す。 - {vav} * vé + 1526 〈間〉 =〈間〉 おい, ねえ - {sê}*, {fete} * véf + 1034 〈動主〉 =〈形〉 ~たち, ~ら M> ? U> 修飾する名詞が複数であることを明示する。一般名詞だけでなく、{loc}, {cit}, {vas} などの代詞も修飾できる。ただし、「私たち」は {del avéf} とすることはできず、別の単語 {zál} を用いる。 * vév + 1146 〈動主〉 =〈動:自〉 (/ca/ と) 同じになる, 等しくなる =〈形〉 (/ica/ と) 同じ, 等しい M> ? - {qôc} * vis + 1230 〈名〉 =〈名〉 全て, 全部, 全体 M> ? E> < {ves}.n。 U> ある /S/ に含まれるもの全体を指して「/S/ の全て」を表現するときに {vis i} [/S/] の形で用いられることが多い。{ves} の項も参照のこと。 * vizat + 1134 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 炒める, 焼く M> /e/ をよく動かしながら熱を加える。 - {zamek}* * vit + 1071 〈動主〉 =〈形〉 速い, 素早い =〈副動〉 速く, 素早く M> 動く速度が大きい。 U> {vit} は移動の速度が速いことを表す。{tîv} はものごとを行うのにかかる時間が少ないことを表す。{fev} はものごとを始めるまでに時間がかからないことを表す。したがって、「走るのが速い」や「川の流れが速い」は {vit}、「仕事が速い」などは {tîv}、「返事が速い」 などは {fev} を用いる。 - {tîv}, {fev}; {mêl} * vituf + 1135 〈動主〉 =〈形〉 単純な, シンプルな M> 構造などが込み入っておらず、全体を理解しやすい。 - {voqeg} * vikef + 1345 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 東 M> ? * vikefpelas + 1658 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 東北東 M> ? E> < {vikef} + {pelas}。 * vikefqenez + 1658 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 東南東 M> ? E> < {vikef} + {qenez}。 * vip + 1141 〈動〉 =〈副動〉 もう, すでに M> ? * vicak + 1056 〈動〉 =〈動:自〉 行動する, 動く M> ある特定の目的のために何かをする。 U> 英語の act に当たる。位置の変化に注目する英語の move に相当する単語は {niciq} や {qetan}。 * vicek + 1555 〈動〉 =〈動:自〉 行動, 行い M> 行動した内容。 E> < {vicak}.n。 * vilis + 1070 〈動〉 =〈動:自〉 走る, 駆ける M> ? - {cat}* * vîtic + 1036 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 一瞥する, チラ見する, 見かける M> /e/ を一瞬の間だけ見る。 - {lic}*, {likom}, {káz}, {zesqik}, {poqos} * vìf + 1661 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 急ぐ M> 普通よりも短い時間で /e/ を行う。 * vo + 1035 〈助〉 =〈助動〉 ~で, ~に U> 場所を表す。 U> {vo kûm izi} [/S/] だけは、内側であることを特別強調する意図がない限り {voku} [/S/] とする。 * vosfom + 1524 〈動主〉 =〈形〉 膨大な, 莫大な M> 数量が非常に大きい。 - {vôl}* * vosis + 1070 〈名〉 =〈名〉 店, 商店, 売店, ショップ M> ものやサービスを売っている場所。 * votal + 1793 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 超える, 越す, 上回る, 凌ぐ M> ? U> {a} 句には何らかの方法で大小が測れるものが入り、その大小関係で {a} 句の方が {e} 句の方が大きいことを表す。大小は必ずしも数値で測ることができる必要はない。英語では exceed に近そう。 S> {a takhál votalot a e kalsas akuk, rédoz li tel.} → かわいさがある基準を超えると涙が出てくる。 * votiz + 1190 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 忙しくする =〈形〉 忙しい, 多忙な M> /e/ をやることが多くて休んでいられない状態にする。 * votiq + 1291 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ で) 満たす =〈形〉 (/ica/ で) いっぱいの, 満ちた, 満たされた =: 満ちる M> 容器状の /e/ に /ca/ を入れて、/e/ の中を /ca/ ばかりにする。 U> 容器が {e} 句で、入れるものが {ca} 句。 - {tulaf} * vodân + 1723 〈動主〉 =〈形〉 無限の, 限りない M> 個数や量に限りがない。 - {vetut} * vodên + 1723 〈名〉 =〈名〉 無限, 無限大 M> ? E> < {vodân}.n。 * voku + 1065 〈助〉 =〈助動〉 ~の中で, ~の内部で, ~の内側で * vofek + 1313 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 結ぶ, 結う M> /e/ が互いに絡み合わさった状態のものを作る。 U> 結び目を作ることがメイン。結び目を作ることではなく、2 つ以上のものをつなげることの方がメインの場合は、{feloq} を用いる。 * voféq + 1532 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 広める, 拡散する M> /e/ を様々な人が知るようにする。 - {vafok}* * vop + 1072 〈動〉 =〈副動〉 再び, また M> 以前行ったことと同じことだが。 U> 2 回目である必要はなく、3 回目以降も {vop} を使える。特に 2 回目であることを表す単独の単語はなく、{la tal aqec} とする。 * voc + 1117 〈副〉 =〈副特〉 も, また M> ? * vocik + 1243 〈名〉 =〈名〉 テラス, バルコニー M> 建物から外に突き出した部分で、比較的広いもの。 U> {vocik} と {folit} は大きさで区別し、設置されている高さ (1 階か 2 階以上か) や屋根の有無では区別しない。{vocik} は机や椅子などを置いたりできる程度の広さのものを指し、{folit} はそれより狭いものを指す。なお、どちらもあくまで家の一部である。 - {folit} * voqeg + 1135 〈動主〉 =〈形〉 複雑な, 煩雑な M> 構造などが込み入っていて、全体を理解するのが難しい。 - {vituf} * voqil + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 作る, 造る, 作り上げる, 組み立てる, 製造する, 建てる M> いくつかの /zi/ を合わせることで /e/ を作る。 U> 家などの建築物に対してもこの語を使う。 - {qik}*, {xakoc}, {zêhis} * voqot + 1274 〈動対〉 =〈形〉 余分な, 過剰な, 余剰な, 余った M> 必要な量より多いために使われたりしないままになった。 * voqut + 1274 〈動〉 =〈名〉 余り, 余分, 余剰 M> 必要な量より多いために使われたりされなかったもの。 E> < {voqot}.n。 U> {zat avoqot} と同じ意味。 * voltig + 1428 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 砕く, 割る, 粉砕する, 粉々にする M> /e/ に力や衝撃を加えて、非常に小さい部分に分けてしまう。 - {dôk}*, {baval} * volfos + 1304 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 溢れさせる, 溢れ出させる, こぼす =: 溢れる, 溢れ出る M> /e/ が入っている /zi/ にさらに /e/ を入れ、/e/ が入りきらず外に出てしまうようにする。 U> 水などが容器からダバダバと溢れている状態が経過相。 * voloz + 1758 〈動主〉 =〈形〉 面倒な, 面倒くさい, 厄介な, 煩わしい M> 処理するのに多くの手間がかかる。 U> 手間がかかることのみを表し、「やりたくない」などという意欲の有無は含意しない。 * volon + 1649 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 足らす, 足りさせる =: 足りる M> /e/ の数量が必要な分だけあるようにする。 U> あくまで必要量と同じかそれ以上であることのみを表し、豊富にあるということは含意しない。 * vom + 1056 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 繰り返す, 反復する, 続ける M> ? U> 助動詞的に用いて反復表現を作る。このとき、{e} 句の内容は {vom} の時制が示す時刻から見て未来にも過去にも起こり得ることなので、{e} 句に含まれる動詞の時制は通時時制になる。{vom/o/f}, {vom/o/c}, {vom/o/k} でそれぞれ反復開始, 反復中, 反復終了を表す。反復終了は完了相にするので注意。 S> {vomac dulanos a ces ca vesax zite ben ic'aric.} → 彼は 6 月から学校に行っていない。 * vomac + 1146 〈動主〉 =〈形〉 いつもの, 普段の, 日常の、平常の =〈副動〉 いつも, 普段 M> ? * von + 1035 〈動主〉 =〈形〉 9 の =: 9 * vôs + 1276 〈動主〉 =〈形〉 大きい, 大きな, 多い, 高い M> ? U> 距離や温度や得点など、数値で表されるものの大きさを言う。 - {tûl} * vôsoq + 1573 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 集める, 収集する M> たくさんの特定の種類の /e/ を 1 つにまとめる。 * vôsuq + 1573 〈名〉 =〈名〉 収集物, コレクション M> ? E> < {vôsoq}.n。 * vôl + 1135 〈動主〉 =〈形〉 多い, 多くの, たくさんの M> 数量が大きい。 U> 個数に関しても量に関しても表現できる。 U> 多さの度合いが増したのが {vosfom}。 - {vosfom}, {tuf} * vun + 1287 〈名〉 =〈名〉 9 E> < {von}.n。 * pa + 1036 〈機疑〉 =〈機疑〉 ~か U> 動詞の前に置いて疑問表現であることを明示する。 U> 連結詞で 2 つの節が繋がれている場合は、両方の節の動詞の前に {pa} を置く。それ以外の接続詞で 2 つの節が繋がれている場合は、主節の動詞の前だけに {pa} を置く。 U> 文末をパデックではなくデックで終えることで、疑問文ではなく反語文にすることができる。例文を参照。 U> 口語でも {pa} は省略できない。 S> {pa kilat lesos a pas e cal.} → 誰にそんなことができようか。 * pas + 1034 〈名〉 =〈名〉 誰, どの人 U> 疑問の人の代詞。 * pasif + 1291 〈動〉 =〈動:自〉 迷う, 道に迷う M> 自分がどこにいるか分からくなり、進むべき道や方向が分からなくなる。 * padat + 1237 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 可能性, 蓋然性 M> /ica/ が実現することや真実であることへの見込み。 E> < {padit}.n。 * padek + 1035 〈名〉 =〈名固〉 パデック =: クエスチョンマーク * padit + 1146 〈動主〉 =〈形〉 あり得る, 可能性がある =〈副動〉 あり得て =: かもしれない M> ? U> {sal/o/t e apadit a kin ~} で「~はあり得る」や「~かもしれない」の意味。また、文に副詞として {opadit} をつけても「~かもしれない」のニュアンスが出せる。 U> 英語の possible とほぼ同じように扱えるが、可能の意味はない。 S> {derexis opadit te tacar.} → 明日は雨が降るかもしれない。 S> {dusalot e adupadit a kin xânot olôx a laxol.} → 人間が永遠に生きるという可能性はないわけではない。 * pafsis + 1236 〈動主〉 =〈形〉 ぼんやりした, 曖昧な, おぼろげな M> 本当に存在しているのかよく分からない。 U> 比喩的にも用いる。 - {koldes} * pafas + 1288 〈名〉 =〈名〉 想像, 空想 M> 頭の中で映像として考えた内容。 E> < {pafis}.n。 - {far}* * pafem + 1280 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ を) 悩ませる, 迷わせる =: 悩む, 迷う M> /ca/ について決断できないことによって /e/ をつらく思わせる。 - {pilom}* * pafis + 1141 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 想像する, 空想する, 思い描く M> /e/ の様子を映像として頭で考える。 U> {e} 句には名詞も {kin} 節も入り得る。 * pafik + 1142 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 思い出す =〈動:他〉 (/li/ に /e/ を) 思い出させる M> 忘れていた /e/ に再び気づく。 U> ふと思い出すときは自動詞で、何らかの原因 (忘れていたものに関連するものを見たなど) があって思い出す場合は他動詞を受動相当表現で用いる。 * pav + 1287 〈名〉 =〈名〉 4 E> < {piv}.n。 * pavaf + 1252 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 探す, 捜す, 捜索する, 探し回る M> /e/ の場所を特定しようとして、歩き回ったり人に聞いたりすること。 - {palev}* * pac + 1139 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 聞く, 訊く, 問う, 尋ねる, 質問する M> よく分からない /e/ の答えを /ca/ に求める。 U> {e} 句は間接疑問表現が置かれる。 * pacvop + 1974 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 確認する M> すでにほとんど /e/ であると分かっているが、本当に /e/ かどうかを調べる。 E> < [pac] (< {pacek})+ {vop}。 - {pacek}* * pacek + 1454 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 確かめる, 確認する M> これまであやふやだった /e/ が正しいか正しくないかはっきりさせる。 U> 「はっきりさせる」というのが重点。 U> {pacek} は、正しいか正しくないか半々くらいのときにどちらなのか確かめることを表す。一方、{pacvop} は、一度調べるなどして真偽がほとんどはっきりしているが、念のためにもう一度確かめることを表す。初めの段階での確証度が異なる。 U> {pacek} だけでは真偽をはっきりさせるという行為しか表さないので、{pacekak e kin ~} と言っても {kin} 節の内容が正しいとは限らず、間違いであることが確認できたのかもしれない。 U> {e} 句には {kin} 節を置く。間接疑問文でも良い。 - {pacvop} * paqof + 1455 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) なくす, 失う M> これまで自分のものだった /e/ をそうではなくしてしまう。 * parec + 1140 〈名〉 =〈名〉 未来, 将来 M> 現在の時点で時点でまだ過ぎ去っていない期間全体。 - {carip}*; {zilok} * pariq + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から) 消える, 消滅する, いなくなる =〈動:他〉 (/li/ を /zi/ から) 消す, 消去する, 消却する, 抹消する M> /zi/ に存在していた /a/ の存在が確認できなくなる。 U> 気づかないうちに消えてしまっていた場合は {holpas}、徐々に存在が希薄になっていった場合は {firnif}、瞬間的にパッと消えた場合は {tîvif} を用いることができる。これらは {pariq} の下位語である。 - {holpas}, {firnif}, {tîvif}; {kâk} * palzef + 1454 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 探し求める, 追い求める, 求める M> /e/ の場所を特定してそれを自分のものにしたいと思う。 E> < [pal] (< {palev}) + [zef] (< {zefkul})。 U> 語源の通り、{palev} と {zefkul} を合わせた意味合いをもつ。英語の seek にも近い。 - {palev}, {zefkul} * palan + 1661 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 退屈させる, 暇にする =: 退屈する, 暇になる, 暇な M> /e/ にやることがなくて時間をもてあまさせる。 * palev + 1252 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 探す, 求める M> どこにあるか分からない /e/ の場所を特定しようとする。 U> なくなってしまったものを探すことも表すし、「プレゼントを探す」のようにもともとなかったものを探すことも表す。 U> これに「どこにあるかを人に聞いてあちこち歩き回ったりする」という意味を加えたのが {pavaf}。 S> {te zilok, bari dukécos a'c e kin rafat a'c e'n palevis a zis e loc, palevos a zis e loc. dà, te sot, deri kécos a'c e'n lat, palevos a dus e loc.} → 昔の君なら、探してほしいと言わなくても誰かが君を探してくれただろう。でも今は、探してほしいと言わない限り、誰も君を探さない。 - {pavaf}, {palzef} * pamaf + 1664 〈動主〉 =〈形〉 謎の, 謎めいた, 不思議な, 得体の知れない M> 存在や性質などが詳しく分かっていない。 - {párel} * pamer + 1128 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 溶ける, 溶解する =〈動:他〉 (/li/ を /ca/ に) 溶かす M> 固体である /a/ が液体である /ca/ と混ざって一体になる。 U> 固体を液体に溶かすのが {pamer}、固体が熱で液体になるのが {hanif}。例えば、「砂糖が水に溶ける」は {pamer} で「氷が溶ける」は {hanif}。 - {hanif} * pan + 1046 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 困らせる, 困惑させる, 戸惑わせる, 混乱させる =: 困る, 困惑する, 戸惑う, 混乱する M> どのように行動すれば良いのか /e/ に分からなくさせる。 U> {pan} は、これから何をすれば良いのかが分からなくて困惑している状態を指す。一方 {pisim} は、すべきことは分かっているが、状況が悪くてそれを行うことができずに困っている状態を指す。 - {pisim} * panoz + 1138 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ の) ふりをする, 装う M> 他のものに /e/ をしていると思わせるような行動をする。 U> {e} 句は普通 {kin} 節をとり、動詞的な意味をもたない名詞が置かれることはない。つまり、「彼のふりをする」を {panoz/os/ e ces} とは言えず、冗長だが {panoz/os/ e kin salat e ces} と表現する必要がある。 S> {panozac a ces e'n dusokat a's e zel anás.} → 彼は真実を知らないふりをしている。 * pât + 1505 〈名〉 =〈名〉 恐怖, 恐怖感, 恐れ M> 危害を加えられそうだという不安。 E> < {pît}.n。 * pâd + 1034 〈名〉 =〈名〉 どこ, どの場所 U> 疑問の場所の代詞。 * pâm + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 忘れる, 失念する, 忘却する M> 覚えていたはずの /e/ が思い出せなくなる。 U> 「置き忘れる」や「持ってくるのを忘れる」などの意味はない。 * páz + 1046 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に /ca/ を) 不安にさせる, 心配させる, 案じさせる, 気がかりにさせる =: 不安な, 心配な, 心配する, 案じる, 案ずる, 気がかりな M> 確実でない要素である /ca/ のせいで、/e/ を落ち着けなくする。 U> 心配である原因が「慣れてないことを近くやらなければならない」ということである場合は、特に {dopar} を用いる。 U> 不安な人が {e} 句で、不安要素が {ca} 句。 - {dopar}; {kelit} * pác + 1203 〈副〉 =〈副形〉 どのくらい, どれくらい, どれほど, どの程度 M> ? * párel + 1965 〈動〉 =〈形:主〉 不思議な, 奇妙な, 謎の M> 仕組みがうまく説明できない。 - {pamaf} * pet + 1034 〈名〉 =〈名〉 何, どれ U> 疑問の物の代詞。 * pek + 1034 〈動主〉 =〈形〉 どの, 何の U> 疑問の修飾の代詞。 * peciq + 1149 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 試みる, 試す, してみる, やってみる M> 結果がどうなるか分からないが、とりあえず /e/ を行う。 U> 助動詞的に用いることがある。 S> {peciqes likomas a tel qi soxot e sôt i tel.} → 試しに頭の中で自分の体を観察してみた。 * pelsof + 1213 〈名〉 =〈名〉 思い出 M> 過去に経験した何か大きな意味がある事柄。 U> 過去の経験を全て {pelsof} と言うわけではない。経験のうち、友達と旅行して楽しかったなど、何かしらの意味のあった経験のみを {pelsof} という。ただし、意味があったとしても、悲しかったりつらかったりした出来事を指すことは少ない。 * pelas + 1345 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 北東 M> ? * pehor + 1056 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 上の空にする, 放心させる =: 上の空, 放心する M> 様々なものに注意が向かず、何も考えていないような状態に /e/ をする。 * pésa + 1176 〈間〉 =〈間〉おやすみ, おやすみなさい E> < [pérsas] < {pér} + {sas}。 U> 原義が「良い夢を」なので、基本的には寝るのを見送る人がこれから寝る人に向けて使う。これから寝ようとしている人の方は {câvo} と言うか、もしくは「あなたも寝るときは良い夢を」というようなニュアンスを込めて {pésa} を返す。結局、寝るのを見送る人は必ず {pésa} を用い、これから寝る人は {pésa} でも {câvo} でも良い。 * péz + 1239 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ への) 不安, 心配, 気がかり, 憂い M> 確実でない要素である /ica/ のせいで落ち着けない気持ち。 E> < {páz}.n。 * péf + 1036 〈動主〉 =〈形〉 どんな, どのような =〈副動〉 どのように U> 修飾する名詞がどのような様子であるかを問う。 U> [/S/] {apéf} と [/S/] {apek} はどちらも「どんな /S/」と訳され得るので違いには注意すること。前者は /S/ の様子を尋ねるが、後者はいろいろある /S/ のうちのどれかを尋ねる。 * pér + 1041 〈名〉 =〈名〉 夢 M> 睡眠しているときに経験する幻覚。 U> 場所に見立てられるので、「夢を見る」は {qet/os/ vo pér} で表現し、{lic} などは使えない。また、「夢の中で」は {vo pér} であり {voku pér} とはしない。 U> 「/S/ が夢に出てきた」は「夢で /S/ を見た」と考えて {lic/os/ e} [/S/] {vo pér} と表現する。もしくは「会った」という意味で {câs} を用いても良い。どちらにしても、{kâk} は使えない。 S> {câses a tel te tazîk vo pér e fakrêy azît.} → 昨日夢の中に昔の彼女が出てきた。 * pisim + 1343 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に /ca/ に) 困らせる, 困惑させる =: 困る, 困惑する M> そのときの状況では /ca/ を行うことがうまくできないために /e/ を悩ませる。 - {pan}* * piv + 1035 〈動主〉 =〈形〉 4 の =: 4 * pil + 1034 〈名〉 =〈名〉 何のこと, 何, どのこと, どれ U> 疑問の事の代詞。 * pilom + 1146 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 迷う, 悩む M> /e/ を決められずあれこれと考える。 U> {e} 句には間接選択疑問表現が置かれやすい。 U> {pilom} は単純に決断ができずにいることだけを表すが、{pafem} は決断ができないことによって負の感情を抱いていることを表す。この 2 つの単語の意味は似ているが、助詞のとり方は異なるので注意すること。 - {pafem} * pî + 1302 〈間〉 =〈間〉 え, ん, あれ, おや U> 何か不思議なことや気になることがあったときに発する。 * pît + 1046 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 怖がらせる, 恐ろしがらせる =: 怖がる, 怖い, 恐ろしがる, 恐ろしい M> 危害を加えられそうだと /e/ に感じさせ、/e/ を不安にさせる。 U> これに「怖がってこれ以上行動したくない」という気持ちを加えたのが {qopis}。 - {qopis} * poqos + 1036 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 見る, 眺める M> /e/ をしっかり見ようとはせずに、/e/ に視線を向ける。 - {lic}*, {likom}, {káz}, {zesqik}, {vîtic} * pôz + 1068 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ に) 飽きさせる, うんざりさせる =: 飽きる, うんざりする M> /zi/ をこれ以上続けるのが嫌な気持ちに /e/ をさせる。 U> 飽きる人が {e} 句で、飽きる対象が {zi} 句。 * pôd + 1067 〈名〉 =〈名〉 朝 M> 起床から頭が働き始めるまでの時間。 * bazel + 1044 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 悔しがらせる =: 悔しい, 悔しがる M> /e/ の期待を叶えるのに十分なことができなかったと感じさせ、/e/ を腹立たしい思いにさせる。 - {fon}* * bazis + 1804 〈動主〉 =〈副動〉 突然, 突如, 急に, 不意に =〈形〉 突然の, 急の M> ? U> 英語の {accidently} に相当する。ポジティブな文脈ではあまり使われない。 - {bâl}, {tudkol} * batref + 1207 〈動〉 =〈動:自〉 泣く, 泣き叫ぶ, 号泣する M> 悲しさのあまり大声を出す。 - {réd}* * bag + 1037 〈名〉 =〈名〉 青, 青色 M> ? E> < {big}.n。 * bava + 1203 〈助〉 =〈接動〉 ~なのに, ~けれども, ~にも関わらず U> 逆接の理由を表す。 * baval + 1074 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 割る, 砕く, 壊す =: 割れる, 砕ける, 壊れる M> /e/ に力や衝撃を加えて、たくさんの部分に分けてしまう。 - {dôk}*, {medel}, {voltig} * bac + 1979 〈動主〉 =〈形〉 4/10 の =: 4/10 * bari + 1036 〈助〉 =〈接動〉 たとえ~ * baldet + 1514 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ と) 喧嘩する, 言い争う M> ? * balfok + 1505 〈動〉 =〈動:自〉 はしゃぐ, はしゃぎ回る, ふざける, 騒ぐ M> ? U> 単純に楽しげに笑い合ってるだけではなく、走り回ったりなどの何らかの大きな動作を伴う。複数人でも 1 人でも良い。基本的には子供が行うイメージがあるが、酒を飲んで酔った大人が陽気に動き回ってる様子も {balfok} と言える。単語自体にマイナスイメージはない。 S> {feketez li tel a kin balfokec a yaf avéf.} → 妹たちのはしゃぐ声で目覚めた。 * baljuk + 1074 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 壊す, 破壊する =: 壊れる M> /e/ をもとに戻せなくなるほどにひどく壊す。 - {dôk}* * balhat + 1067 〈動〉 =〈動:自〉 爆笑する, 大笑いする M> 大きな声を出して笑う。 - {rez}* * balat + 1264 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 驚かせる, 驚かす, びっくりさせる, 不意を突く =: 驚く, びっくりする M> ? - {zaz}* * bam + 1038 〈副〉 =〈副形〉 とても, かなり, 非常に M> ? U> 形容詞や副詞のみを修飾できる。 - {tim} * bâg + 1045 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 怒らせる, 腹を立たせる, 立腹させる =: 怒る, 腹が立つ, 立腹する M> ? U> これをそのまま強めたのが {dutvol} で、「傷つけてやりたい」というニュアンスが含まれるのが {golgut}。なお、実際に傷つけたかどうかは関係がない。 - {dutvol}, {golgut} * bâl + 1070 〈動主〉 =〈副動〉 突然, 突如, 急に, 不意に =〈形〉 突然の, 急の M> 誰も予想していない状態で。 - {bazis}, {tudkol} * bávot + 1624 〈動主〉 =〈形〉 うるさい, 騒がしい, やかましい M> 物音が大きい。 - {kelem} * bedem + 1043 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 疲れさせる, 疲労させる, 疲弊させる =: 疲れる, 疲労する, 疲弊する, くたくたになる M> あまり疲れるあまり、全く活動したくなくさせる。 - {deb}* * befol + 1569 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 禁じる, 禁止する M> /ca/ が /e/ を行ってはいけないと決める。 - {savac} * bevef + 1350 〈動主〉 =〈形〉 雑な, 粗雑な, 適当な, いい加減の, 大雑把な =〈副動〉 雑に, 粗雑に, 適当に, いい加減に, 大雑把に M> あまり細かいところまでは注意されていない。 - {kosiz} * bec + 1979 〈名〉 =〈名〉 4/10 E> < {bac}.n。 * becam + 1343 〈動〉 =〈動:自〉 転ぶ, 倒れる, 転倒する M> 立っていたり動いていたりしていたが、それが続けられなくなって横向きになる。 U> 人だけではなく、例えば電車が脱線して横倒れになることも {becam} と言える。 * beqzel + 1049 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 与える, やる M> 与えたいわけではないが仕方なく /e/ を /ca/ に与える。 - {niq}*, {séq}, {xolcas} * beqom + 1351 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 盗む, 奪う, 盗難する, 窃盗する, 窃取する M> /zi/ に保管されている他人のものである /e/ を、その人に気づかれないように自分のものとする。 U> {beqom} は家などに置いておいたものを勝手に持って行ってしまうことを表す。つまり泥棒がすることである。{zêbus} は人が手に持っていたり身につけていたりするものを無理やり持って行ってしまうことを表す。なお、{beqom} の {zi} 句は盗むものが置いてあった場所を表し、{zêbus} の {zi} 句は盗むものを持っていた人を表す。{zi} 句の内容は両者で異なるので注意。 - {zêbus} * beriten + 1873 〈名〉 =〈名固〉 イギリス E> < britain.tl。 * belset + 1888 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 悪戯する, ふざける, 悪ふざけする M> /ca/ がいずれ困るであろうことをわざとして、その様子を楽しもうとする。 U> {belset} は、困らせようとする相手がいない場所で、今後その人が困るように何らかの準備をすることを表す。一方で {ziltis} は、困らせようとする相手の目の前で、気分を害させるようなことを言うなどをすることを表す。このような違いはあるが、どちらも本気で相手を悲しませようとしているわけではない。 U> 完了相は、誰かが困るようなことをした瞬間。実際に誰かが困った瞬間ではない。 - {ziltis} * belsit + 1888 〈動〉 =〈動:自〉 悪戯, 悪ふざけ M> 悪戯する内容。 E> < {belset}.n。 * belsok + 1649 〈名〉 =〈名〉 問題, 厄介事 M> ? - {zecel}* * belted + 1574 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 侮る, 蔑む, 軽蔑する M> /e/ は劣っていると考えてそのような態度をとる。 - {déqit}* * belek + 1664 〈動主〉 =〈形〉 紺の, 紺色の M> ? * belik + 1664 〈名〉 =〈名〉 紺, 紺色 M> ? E> < {belek}.n。 * belom + 1142 〈動主〉 =〈形〉 (/ie/ が) 下手な, 苦手な, 不得手な =〈副動〉 下手に M> /ie/ をするのが劣っている。 - {kezel} * ben + 1035 〈名〉 =〈名〉 1 ヶ月, 1 ヶ月間 =: 月, ヶ月 M> ? * benag + 1952 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に /ca/ を) 患わせる M> ? U> {e} 句には具体的な病名を入れる。病名を特に述べない場合は単に {benag/os/} とし、{benag/os/ e beneg} とは言わない。 U> 病気の症状が出た段階で {benag} と言える。病原菌に感染していても潜伏期間などで症状が出ていない場合は {benag} ではない。 * beneg + 1952 〈名〉 =〈名〉 病気, 疾病, 病 M> 体や精神の機能が正常でなくなり、それが原因で苦しんでいる状態。 E> 「病気になる」は動詞型不定詞の方を用いて {benag/os/} と言う。 * bék + 1149 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 当たる, ぶつかる M> /e/ の方へ向かって動いていたものが /e/ に触れる。 * bèj + 1494 〈名〉 =〈名〉 罪, 悪, 罪悪, 悪事 M> 倫理的もしくは道徳的に正しくない行為。 U> 倫理に反しているものが {bèj} であり {zel abûniq} とほぼ同義。一方で、法律や規則に反しているものが {qobûl}。 U> 「罪を犯す」は {qét/os/ e bèj}。 - {qobûl} * bisig + 1624 〈名〉 =〈名〉 冬, 冬季 M> ? - {molaf}, {zalak}, {fèt} * big + 1037 〈動主〉 =〈形〉 青い M> ? * bigit + 1069 〈動主〉 =〈形〉 冷たい, 寒い M> 温度が不快なまでに低い。 - {tîb}; {zâg} * bozet + 1135 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 殴る, 叩く, 殴打する, 蹴る M> 体の一部や道具を /e/ にすばやく当てる。 U> 「手で殴る」も「蹴る」も {bozet}。「ボールを蹴る」は {bozet/os/ e soqal} で良く、強調の意味がなければわざわざ {qi letoq} のような説明を加える必要はない。 * bòlot + 1805 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 潰す, 押し潰す M> /e/ に 1 つの方向から圧力をかけて平らにしようとする。 U> {bòlot} はプレスして平べったくすることを表し、{jotov} はグシャッと潰すことを表す。 - {jotov} * butus + 1246 〈動〉 =〈動:自〉 腐る, 朽ちる, 腐敗する M> ? U> 「腐敗した精神」や「腐敗した政治」など、比喩的な意味では {bulvot} を用いるのが一般的である。 U> 基本的にマイナスイメージ。 * budej + 1051 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 殺す, 殺害する =: 死ぬ, 亡くなる, 死亡する M> /e/ の生命活動を停止させる。 U> 人は当然 {a} 句にとれるが、事故や災害なども {a} 句にとれる。 * budejtoq + 1762 〈動〉 =〈動:自〉 自殺する, 自害する, 自決する M> 自らの生命活動を停止させる。 E> < {budej} + {toq}。 * buvqot + 1276 〈動〉 =〈動:自〉 大人になる, 成長する M> ? U> {fér} から {finiq} になること、もしくは同じことだが、大人びない {hál} 性を失うことを表す。したがって、主語に男性を来ることはない。 U> ポジティブなイメージはない。 * buqot + 1146 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 嫌いになる, 嫌う, 嫌がる =: 嫌い, 嫌だ M> ? U> {dusâf/os/} と {buqot/os/} の意味は違う。前者は「好き」の否定なので、嫌いであるかもしれないし何とも思っていないかもしれない。後者は「嫌い」である。 U> 「嫌」程度であり、英語の hate ほど意味は強くない。 - {sâf} * buldoj + 1218 〈名〉 =〈名〉 悪魔, 鬼 M> ? U> 比喩的に使われることが多い。 - {xarih} * bulvot + 1246 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 腐らせる, 腐敗させる, 堕落させる =〈形〉 腐った, 腐敗した, 堕落した =: 腐る, 腐敗する, 堕落する M> 悪いもので満ち溢れ、道徳的でなくなる。 U> 「腐敗した精神」や「腐敗した政治」など、比喩的な意味では {bulvot} を用いるのが一般的である。 * bunlohis + 1303 〈名〉 =〈名〉 蚊, ハエ M> 空中を飛ぶ小型の虫。 E> < [bun] (< {bunat}) + {lohis}。 U> 蚊なのかハエなのかは特に区別せず、空中を飛び回るせいでうっとうしい虫を指す。 * bunat + 1303 〈名〉 =〈名〉 虫, 害虫 M> ? U> ゴキブリなどのように、それに対して嫌悪感を抱いている虫を指す。 - {natet} * bûd + 1067 〈動主〉 =〈形〉 悪い =〈副動〉 悪く M> そうあるべきではないと思われるような様子の。 - {bûniq}, {sas} * bûdez + 1045 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 妬む, 嫉妬する M> どんなことをしてでも /e/ のようになりたいと思うほどに /e/ を妬む。 - {nisaq}* * bûniq + 1246 〈動主〉 =〈形〉 悪い, 間違った M> 道徳や倫理に合致していない。 - {bûd}, {salaf} * 'c + 1035 〈縮〉 =〈縮〉 {loc} * ca + 1034 〈助〉 =〈助動〉 ~に, ~へ U> 到達点や目標点などを表す。 * casat + 1576 〈動主〉 =〈形〉 (/ica/ に) 効果的な, 有効な, 効果のある M> ? * caset + 1576 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ への) 効果, 効能, 効き目 M> ? U> < {casat}.n。 * caz + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 伝える, 教える, 知らせる, 伝達する M> /e/ という情報を言葉にして、/ca/ が /e/ を知っている状態にする。 U> {e} 句は {kin} 節をとる。 U> 単に「知らせる」ならば {sok} を他動詞で用いても表現できるが、{caz} はさらに、言葉によって情報を伝えている (発話したかどうかは問わないので文字でも良い) ことと、直接的にその言葉を相手に知らせているということの 2 点が意味合いとして追加される。 - {kéc}*, {lak}, {rafles}, {liz}, {tufos} * cazec + 1574 〈動〉 =〈動:自〉 真剣になる, 本気になる, 真面目になる =〈副動〉 真剣に, 真面目に =: 真剣な, 本気な, 真面目な M> ? * cat + 1070 〈動〉 =〈動:自〉 歩く, 歩行する M> ? U> 足のどちらかが必ず地面についているのが {cat}、両足が同時に地面から離れることがあるのが {vilis}。この 2 つの使い分けには速度は関係しない。 - {vilis} * catak + 1288 〈名〉 =〈名〉 予想, 予測 M> 将来実現するだろうと考えられた内容。 E> < {catik}.n。 * cate + 1139 〈助〉 =〈助動〉 ~まで =〈接動〉 ~するまで U> 期間の終了点を表す。 * cates + 1330 〈動主〉 =〈形〉 最初の, 初めの M> ? U> {ic'atis} と表す内容は同じだが、{ic'atis} が単に順番の番号が 1 であることを指すのに対し、{cates} はそれが他の何よりも先であることをニュアンスとして含意する。 - {zimel} * catik + 1288 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ と) 予想する, 予測する M> 将来 /e/ が起こるだろうと考える。 U> {e} 句には {kin} 節が置かれやすい。 * catom + 1658 〈名〉 =〈名〉 腹, お腹, 腹部 M> 胴の下半部で正面から見て視界に入る部分。 * cad + 1979 〈名〉 =〈名〉 2/10 E> < {cid}.n。 * cadxol + 2009 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 祈る, 祈願する, 祈念する M> 神や仏などの /ca/ に対して、/e/ が実現するよう何らかの儀式をする。 U> {solxes} や {lonaq} などと違い、{cadxol} は宗教的な意味合いが強い。単に願っているだけでなく、それを神や仏などの信仰の対象に対して頼むことを表す。 U> 語義に「儀式」とあるが、大々的なものである必要はなく、例えば仏壇の前で手を合わせたり、絵馬を書いて奉納したりなど、何らかの決められた段取りであれば良い。 * cadéz + 1362 〈動主〉 =〈形〉 積極的な, 能動的な, 活動的な, 強気な M> ものごとに関して自分から進んでやろうとする。 - {zisqom} * cakof + 1057 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 答える, 回答する, 解答する, 応答する, 返答する M> ? * cakuf + 1982 〈名〉 =〈名〉 答え, 回答, 解答, 応答, 返答, 返事 M> 回答した内容。 E> < {cakof}.n。 * cagil + 1758 〈名〉 =〈名〉 敵, 邪魔者 M> 自分に危害を加えてきたり、自分の行動の妨げになったりするもの。 U> 必ずしも人である必要はない。 * caf + 1074 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 前, 前方 M> ? U> {izi} 句で表される名詞から見たときの前方を指す。 - {zic} * cafel + 1092 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 呼ぶ, 呼び出す M> /e/ に /a/ のところへ来るように言う。 U> 呼ぶときに声を上げたかどうかは含意しない。声を出したことを表現したいなら {qi qelar} などを用いる。{qòcas} を使うのも良いが、これには「自分のところまで来てもらう」という意味合いがない。また、呼んだ相手が実際に来たかどうかも含意しない。 * cav + 1178 〈名〉 =〈名〉 番目, 回目, 番, 位 M> ? U> 数詞を伴って序数を表す。通常は {ila cav} の縮約形である {ic'} として現れる。数を特別強調したいときに限って縮約されずに用いられる。 * cavas + 1071 〈動〉 =〈副動〉 さらに, いっそう, その上, 加えて M> ? U> 文頭に移動されて強調構文として用いられることが多い。 * cavef + 1532 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 興奮させる, ワクワクさせる =: 興奮する, ワクワクする M> 楽しいことややりたいことが今後できるために /e/ を落ち着けなくする。 * cavif + 1543 〈名〉 =〈名〉 興奮, ワクワク M> 楽しいことややりたいことが今後できることによる落ち着けない気持ち。 E> < {cavef}.n。 * cavot + 1501 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 配る, 分ける, 分配する, 配分する, 配布する M> たくさんある /e/ の一部を /ca/ のそれぞれに渡したり送ったりする。 U> {ca} 句には当然複数のものやグループなどが入る。したがって、「全員に分ける」は {ca zas aves} の方が適切で {ca zas atov} は不自然である。 * caqol + 1291 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 貸す, 貸し付ける, 賃貸しする M> 自分のものである /e/ をお金を受け取って /ca/ のものとして使わせる。 - {lôq}; {zefek} * caxal + 1298 〈動対〉 =〈形〉 (/ica/ に) 好奇心のある =〈動:自〉 (/e/ に /ca/ に) 好奇心をもたせる M> /ica/ について詳しく知りたいと思っている。 U> 「好奇心がある」というのが人の性質となることはあまりないので、基本的に動詞として用いる。 * caxel + 1298 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ への) 好奇心 M> /ica/ について詳しく知りたいと思う気持ち。 E> < {caxal}.n。 * carip + 1037 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 後, 以後 M> /izi/ の時点でまだ過ぎ去っていない時間。 U> 基準点より後のある 1 点を指すのが {carip}、現在より以後全体を表すのが {parec}。 - {parec}; {zîk} * cal + 1034 〈名〉 =〈名〉 そのこと, それ U> 指示の事の代詞。 U> 基本的に前に出てきた文全体や接続詞節を指すことが多いが、以下の例文のように、後に出てくる文や節も指し得る。文や節だけでなく、{kíc} や {pér} のように内容をもつ名詞を受けて、その内容を表すこともある。 S> {dusoket a tel e'n salat vade pil e asalaf a cal, o bozetes a ces e lef.} → 私はなぜそれが正しいのか分からなかったが、彼は友達を殴った。 * calfos + 1284 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 差し出す, 差し伸べる, 提示する, 出す, 見せる M> /ca/ に見えるように /e/ を前に出す。 U> 相手に向かって「どうぞ」と見せる感じ。新幹線内で「切符を見せてください」と言うときの「見せる」もこの {calfos} を使う。 * calet + 1417 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 目指す, 志す, 狙う M> /e/ を実現させることを 1 つの水準としてものごとを行う。 U> 「山の頂上を目指す」などのように移動の方向を表す用法はない。 * cali + 1129 〈助〉 =〈助動〉 ~に向かって, ~の方へ U> {lan} や {cák} などの移動の動詞とともに用いられた場合は、移動の方向を表す。例えば、{lan/os/ cali} [/S/] は「/S/ 方面に向かう」という意味で、実際に /S/ まで行くかどうかは分からない。一方、{lan/os/ ca} [/S/] は /S/ まで移動している。 S> {sitifes a ʻxastil cali tel de qelar.} → シャスティルが私に向かって無言で囁いた。 - {zisa} * calit + 1320 〈名〉 =〈名〉 目標 M> 何かをするにあたって実現させようと目指す内容。 E> < {calet}.n。 * caliq + 1420 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ を) 出発する, 発つ, 出かける M> ある場所に行こうとして /zi/ から離れる。 U> {zi} 句の場所を離れた瞬間が完了相。移動元に重点を置くので、行き先を {ca} 句で表すことはできず、それには {cali} などを用いる。 * calos + 1849 〈名〉 =〈名〉 用事 M> その時点で行っていなければならないこと。 U> 将来何かしようという計画ではなく、その時点でしていなければならないことを表す。「計画」や「予定」ではない。 S> {pa kavit a tel e calos te tacar?} … 明日暇? * calok + 1330 〈名〉 =〈名〉 腕 M> ? U> 手も含める。 * canis + 1277 〈動〉 =〈動:自〉 進む, 前進する M> 移動すべき方向が決められている状態で、その方向に移動する。 U> 「向いている方向に移動する」という意味での「前進」ではない。これは {niciq/os/ ca caf} や {lan/os/ ca caf} などと言う。 * cayas + 1531 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 申し出る, 提案する M> /e/ を行っても良いということを /ca/ に伝える。 S> {cayasac a tel e ferac.} → 手伝いますよ。 * câ + 1347 〈間〉 =〈間〉 さあ, さて, ほら M> 何らかの行動を始めようとするときに、それを促す目的で言う。 * câs + 1070 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 会う, 逢う M> /e/ を見つけて /e/ と会話などを交わす。 U> 何かしらのコミュニケーションをとったところまで含意する。単に見かけただけなら {lic} を使う。 - {tòd} * câvo + 1139 〈間〉 =〈間〉 さようなら U> 別れるときの一般的な挨拶。今後また会う予定があれば、{te lôk acál} とも言う。 * cák + 1056 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から /ca/ へ) 来る, 行く M> ? - {lan}*, {nîp} * cáv + 1251 〈名〉 =〈名〉 互い, 相互 M> ? U> 「互いに」という副詞の用法はない。 U> 何と何が「互いに」なのかは文脈に依存する。 U> {fe cáv} で「互いが互いとともに」すなわち「一緒に」の意味合いが出せる。 S> {kázes a zál e cáv.} → 私たちは互いに見つめ合った。 * cál + 1202 〈動主〉 =〈形〉 (/izi/ の) 次の, 新しい M> ? - {zît}, {ted} * cálas + 1838 〈名〉 =〈名〉 特徴, 特性, 特色 M> 他のものと比べて特に言及しておくべき性質。 * ce + 1036 〈助〉 =〈接動〉 そして U> 基本的に接続詞として節と節をつなぎ、前の節の内容が起こった後に次の節の内容が起こることを表す。{tezi} も同様の役割をもつが、{tezi} とは違い {ce} は直後であることを表す。また、英語の and にはこの意味もあるが、シャレイア語の {o} にはないので注意。 U> {ce} がついている方が後の出来事である。 U> 主節より後に置かれる。 - {za} * ces + 1034 〈名〉 =〈名〉 彼, 彼女, その人 U> 指示の人の代詞。 U> {zis acik} と同じ意味だが、普通は {ces} を用いる。ただし、{ces} が表し得る対象が複数考えられる場合に、別々のものを指すということを明示する目的で、片方の {ces} を {zis acik} にすることがある。実際の用法は例文を参照。 U> {tel}, {zál}, {loc} の 3 単語に対してだけは、{ces} を代わりとして用いることはできない。 U> 基本的に文脈中で前に出てきた単語を指す。主節に前置された副詞節の中では、後に出てくる主節にある単語を指すこともある。 S> {dusalot a tel e zis asokes itazi ʻxalih iti duqifot zelqotos a's e zis acik.} → 私はシャリアにとって無視できないほど大切な人間ではない。 * cekaf + 1974 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 告白する, 打ち明ける M> これまで言わなかった /e/ を /ca/ に知ることのできるようにする。 U> {foskol} はこの下位語で、告白する内容を意図的に隠していたというニュアンスが入る。 - {vafok}*, {voféq}, {foskol}; {qokuz} * cêd + 1034 〈名〉 =〈名〉 そこ, その場所 U> 指示の場所の代詞。 * cêl + 1043 〈動〉 =〈副動〉 たぶん M> 起こる確率が 50 % 程度である状態で。 - {kôk}, {sol}, {docit}, {dûg} * cèr + 1980 〈名〉 =〈名〉 お茶, 茶 M> ? U> お茶全般を指すが、基本的には麦茶を指す場合が多い。 * cèrnám + 1980 〈名〉 =〈名〉 緑茶 M> ? E> < {cèr} + {nám}。 * cit + 1034 〈名〉 =〈名〉 それ U> 指示の物の代詞。 U> {zat acik} と同じ意味だが、普通は {cit} を用いる。ただし、指示対象を区別するために {zat acik} を用いることもある。これいついては {ces} の項を参照。 * citled + 1756 〈動主〉 =〈形〉 下位の, 下級の M> ? U> 「劣っている」という意味合いはない。 - {hilsot} * citat + 1176 〈名〉 =〈名〉 曜日 M> ? U> シャレイア語では 7 つある曜日にそれぞれ名前があるわけではないので、月曜日を 1 番目の曜日, 日曜日を 7 番目の曜日として、{citat ic'}{atis}, {citat ic'}{aqec} などと呼ぶ。 * cid + 1979 〈動主〉 =〈形〉 2/10 の =: 2/10 * cik + 1034 〈動主〉 =〈形〉 その U> 指示の修飾の代詞。 * cikek + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 持つ, 携帯する, 所持する M> /e/ がすぐ使えるような状態で身につける。 - {kav}*, {kût}, {delgut} * cikot + 1138 〈名〉 =〈名〉 ポケット M> ものを入れて一緒に持ち運べるように取りつけられた袋状の部分。 * cife + 1138 〈助〉 =〈接動〉 ~しながら, ~しつつ U> 接続詞として用いることが大半で、主節と {cife} 節が同時に行われていることを表す。 U> {cife} は基本的に同時に起こっていること両方を意志をもって行っていることを表す。一方で {fa} は付帯状況などを表す。なお、{fa} を用いるべき場面で {cife} を使うことは可能だが、{cife} を用いるべき場面で {fa} を用いることはできない。 S> {so fôvos a vas e téd afik, dozot qocafos a's e't cife tefevos a's e't.} → このドアを開けるには、押しながら引かなければならない。 - {fa} * civ + 1074 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 左, 左方 M> ? - {soc} * cipas + 1135 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ci/ に) 頼む, 依頼する, お願いする M> /e/ を行ってほしいと /ca/ に伝える。 U> 頼んだ相手が実際に頼まれたことを行ったかどうかまでは意味に含まない。 U> 頼んだ相手がそれをやってくれたかどうか待っている状態が継続相。 * cipes + 1989 〈名〉 =〈名〉 頼み, 依頼, お願い M> 頼んだ内容。 E> < {cipas}.n。 * ciqid + 1661 〈名〉 =〈名〉 1 週, 1 週間 =: 週 M> ? * cilom + 1502 〈動主〉 =〈形〉 普通の, 通常の M> ? - {satix} * cît + 1302 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 隣, 横 M> /izi/ の右および左の範囲。 * qas + 1063 〈動主〉 =〈形〉 男の, 男性の, オスの M> ? - {fam} * qasot + 1145 〈名〉 =〈名〉 息子 M> 男の子供。 - {fay} * qasothil + 1756 〈名〉 =〈名〉 孫息子 M> 子の息子。 E> < {qasot} + [hil] (< {hilsot})。 - {fayhil} * qazrêy + 1093 〈名〉 =〈名〉 彼氏, 彼 M> 恋をしている相手である男性。 E> < [qaz] (< {qazek}) + {rêy}。 - {fakrêy} * qazek + 1050 〈名〉 =〈名〉 男性, 男 M> 大人であると言える男の人間。 - {fakel} * qalkes + 1870 〈名〉 =〈名〉 王子, 王子様 M> 外見や性格や気品などの点で秀でている男性。 U> 男性を美化した言い方。王の息子の意味はない。 - {fastel} * qaled + 1050 〈名〉 =〈名〉 弟 M> 同じ両親から生まれた男の子供のうち、年下の方。 - {nîl}, {yaf}, {hinof}, {lafes} * qanac + 1338 〈名〉 =〈名〉 時刻, 時間 M> ? * qâz + 1037 〈名〉 =〈名〉 父, 父親, お父さん M> 親のうちで男の方。 - {fax} * qâzhil + 1756 〈名〉 =〈名〉 祖父, おじいさん, おじいちゃん M> 両親のどちらかの父親。 E> < {qâz} + [hil] (< {hilsot})。 - {fayhil} * qáb + 1050 〈名〉 =〈名〉 少年, 男の子, 男子 M> 14 歳から大人になるくらいまでの男の人間。 - {finiq}, {fér} * qe + 1312 〈助〉 =〈助動〉 ~を, ~に向かって U> 結果目的語を表す。[/Sos/] {qe} [/Z/] は {qik/os/} {e} [/Z/] {qi} [/S/] とだいたい同じ意味になる。 * qet + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 いる, ある, 存在する M> ? U> {qet} は存在より場所がメインになる表現で、{kocaq} は場所より存在がメインになる表現。言い換えれば、少なくともどこかに存在はしていることが確定している上で、どこにいるのかを述べるのが {qet} であり、存在しているのか分からない状態で、実際に存在していることを言うのが {kocaq}。 U> 普通は継続相で用いる。 - {kocaq} * qetan + 1056 〈動〉 =〈動:自〉 動く =〈動:他〉 (/li/ を) 動かす M> /a/ の一部もしくは全部の位置を変える。 - {niciq}* * qevem + 1760 〈動主〉 =〈形〉 茶色い, 茶色の M> ? * qevim + 1760 〈名〉 =〈名〉 茶, 茶色 M> ? E> < {qevem}.n。 * qec + 1035 〈動主〉 =〈形〉 2 の =: 2 * qerit + 1092 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 聞く, 聴く M> 音である /e/ を耳で感じ取る。 U>「聞く」という動作そのものに注目するのが {qerit} で、聞く動作より「情報を仕入れる」ということに注目するのが {fék}。したがって、{qerit} は {e} 句に「音楽」や「声」など音そのものや「話」など音で表されるものが置かれやすく、{fék} は「評判」や「うわさ」などの情報が置かれやすい。 U> 日本語の「/S/ が聞こえる」は、他動詞を用いて {qerit/oz/ e} [/S/] と表現する。 S> {qerites a ces e kíc i tel cife dubuqotet a's e cit} → 彼女は私の話を嫌がらずに聞いてくれた。 - {fék} * qel + 1034 〈名〉 =〈名〉 あのこと, あれ U> 遠方の事の代詞。 * qelar + 1220 〈名〉 =〈名〉 声, 鳴き声 M> 人や動物が口から出す音。 U> 基本的には人間の声を指すが、人間以外の動物が出す鳴き声も {qelar} である。 P> {fi qelar} … 声に出して。 * qenez + 1345 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 南東 M> ? * qehiz + 1229 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 積む, 積み上げる, 積み重ねる, 重ねる M> /e/ の上にさらに /e/ を置くというのを繰り返す。 - {fedas}* * qét + 1326 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) する, 作る, 行う M> ? * qi + 1073 〈助〉 =〈助動〉 ~で, ~を使って =〈接動〉 ~することで U> 道具や手段を表す。 * qittalqis + 1353 〈名〉 =〈名〉 カレンダー M> 暦における日を表形式で示して、日付や曜日などを確認できるようにしたもの。 E> < [qit] (< {qitek}) + {talqis}。 * qitek + 1353 〈名〉 =〈名〉 表, 図表, テーブル M> 格子状にデータを配置して分かりやすく示したもの。 * qitel + 1338 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ を) 挙げる, 取り上げる, 例に出す, 例示する, 出す M> /ca/ に当たるものの 1 つとして具体的に /e/ を示す。 U> {ca} 句はどんなものを挙げるかを表し、{e} 句は挙げられた具体的なものを表す。例えば、「国の名前を挙げる」なら「国の名前」が {ca} 句になり、「アメリカ」や「日本」などが {e} 句になる。 U> 「例えば」は {qifel} を用いる。 U> {ca} 句に当たるものの例を 1 つ上げることを指すのが {qitel}。これを繰り返し、相当するものを全部もしくはそれが不可能ならできるだけ多く挙げていくのが {loskot}。ここで、{qitel} が {ca} 句としてとるものを {loskot} は {e} 句にとるので注意。 - {loskot}, {qifel} * qitil + 1424 〈名〉 =〈名〉 例, 例え, 具体例 M> ? E> < {qitel}.n。 * qidok + 1871 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 直す, 修理する, 修復する M> 正常に機能しなかった /e/ を機能するようにする。 - {medel} * qik + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 作る, 造る, 生む, 作成する, 制作する M> 何らかの作業をして、それまでなかった /e/ を生み出す。 U> {qik} は「作る」の最も一般的な単語。{voqil} は複数の部品を合わせることで 1 つの全体物を作り上げることを表す。コンピューターなどの機械類の製造はこれの典型例である。一方で、{xakoc} は何もないところから生み出すイメージをもつ。アイデアや芸術作品などはこれに当たる。{zêhis} はたくさんの労力を費やしてようやく完成するというニュアンスをもつ。 - {voqil}, {xakoc}, {zêhis} * qiket + 1263 〈動〉 =〈動:自〉 働く, 仕事する, 労働する, 勤労する M> お金を稼ぐために与えられた仕事を行う。 U> お金を得ることができるものを指すので、基本的にボランティアは含まれない。 * qikit + 1263 〈名〉 =〈名〉 仕事, 職務 M> 働くことの内容。 E> < {qiket}.n。 * qif + 1036 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 可能にする, できるようにする M> /e/ が実現するような状態にする。 U> そのときの状況などによって可能であったことを表すのが {qif} で、もともと能力などがあって可能であることを表すのが {kil}。英語で例えるなら、{qif} は can に近く、{kil} が be able to に近い。 - {kil} * qife + 1504 〈助特〉 =〈助名〉 ~のような, ~といった =〈接形〉 ~のように U> 例示を表す。例を挙げるだけなので、{qife} 句が修飾している語句の意味を制限しない。下の 1 番目の例文は、{zissác axaslef} と言っている時点で筆者は「素晴らしい教師は彼だけ」と思っており、その例として明示的に {ces} を挙げていると解釈される。したがって、{zissác axaslef} が表す内容は {iqife ces} によって制限されていない。 U> 名詞を修飾するか、もしくは動詞を修飾している {ovel} を修飾する。 S> {dukocaqat a zissác axaslef aqôc iqife ces.} → 彼のような素晴らしい教師は他にいない。 S> {revat a zis aves e'n salat e akeves a kin hâroc ovák a loc ovel iqife cal.} → あなたがそうやっていつも笑っているのを、みんなは当たり前だと思っている。 - {feli} * qifel + 1503 〈副〉 =〈副特〉 例えば M> ? * qic + 1287 〈名〉 =〈名〉 2 E> < {qec}.n。 * qiqet + 1976 〈名〉 =〈名〉 動画, 映像, ムービー M> ものの形や様子が動いていく様子を映したもの。 E> < [qinqet] < [qin] (< {qinat}) + [qet] (< {qetan})。 U> 描かれているものが静止している「絵」や「写真」と対比して、描かれているものが動くというニュアンスをもつ。 * qilferanes + 1873 〈名〉 =〈名固〉 フランス語 E> < [qil] (< {qilox}) + [feranes] (< france.tl)。 * qilxaléh + 1073 〈名〉 =〈名固〉 シャレイア語 E> < [qil] (< {qilox}) + [xaléh]。 N> 5 代シャレイア語以降においては、[xaléh] はもはや何の意味ももたない。かつては、架空世界でシャレイア語が話されている国が [xaléh] で、「シャレイア語」という言語の名称もそれが由来だったが、今ではこの架空世界の設定はない。 * qiljapan + 1873 〈名〉 =〈名固〉 日本語 E> < [qil] (< {qilox}) + [japan] (< japan.tl)。 * qilak + 1659 〈名〉 =〈名〉 機械, 機器, 器具, 装置, マシン M> 定められた目的を果たすために、動力によって定められた動きを行うもの。 * qilangel + 1873 〈名〉 =〈名固〉 英語 E> < [qil] (< {qilox}) + [angel] (< angle.tl)。 * qilél + 1979 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 計算する, 算出する, 勘定する M> ? * qiliv + 1400 〈名〉 =〈名〉 テレビ, TV M> ? * qilivtir + 1400 〈名〉 =〈名〉 ラジオ M> ? E> < {qiliv} + [tir] (< {tirad})。 U> 電場を受信して放送内容を出力する機械そのものを指し、ラジオ番組を指すことはない。 * qilox + 1050 〈名〉 =〈名〉 言語, 言葉 M> ? * qilôt + 1075 〈動主〉 =〈形〉 不自然な, 変な, 奇妙な M> そうあるはずだとは考えられないような様子の。 - {nalef} * qinat + 1036 〈名〉 =〈名〉 絵, 絵画 M> 物や風景の姿やイメージを、点や線を用いて平面上に表現したもの。 * qinil + 1209 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から /ca/ へ) 運ぶ, 持ち運ぶ, 運搬する, 持って行く M> ? - {liqon}*, {nifet}, {qolvab} * qîk + 1288 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 方法, 手段, 仕方, やり方 M> ? * qîl + 1135 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 使う, 用いる, 使用する, 利用する M> あることを行うために、/e/ の機能を役立てる。 * qídit + 1574 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 噛む, 咬む, 噛みつく M> 上下の歯で /e/ を強く挟む。 U> 歯でものが挟まれている状態が継続相。 * qos + 1034 〈名〉 =〈名〉 あの人 U> 遠方の人の代詞。 * qodel + 1807 〈動主〉 =〈形〉 (/ica/ に) 無駄な, 役に立たない M> /ica/ をするのが楽になるような効果がない。 - {salsok} * qokuz + 1974 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 隠す M> /e/ を /zi/ が知ることのないように意図的に言わないでおく。 - {cekaf} * qofos + 1301 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 向こう, 向こう側, あちら, あちら側, 奥 M> /izi/ を境界に分けられた部分のうち遠い方。 - {féd} * qofot + 1350 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ と) 別れる M> もともと一緒に行動していた /e/ とは別の場所に行く。 U> 「恋人との関係を断ち切る」の意味では {loqos} を用いる。 * qovsic + 1175 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 偽物, 偽作, 偽造品, 捏造品 M> /izi/ に似せて /izi/ そのものに見えるように作られた。 - {fesat} * qopat + 1263 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 隠す M> /e/ が見つかることのないように、分かりにくい場所である /ca/ に置く。 * qopis + 1046 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 怯えさせる, 怖気づかせる =: 怯える, 怖気づく M> 行動を起こす気力をなくすほどに /e/ を怖がらせる。 - {pît}* * qobit + 1135 〈動主〉 =〈形〉 愛想の悪い M> 人と接すると、 相手にあまり接したくはないと思わせてしまうような。 - {seyar} * qobûl + 1351 〈名〉 =〈名〉 罪, 犯罪, 悪, 罪悪, 悪事 M> 規則で罰されると定められている行為。 U> 語義の「規則」というのは、一般には法律のことを指すが、例えば学校内での話であれば、学校の校則などを指すこともある。 U> 罪を犯したことで科される罰のことは指さない。あくまで規則に背く行為のみを指す。 - {bèj}* * qocaf + 1177 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 押す M> 手前とは反対側に向かって /e/ に力をかけて動かそうとする。 - {tefev} * qoras + 1239 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ へ) 旅行する, 旅する M> いつもいる場所から離れた /ca/ へ娯楽として行く。 U> 娯楽目的なのが {qoras}、そうでないのが {lofqot}。特に {lofqot} は明確な行き先がないことが多く、「旅に出る」などと言ったときの「旅」に似ている。 - {lofqot} * qolvab + 1209 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 持ち去る, 持ち出す, 持って行く M> ? - {liqon}*, {nifet}, {qinil} * qolet + 1070 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ へ) 売る, 売却する M> 所有している /e/ をお金と交換して、/ca/ からお金を手に入れる。 - {feg} * qoliz + 1976 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 疑う, 怪しむ M> /e/ が正しくないのではないかと思う。 U> 一度 {e} 句の内容が正しくないのではと思った瞬間が完了相。疑いが晴れた瞬間が終了相。 * qolog + 1624 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 我慢する M> 行いたいことである /e/ をしないようにする。 * qon + 1041 〈動主〉 =〈動:自〉 (/zi/ から) 遠ざかる, 離れる =〈動:他〉 (/li/ を /zi/ から) 遠ざける, 離す =〈形〉 (/izi/ から) 遠い, 離れた M> /zi/ との距離が長くなる。 U> 形容詞は場所に対しても使える。 U> 最初の段階で接触している場合は {loqos} とも言える。 - {lan}*, {loqos}; {fêc} * qonoc + 1981 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 捨てる, 破棄する, 廃棄する, 手放す M> /e/ を不要なものだと思い、自分の周りから排除する。 U> 「手元から離す」というのが主な意味。したがって、例えば「ゴミをゴミ箱に捨てる」の場合、ゴミを手元から離すというよりは、単にゴミをゴミ箱に入れているだけなので、{qonoc} は使いづらい。 * qôd + 1034 〈名〉 =〈名〉 あそこ, あの場所 U> 遠方の場所の代詞。 * qôf + 1044 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 寂しがらせる =: 寂しい, 寂しがる M> 近くにいてほしい人が実際にはいない状態にし、/e/ を悲しくさせる。 U> {gudbiq} にはさらに「見捨てられた」というニュアンスが含まれる。 - {gudbiq} * qôc + 1204 〈動主〉 =〈動:自〉 (/ca/ と) 異なる =〈形〉 (/ica/ と) 異なる, 違う, 別の, 他の M> ? U> 物として異なることを表す。 U> [/S/] {aqôc ica} [/Z/] で「/S/ 以外の /Z/」を表現できる。 - {vév} * qôl + 1037 〈動主〉 =〈形〉 古い, 昔の, 年をとった, 年寄りの M> 成立してから長い時間が経っている。 U> {qôl} は見た目に関係なく成立から時間が経っていることを表す。一方で、{judem} は実際の時間には関係なく見た目や雰囲気が古いことを表す。{tildef} は作られてから誰かが一度使っていることを表す。 U> 人間に対して使えば年齢を表せる。具体的な数値は {ile} 句で表す。例文を参照。 S> {nisat a tel te saq e aqôl ile vác il'80.} → 私は今日 80 歳になった。 - {judem}, {tildef}; {fec} * qòcas + 1531 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 呼ぶ, 声をかける M> 声などを出して /e/ に気づいてもらう。 U> 道端で知り合いを見つけて「やあ」と声をかける感じ。 U> 相手が実際に気づいたかどうかは含意しない。 * qut + 1034 〈名〉 =〈名〉 あれ U> 遠方の物の代詞。 * quk + 1034 〈動主〉 =〈形〉 あの U> 遠方の場所の代詞。 * qun + 1288 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ から) 遠く M> /ica/ からの距離が大きい場所。 E> < {qon}.n。 * qûf + 1504 〈名〉 =〈名〉 寂しさ M> 近くにいてほしい人が実際にはいないという悲しい思い。 E> < {qôf}.n。 * xastil + 342 〈名〉 =〈名固〉 シャスティル N> フルネーム {xastil}[-kelemis]。 * xaslef + 1117 〈動主〉 =〈形〉 素晴らしい, すごい M> 他のものと比べて質が非常に高い。 - {fesax}, {yêtis} * xasak + 1363 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 成功する, 成し遂げる, うまくやる M> ? U> {xasak} は何らかの成果をしっかりあげたことを意味するが、{sacvet} はそこまで意味が強くなく、失敗はしなかった程度の意味になる。 - {sacvet}, {nozej} * xasol + 1291 〈名〉 =〈名〉 魂, 霊魂 M> ? U> 生物の肉体と対をなすものとしての「魂」を指す。霊や幽霊などではない。 * xat + 1202 〈動主〉 =〈形〉 明るい M> 光が十分にある。 U> 単に明るさについて言及する場合は {xat} を用いる。この {xat} に輝きのニュアンスを加えたのが {xalhas}。 - {xalhas}; {jût} * xakal + 1418 〈動〉 =〈動:自〉 晴れる, 天気になる M> ? U> 助詞句を伴わず、 単独で用いられる。 * xakoc + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 創る, 創造する, 創作する M> それまでなかった新しい /e/ が存在するようにする。 - {qik}*, {voqil}, {zêhis} * xaflit + 1428 〈名〉 =〈名〉 雪 M> 空から降ってくる粒になっていない氷の結晶の 1 つ。 - {yekal}* * xafev + 1760 〈動主〉 =〈形〉 頭の良い, 賢い, 利口な M> 他の人があまりできないような難しい問題を解決できる。 U> 語義の「問題」というのは試験問題などの学問や教育の範囲である必要はない。 - {xòc} * xav + 1067 〈名〉 =〈名〉 昼, 昼間, 日中, 午後 M> およそ正午から日が沈み始めるまでの時間。 * xac + 1037 〈動主〉 =〈形〉 白い M> ? * xar + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 愛する M> /e/ の全てを受け入れ、/e/ を幸せにしずっと大切にすると誓う。 U> 恋愛感情である必要はなく、例えば親の子供への愛などに関しても使える。恋愛という意味では {rêy} を用いる。 U> 語義を見れば分かるように、一般的に使われている「愛する」より意味はかなり強く、気軽に使うべきものではない。 * xaras + 1089 〈名〉 =〈名〉 希望, 期待 M> 将来良いことが起こるという予測。 * xarêy + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 愛する M> /e/ とずっと一緒にいて、/e/ を永遠に幸せにし大切にすると誓う。 E> < [xarrêy] < {xar} + {rêy}。 U> {xar} と {rêy} が合わさった感情で、恋愛的な感情としては最も強いもの。 - {rêy} * xarih + 1210 〈名〉 =〈名〉 天使 M> ? - {buldoj} * xal + 1035 〈動主〉 =〈形〉 5 の =: 5 * xalket + 1723 〈動主〉 =〈形〉 かっこいい, スタイリッシュな, シャレた M> ? U> いわゆる「キマってる」という感じ。 * xalnif + 1067 〈名〉 =〈名〉 早朝, 朝 M> 日の出から起床までの時間。 * xalhas + 1202 〈動主〉 =〈形〉 明るい, 輝いた, 輝かしい M> 光であふれていて明るく美しい。 U> 単に明るさを強調するために用いられるだけでなく、比喩的に用いられることも多い。 U> {xalhas} は光が美しいことを表す。一方、{likxel} はさらに光が明滅していてその様子が美しいことを表す。日本語の擬態語である「キラキラ」をイメージすると分かりやすい。英語では brilliant や twinkle などが近い。 - {xat}*, {likxel} * xalér + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) ? M> ? U> 自分もしくは他人の絶望感に共感し、そのときの感情の共有によって自分の心も傷ついていくのを客観的に認識して、どことなく満足感を得ている状態を表す。基本は絶望という負の感情だが、正の感情も入り混じっている。単なる絶望である {gudit} や {gûdeb} とは異なる。 * xalír + 1345 〈名〉 =〈名〉 ? M> ? E> < {xalér}.n。 * xahal + 1070 〈名〉 =〈名〉 太陽 M> ? U> 「太陽が沈む」は {dêv/os/ a xahal}。{demes} は使わない。 * xayet + 1139 〈名〉 =〈名〉 月 M> ? * xâq + 1045 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 恥じらわせる, 気恥ずかしくさせる, 照れさせる =: 恥じらう, 気恥ずかしい, 照れる M> ? * xân + 1142 〈動〉 =〈動:自〉 生きる M> ? * xây + 1505 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 幸せにする, 幸福にする =: 幸せな, 幸福な M> ? U> 1 回良いことがあって幸せになっているというよりは、長い期間で見て良いことが多くあるということを表す。 * xádis + 1658 〈名〉 =〈名〉 秘密の隠れ場所 U> 特定の人だけが知っていて、その人たちだけで会話したり時を過ごしたりするための場所。 S> {a dem izi détek ivo cît izi sokulxoq, salet e xádis i zál.} → 図書室の隣の階段の下、そこが私たちの隠れ場所だった。 * xáf + 1065 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 産む, 出産する =: 生まれる M> 母体である /a/ から子や卵である /e/ を外に出す。 U> 「生まれる」はこの単語を受動相当表現にする。 * xár + 1387 〈動主〉 =〈形〉 かわいい, かわいらしい M> 接していると元気をもらえるようで好感をもてる。 - {hál}*, {fâl}, {yêm}, {lexat}, {fehal}, {mayak} * xál + 1128 〈名〉 =〈名〉 光 M> ? - {jodog} * xedfet + 1209 〈動主〉 =〈形〉 静かな, 閑かな, 静寂な M> 物音がほとんどなく穏やかな。 - {kelem}*, {detrad} * xegal + 1477 〈名〉 =〈名〉 (/ie/ への) 愛 M> ? E> < {xegil}.n。 S> {niseles olôm a xer i ces ca xegal.} → 彼の愛情は徐々に歪んでいった。 * xegil + 1477 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 愛する M> ? U> 相手のことが好きすぎるあまり歪んでしまった愛情を表す。{xar} と同じく、恋愛以外でも良い。 * xec + 1037 〈名〉 =〈名〉 白, 白色 M> ? E> < {xac}.n。 * xer + 1064 〈名〉 =〈名〉 (/ie/ への) 愛 M> /ie/ の全てを受け入れ、/ie/ を幸せにしずっと大切にしようとする思い。 E> < {xar}.n。 U> 実際に相手が幸せになっているかどうかは問わない。 * xerat + 1203 〈名〉 =〈名〉 音, 音調 M> ? - {tirad}* * xel + 1287 〈名〉 =〈名〉 5 E> < {xal}.n。 * xelneh + 1871 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 魔法をかける M> ? * xelnih + 1547 〈名〉 =〈名〉 魔法, 魔術 M> ? E> < {xalneh}.n。 U> 「/S/ に魔法をかける」は {xalneh/os/ e} [/S/] か {nakus/os/ zi xalnih e} [/S/] で表現する。 * xêy + 1505 〈名〉 =〈名〉 幸せ, 幸福, 幸福感 M> ? E> < {xây}.n。 * xèl + 1725 〈名〉 =〈名〉 神, 神様, 仏, 仏様 M> 信仰の対象になったりする人間を超えた能力をもった存在。 * xif + 1195 〈名〉 =〈名〉 星 M> ? * xiflohis + 1208 〈名〉 =〈名〉 流れ星, 流星 M> ? E> < {xif} + {lohis}。 * xod + 1202 〈名〉 =〈名〉 世界 M> ? * xodlas + 1723 〈動主〉 =〈形〉 上品な, 気品のある M> ? * xodol + 1070 〈動対〉 =〈形〉 高い, 高価な, 高額な M> 価格が比較的高い。 - {hap} * xok + 1140 〈名〉 =〈名〉 命, 生命 M> 生物が生きていくために必要だと考えられるもの。 * xokas + 1070 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 興味をもつ, 興味がわく, 関心をもつ M> /e/ のことをより深く知りたいと思う。 * xokes + 1364 〈名〉 =〈名〉 (/ie/ への) 興味, 関心 M> /ie/ のことをより深く知りたいと思う気持ち。 E> < {xokas}.n。 * xovas + 2009 〈名〉 =〈名〉 宗教 M> ? * xoq + 1035 〈名〉 =〈名〉 本, 書籍, 書物, 図書, 冊子 M> 文章や絵や写真などを印刷した紙を束ね、 一方の端を綴じてまとめたもの。 U> 専門的な内容を扱う本は {soxal} を用い、{xoq} で指すものはない。{xoq} は {soxal} を含む概念というより、{xoq} と {soxal} は別物と認識される。 - {soxal} * xolcas + 1288 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) あげる, 託す, 捧げる M> 非常に大切なものである /e/ を /ca/ に与える。 - {niq}*, {séq}, {beqzel} * xolac + 1361 〈動〉 =〈動:自〉 生活する, 暮らす, 過ごす M> 食事したり仕事をしたり睡眠をとったりなどの人間の営みを行う。 * xolos + 1767 〈名〉 =〈名〉 円, 丸, 円形 M> ? * xolus + 1767 〈動対〉 =〈形〉 丸い, 円形の M> 円の形をしている。 E> < {xolos}.v。 * xôy + 1074 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 整理する, 整頓する, 片付ける, 整える, 揃える =〈形〉 綺麗な, 整理された M> 乱れていて秩序のない状態の /e/ を乱れていない状態にする。 U> {e} 句は「部屋」などが入る。「本」などのような片付けるものは入らない。 * xòt + 1551 〈名〉 =〈名〉 球, 球体, 球形, ボール M> ? U> 球の形をしたものを一般に {xòt} と言う。球技で用いるボールのような特定の用途があるようなものは特に {soqal} と言う。 - {soqal} * xòc + 1760 〈動主〉 =〈形〉 賢い, 機転の効く, 頭の良い M> 状況に応じてより良い選択ができる。 - {xafev} * xùt + 1767 〈動対〉 =〈形〉 丸い, 球状の, 球形の M> 球の形をしている。 E> < {xòt}.v。 * japan + 1873 〈名〉 =〈名固〉 日本, 日本国 E> < japan.tl。 * jes + 1979 〈動主〉 =〈形〉 5/10 の =: 5/10 * jis + 1979 〈名〉 =〈名〉 5/10 E> < {jes}.n。 * jotov + 1805 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 潰す, 押し潰す, 壊す M> /e/ に力を加えてもともとの形を崩す。 - {bòlot}* * jodet + 2009 〈名〉 =〈名〉 影 M> 光が当たらないことによって周りと比べて暗くなっている部分。 * jodog + 1128 〈名〉 =〈名〉 闇, 暗闇 M> 光を消し周辺を暗くするもの。 U> 辺りを明るくする光と対照的に、辺りを暗くするものが {jodog}。実際は光をない状態を「暗い」と言うのだから、{jodog} が実在しているわけではない。 - {xál} * jodom + 1067 〈名〉 =〈名〉 深夜, 夜中, 真夜中, 夜 M> 多くの人が眠りについているだろう期間から日の出までの時間。 * jôm + 1037 〈動主〉 =〈形〉 黒い M> ? * jusit + 1758 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 汚す =〈形〉 汚い, 汚れた M> ? U> {jusit} は埃やゴミがついているなど簡単に汚れのもとを除去可能な状態を表し、{jûdol} は泥汚れのような洗ったりしないと綺麗にはならない状態を表す。例えば、机に埃が積もっていればそれは {jusit} だが、木でできた机にインクをこぼしてインクが染み込んでしまっている場合は {jûdol} である。「汚れた水」は {jûdol}。 - {jûdol}; {yél} * judem + 1037 〈動主〉 =〈形〉 古い, 古めかしい M> 見た目や雰囲気が昔のもののようである。 - {qôl}*, {tildef}; {fegiv} * jût + 1202 〈動主〉 =〈形〉 暗い M> 光が十分にない。 - {xat} * jûdol + 1758 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 汚す =〈形〉 汚い, 汚れた M> ? - {jusit}*; {yemas} * jûm + 1037 〈名〉 =〈名〉 黒, 黒色 M> ? E> < {jôm}.n。 * raskef + 1303 〈動〉 =〈動:自〉 休む, 休息する, 休養する, 休憩する, 一服する M> それまで行っていたことをやめて、体を楽にする。 * rashir + 1230 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 慰める M> /e/ の悲しみを忘れさせようと行動する。 * rasaf + 1255 〈動主〉 =〈形〉 安全な, 安心な M> 危害を負わせることのないような。 U> 防犯や防衛などの意味の「安全」の意味はない。英語で例えれば secure というより safe である。 - {gipik} * rasál + 1969 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ の) 治す, 癒す M> /zi/ が患っていた病気や怪我である /e/ をそれがない状態に戻す。 S> {sîya. dokolak e déx durasálat a zi tel e dib.} … おはよう。疲れを癒さない睡眠が終わったよ。 C~ 怪我も入れるか? * rat + 1034 〈名〉 =〈名〉 何でも U> 任意の物の代詞。 * rak + 1034 〈動主〉 =〈形〉 どんな U> 任意の修飾の代詞。 * rakut + 1035 〈名〉 =〈名固〉 ラクット U> 文の左側と右側につける 2 つの記号の総称。 * ragres + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) ? M> 喜びと悲しみが混ざり合って泣きたい気持ちに /e/ をさせる。 * raf + 1037 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 望む, 願う =: したい M> まだ実現していない /e/ が実現すれば良いだろうと思うようになる。 U> {raf/o/t e kin} [~] で「~したい」の意味になる。このとき助動詞的に用いることが多い。 U> {raf} は単に願うだけで受動的な印象をもたれ得るが、{zeraf} は願っていることを叶えようと自ら行動していることを表す。 U> 本当にそれを望んでいることを強調するのが {solxes}、羨ましがっているという意味を加えたのが {fertis}、実現してほしいことが自分の力ではどうにもならない場合が {lonaq}、望んでいる状態にはなっていない現状がつらいという意味合いを加えるのが {salzeg}。 - {solxes}, {fertis}, {lonaq}, {salzeg}, {zeraf} * rafles + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ と) 語らう, 会話する, 対話する, 談話する, 雑談する, おしゃべりする M> 様々な些細な話題について /ca/ と気楽に会話する。 - {kéc}*, {lak}*, {caz}, {liz}, {tufos} * rafhas + 1263 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から) 自由にする =〈形〉 自由な M> これまでの束縛をなくし、/e/ を自由な状態にする。 - {haves}* * rafap + 1489 〈動〉 =〈動:自〉 休む, 休憩する, 一服する, 息抜きする M> しなければならなかったことをやめて好きなことをする。 * rafef + 1316 〈動主〉 =〈形〉 簡単な, 易しい, たやすい, 容易な =〈副動〉 簡単に, たやすく, 容易に M> 行うのにそれほど手間や努力を必要としない。 - {dozeg} * rapik + 1664 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 楽しみにする, 期待する M> 好ましいことである /e/ が実現するのを楽しみながら待つ。 U> 楽しみにしていたことが実現した瞬間が終了相。 * rac + 1287 〈名〉 =〈名〉 6 E> < {ric}.n。 * rahas + 1291 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 楽しませる, おもしろがらせる =〈副動〉 楽しげに, 楽しく, おもしろげに =: 楽しむ, 楽しい, おもしろがる M> ? * rahit + 1389 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ で) 遊ぶ, 楽しむ, 興じる M> 好きなことである /e/ をして気分を良くする。 U> {rahit} は単純にやっていることを楽しんでいるということを表す。{helcis} は楽しむというよりは真剣でないという意味で、「遊び半分」といったニュアンスを含む。 - {helcis} * râfes + 1974 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 救う, 助ける, 救出する M> つらかったり苦しかったりしている状況から /e/ を脱させる。 U> 語義の「つらい状況」は広くとって良い。例えば、海で溺れているところを助けるなどの命に関わっている場合も、悲しいことがあって落ち込んでいるときに慰めの言葉をかけて元気にさせてあげた場合も、どちらも {râfes} である。ただし、「つらい状況」に悩んでいたり困っている状況は入らないので、迷子の道案内をしたなどは {râfes} ではない。 * rás + 1065 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 得, 利益 M> /ica/ にとって喜ばしいこと。 * rát + 1037 〈名〉 =〈名〉 話, 物語 M> どんなものごとが起こったかを描写した 1 つのまとまった内容。 U> フィクションかノンフィクションかどうかは問わない。 * ráttaq + 1350 〈名〉 =〈名〉 日記, 日誌, ダイアリー, ジャーナル M> その日に起こったことや考えたことなどを日付を添えて記しておくもの。 E> < {rát} + {taq}。 * ráttific + 1546 〈名〉 =〈名〉 おとぎ話 M> 子供に聞かせるための架空の物語。 E> < {rát} + {tific}。 * rátris + 1659 〈名〉 =〈名〉 噂, 風評, 風説, 風聞 M> 世の中で広く言われている明確でない内容。 E> < {rat} + [ris] (< {risev})。 * ráffér + 1542 〈名〉 =〈名〉 ロリコン, ロリータコンプレックス M> ? E> < [ráf] (< {ráfic}) + {fér}。 U> 単に年少の少女に特別な好みを抱いていることを表すだけで、そこに性や恋愛の意味合いはない。したがって、{ráffér} であるからといって、必ずしも、年少の少女と性的な行為をしたいと思っていたり、恋愛的な関係をもちたいと思っていたりするわけではない。 U> {ráffér} と {ráfhay} の違いは {fér} と {hay} の違いを参照すること。 U>「ロリコンである」は {kav/o/t e ráffér}。 - {ráfhay} * ráfhay + 1542 〈名〉 =〈名〉 ロリコン, ロリータコンプレックス M> ? E> < [ráf] (< {ráfic}) + {hay}。 S> {salot e aves a kin salot e hay a zas afam yisos e a tel, o dukavat a tel e ráfhay.} → 好きになる子が幼いだけで、私はロリコンではない。 - {ráffér}* * ráfec + 1542 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 好きになる, 好む M> ? E> {sâf} などとは異なり、{ráfec} はフェティッシュ的な好みを表す。ただし、必ずしも性的な意味合いはない。 - {sâf}*, {yis} * ráfic + 1542 〈名〉 =〈名〉 好み, 嗜好 M> ? E> < {ráfec}.n。 - {sêf} * rez + 1067 〈動〉 =〈動:自〉 笑う M> ? U> 声を出さずに顔の表情だけで笑うのが {hâr} で、声も出すのが {rez}。この {rez} の笑いの程度をさらに高くしたのが {balhat}。 - {hâr}, {balhat} * retes + 1501 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 気にする =: 気になる M> /e/ についていろいろと知りたくなる。 U> {ref/os/ sokis} よりも {retes/os/} の方が知りたいという思いは弱い。{retes} は知る機会があれば知っておきたいという程度。 U> {páz} などとは違い、心配などの感情の意味合いはない。 S> {retesat a tel e'n vomac lesos e pil te sot a refet lanes a ca ʻferanes.} → フランスに行った友達が今何をしているのか気になる。 * red + 1291 〈名〉 =〈名〉 ? M> ? P> {rev/os/ a red e kin} [~] … 本心から~と思う。特に感情が関わる内容について言う。 S> {loqoses okòv a tel zi fakrêy te tazik. dà, revat a tel e'n salat a cal e asas.} / {pa revat oyát e cal a red i loc?} → 実は昨日彼女と別れたんだ。でもそれで良かったと思ってる。/ それ本当に本心で言ってる? - {koled}* * rekot + 1235 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 感じる, 感づく, 察知する, 分かる M> 感覚的に /e/ の内容などが知っている状態になる。 - {kodek}* * ref + 1129 〈名〉 =〈名〉 望み, 願い, 夢, 願望, 希望 M> 実現してほしいと思っている内容。 E> < {raf}.n。 U> {ref} はそうなってほしいというただの願望だけを指し、それを実現させるために自分が何かをしようと思っているとは限らない。一方、{haraf} は実現のために自分から行動しようとしていることまで含意する。 - {haraf}, {solxis} * refet + 1064 〈名〉 =〈名〉 友達, 友人, 友, 仲良し M> 親しく付き合っていて互いに気の許せる人。 U> 「/S/ と /Z/ は友達」ということを表現したい場合は、{salat a} [/S/] {e refet i} [/Z/] もしくは {salat a} [/S/] {o} [/Z/] {e refet} とする。前者は /S/ に重点が置かれ、後者は /S/ と /Z/ の両方に重点が置かれる。 - {lef} * rev + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ と) 思う, 考える M> /e/ という意見をもつ。 * revez + 1305 〈名〉 =〈名〉 感情, 気持ち M> ? - {rîf}* * recak + 1255 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 感じる M> 五感によって /e/ の感覚が生じる。 * rel + 1034 〈名〉 =〈名〉 どんなことでも, 何でも U> 任意の場所の代詞。 * reláf + 1793 〈名〉 =〈名〉 曲, 楽曲 M> ? U> 歌唱が入るものは特に {yepil} と言う。 * ren + 1467 〈動主〉 =〈形〉 さん, ちゃん, 君 M> ? U> 親しみを込めて呼ぶときに用いる。相手の性別にはよらない。{ren} と違って丁寧になるというわけではないが、何もつけないよりは語調を緩和することができる。 H~ 2033: {sen} の履歴を参照。 - {ren}, {yen} * rêf + 1043 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 感じさせる =: 感じる M> /ca/ に /e/ という気持ちをもたせる。 U> {e} 句には感情を表す名詞が置かれ、{ca} 句はその感情を感じる人が置かれる。 U> 感情を表す動詞を用いずに、{rêf} と感情を表す名詞を用いることで、その感情を感じているということを強調することができる。 * rêy + 1035 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 恋する, 惚れる, 好きになる M> /e/ と一緒にいたいと感じ、一緒にいないときは /e/ のことを考えてしまうようになる。 S> {pa niseliz li red i tel a kin rêyas a'l e zis ovop?} → また誰かに恋すれば私は変われるのかな? - {xarêy} * rétik + 1797 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) ドキドキさせる, キュンキュンさせる =: ドキドキする, キュンキュンする M> 期待などで心臓の鼓動が速まっている状態に /e/ をする。 - {dalet}* * réd + 1092 〈動〉 =〈動:自〉 泣く, 涙する, 涙を流す M> ? U> {réd} は目から涙を流すことを表し、その理由については言及しない。したがって、原因は悲しさでも嬉しさでも良い。一方、{doris} は原因が悲しみや苦しみであることまで含意する。さらに、泣く度合いも一般に {réd} より大きい。{batref} は、涙を流すことより叫ぶほうが重視される。イメージとしては、子供が駄々をこねて叫んでいる感じである。 - {batref}, {doris} * récas + 1760 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 祝う, 祝福する M> 喜ばしいことである /e/ に対して、それを喜んでいることを言葉などで表現する。 U> {e} 句には出来事が入るので、{récas/os/ e taqxáf} とは言えても {récas/os/ e ces} などとは言えない。 * rém + 1455 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 想う, 思う M> /e/ の今の様子をあれこれと想像する。 U> {pafis} とは違う。 * ri + 1036 〈助〉 =〈接動〉 もし~, もしも~ U> {ri etut} で「~さえすれば」の意味になる。 * ris + 1034 〈名〉 =〈名〉 誰でも, どんな人でも U> 任意の人の代詞。 * risxerat + 1204 〈名〉 =〈名〉 旋律, メロディー M> ? E> < [ris] (< {risiv}) + {xerat}。 U> 語源からも分かるように水などに見立てられる。したがって、「メロディーが流れる」は日本語と同じく {risev/os/ a risxerat} と言う。 S> {risevaq a qilivtir li risxerat.} → ラジオからメロディーが流れている。 * risev + 1204 〈動〉 =〈動:自〉 流れる M> ? * risis + 1068 〈名〉 =〈名〉 川, 河, 河川 M> 海や湖に向かって地表の窪みに水が流れている部分。 * risiv + 1204 〈名〉 =〈名〉 流れ M> ? E> < {risev}.n。 * ritas + 1797 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 踊る, ダンスする, 舞う M> 音楽などの /e/ に合わせて体を動かす。 U> {e} 句には曲名や演目名などが入る。 * rites + 1982 〈名〉 =〈名〉 踊り, ダンス, 舞 M> 踊るために作られた一連の体の動きや楽曲。 E> < {ritas}.n。 * ritif + 1134 〈名〉 =〈名〉 魚 M> 水の中を泳いで生活する生物のうち比較的小さいもの。 * riv + 1207 〈名〉 =〈名〉 思い M> ? E> < {rev}.n。 * rivdel + 1979 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ で) びしょ濡れにする, ずぶ濡れにする, 濡らす =: びしょ濡れになる, びしょ濡れの, ずぶ濡れになる, ずぶ濡れの, 濡れる M> 多量の液体である /zi/ を /e/ にかけるなどしてひどく /e/ を濡れさせる。 - {rimin}* * ric + 1035 〈動主〉 =〈形〉 6 の =: 6 * ricam + 1134 〈動〉 =〈動:自〉 泳ぐ M> 体を動かすことで水中や水面を進む。 * rix + 1075 〈名〉 =〈名〉 水 =: お湯, 湯 M> ? U> 温度に関係なくこの単語が用いられる。{rix} 単体では熱いお湯のイメージも冷たい水のイメージももたない。したがって、「お湯」も普通は単に {rix} と言い、特に温度が高いことを言いたいときは {rix azâg} や {rix amozas} と表現する。 * rimin + 1350 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ で) 濡らす =〈形〉 濡れた =: 濡れる M> 液体である /zi/ を /e/ の表面にかけるなどして /zi/ を /e/ の内部まで染みこませる。 U> {rimin} はとにかく濡れることを表し、例えば水が少しかかったくらいでも良い。{rivdel} は濡れ度合いがよりひどく、水が滴っている状態や、絞ると水がかなり出てしまうような状態を表す。 U> 「濡れる」は受動相当表現にする。 - {rivdel}; {tacek} * rihal + 1149 〈動〉 =〈動:自〉 浮かぶ, 浮く =〈動:他〉 (/li/ を) 浮かべる M> 液体の表面にとどまる。 U> とどまっている場所が液体の表面ならば {rihaf}、液体の内部や空中であれば {hasef}。 U> 「浮かび上がる」の意味はない。したがって、経過相に「上に上がる」などといった移動のニュアンスは含まれない。 - {hasef} * rihic + 1427 〈名〉 =〈名〉 虹 M> 雨上がりなどに空に現れるカラフルな円弧状のもの。 N> シャレイア語においては、虹の構成色は {zef}, {levec}, {nev}, {ném}, {kesil}, {bag}, {menit} の 7 色である。 * riy + 1068 〈名〉 =〈名〉 海 M> ? U> 「海」として一般的な単語が {riy}。1 つの海洋全体を指すのが {varis}。 - {varis} * rîd + 1034 〈名〉 =〈名〉 どこでも, どんな場所でも U> 任意の場所の代詞。 * rîf + 1230 〈名〉 =〈名〉 気持ち, 感情 M> ? E> < {rêf}.n。 U> {rîf} も {revez} も感情のことを指すが、{revez} の方が「怒り」や「絶望」や「愛」などの強くて原始的な感情を指す。{rîf} はどちらかというと具体的なイメージ。 - {revez} * rîy + 1064 〈名〉 =〈名〉 恋 M> ある人と一緒にいたいという思い。 E> < {rêy}.n。 * ríc + 1785 〈副〉 =〈副形〉 どのくらいでも, どれくらいでも, どれほどでも, どの程度でも M> ? U> 厳密には {iti rel} と同義ではない。{iti rel} は「任意のことの程度」を意味し、程度を比較する対象が任意であることを表す。一方で {ríc} は「任意の程度」を意味し、程度が任意であることを表す。細かいことを考えなくても、「どの程度でも」の意味なら {ríc} を用いれば良い。 S> {kodis okôk e zel rafat e a zis, ri dulesis e'n revas a ces te lòt atuf eríc e'n dukodis opadit e cal.} → 願い事は必ず叶う、それが願わないかもしれないと一瞬でも思わなければ。 * rosoq + 1345 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 南西 M> ? * 'l + 1035 〈縮〉 =〈縮〉 {tel} * l + 1066 〈動〉 =〈動:自〉 する =〈動:他〉 させる U> 同じ動詞の重複を避けるため、前に出てきた動詞の代わりに用いる。動詞とそれを修飾するいくつかの助詞句全体の代わりにもなる。前の動詞と時制や相が一致している必要はない。注意すべきなのは、前の動詞と内容まで一致するわけではないということである。言い方を変えれば、代詞の {cit} ではなく {met} に対応する。 U> 受ける動詞句が否定文の場合、{l} の肯定形 (否定接頭辞がつかない形) の意味は否定文になる。一方、{l} を否定形で使うと、前の否定文の否定を意味するので肯定の意味になる。以下の例文を参照。 S> {dukavat a tel e qaled, dà dulat a ces.} → 私には弟がいないが、彼にはいる。 * la + 1068 〈助〉 =〈助動〉 ~で U> 個数や数量や順番などを表す。 * lasof + 1575 〈動〉 =〈動:自〉 振る舞う, 行動する M> ? U> 単独で用いられることはほぼなく、{ovel ifeli} [/S/] などの副詞句を伴う。 * lak + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ と) 話す, 語らう, 会話する, 対話する M> 言葉を用いてある話題についての情報や意見のやりとりを /ca/ とする。 U> コミュニケーションのうち、些細なことを気楽に語り合うことは特に {rafles} を用いる。 U> 言語を扱えるかどうかに言及する「/S/ を話せる」は {kil/o/t lakos qi} [/S/] と言う。 - {kéc}*, {rafles}, {caz}, {liz}, {tufos} * lakxerat + 1203 〈名〉 =〈名〉 音符 M> 音楽において、音の有無や高低や長さなどを表すために用いられる記号。 E> < [lak] (< {lakad}) + {xerat}。 U> 音部記号 (ト音記号など), 調号, 変化記号 (シャープなど), 拍子記号, 休符なども含む。 * lakad + 1136 〈名〉 =〈名〉 文字, 字 M> 言語などを記録するための視覚的な記号。 * lakadsay + 1974 〈名〉 =〈名〉 大文字, 装飾文字 M> ? E> < {lakad} + [say] (< {sayec})。 U> シャレイア語の文字は 2 種類あり、その一方はベースラインからアセンダーラインまで全体を使う。この文字はロゴや見出しなど特別に装飾や強調をしたいときだけに使われ、通常の文章中では用いられない。そのため、それを表すこの単語は「装飾する」という意味の {sayec} との合成語となっている。転じて、ラテン文字やキリル文字の大文字も指す。 - {lakadval} * lakadval + 1974 〈名〉 =〈名〉 小文字 M> ? E> < {lakad} + [val] (< {valek})。 - {lakadsay} * lafes + 1502 〈名〉 =〈名〉 兄弟, 姉妹 M> 同じ両親から生まれた人。 U> 年上なのか年下なのかや男なのか女なのかを区別しない言い方。兄弟姉妹全員を総称するのではない。 - {hinof}, {yaf}, {nîl}, {qaled} * lavák + 1350 〈動主〉 =〈形〉 おしゃべりな, 口数の多い M> 人と会話するのが好きで、よく人に話しかけたり話題を作ったりする。 E> < [lakvák] < {lak} + {vák}。 U> 単に人と話しているのが好きであるということだけを表し、「秘密を守れない」などの意味はない。 - {zilsif} * laxqov + 1175 〈名〉 =〈名〉 人形, ぬいぐるみ M> 玩具や装飾用として、動物や人間などの形に作られたもの。 E> < [lax] (< {laxol}) + [qov] (< {qovsic})。 U> 語源に「人間」が入っているが、人間の形をしたものだけを指すわけではない。クマのぬいぐるみも {laxqov} と言えるし、架空のキャラクターを模したものでも良い。 * laxol + 1074 〈名〉 =〈名〉 人, 人間, ヒト M> ? U> 動物的な観点から見た「ヒト」を表す。 U> 指示代名詞は基本的に {cit} で受ける。 * lam + 1979 〈動主〉 =〈形〉 6/10 の =: 6/10 * lan + 1056 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から /ca/ へ) 行く, 来る M> ? U> 物の位置の変化を表す基本的な単語として、{lan}, {cák}, {nîp}, {niciq}, {qon}, {fêc} の 6 つがある。これらは、まず距離に重点を置く {qon} と {fêc}、場所に重点を置く {lan}, {cák}, {nîp}、そして移動そのものに重点を置く {niciq} と、3 種類に分けられる。 U> {lan} は注目しているものとは別の方向に移動することを表し、{cák} は注目しているものの方向へ向かうことを表す。この「注目しているもの」は必ずしも主語であるとは限らないため、日本語の「行く」や「来る」とは綺麗に対応しないことに注意すること。{lan} に「移動の最終地点」というニュアンスを含めたのが {zêf} で、これにさらに「かろうじて」のニュアンスを含めたのが {zeghil}。{nîp} は少し特殊で、移動元に重点を置き、移動先については一切述べない。また、「いなくなってしまった」というニュアンスが含まれる。{niciq} は移動そのものを強調する言い方で、どこからどこへ移動したのかということには重点が置かれない。 - {cák}, {nîp}, {zêf}, {zeghil}, {niciq}, {qon}, {fêc} * lanqos + 1889 〈名〉 =〈名〉 老人, 年寄り, 高齢者 M> 年老いた人。 * lâf + 1057 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ に) 返事する, 返答する, 応答する M> /zi/ という呼びかけに対して、言語によって応答する。 U> 質問に回答を返す場合は {cakof}。 - {lican}* * lá + 1243 〈連〉 =〈接動〉 か, または, もしくは U> 節を結ぶときのみ使われる。 - {á} * lák + 1139 〈名〉 =〈名〉 時計 M> 時刻を示す道具。 U> 単に {lák} と言うと、壁などに掛けたり机に置いたりする固定式の時計を指す。腕時計などの持ち運び式のものは {sokiq} という。 - {sokiq} * láv + 1546 〈名〉 =〈名〉 子供 M> 大人としてはまだ十分に成長していない人。 U> 女性なら {finiq} もしくは {fér} に、男性なら {qáb} に相当する。 - {kez}, {tific} * le + 1316 〈助特〉 =〈助名〉 ~の =〈助形〉 ~の U> 数値を示すことで修飾語の程度を表す。 U> 数量をとるという点で {la} と似ているので、区別に注意。 S> {câses a tel e ces te zîk ile taq il'ayos.} → 3 日前に彼に会った。 S> {salat a ces e aqôl ile vác il'atisetsez olôx.} → 彼女は永遠の 17 歳だ。 * les + 1065 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) する M> ? U> 英語の do のように、漠然とした動作を表す。ただし、前に出てきた動詞をもう一度使いたいとき、重複を避ける目的で代わりに用いる動詞は {l} で、{les} は使えない。 U> {e} 句に {kin} 節をとると、{kin} 節の動詞を強調しているというニュアンスを伝えられる。その場合、もともとの動詞の時制と相が {les} の時制と相になり、{kin} 節内に移動したその動詞の相は現在時制無相とする。例えば {vilisif} の強調は {lesif e kin vilisas} となる。ただし、自他は {les} に移らないので注意すること。 U> 上で説明した強調の構文において {les} を否定形にすることで、部分否定の文を作ることができる。以下の 1 番目の例文を参照。 S> {dulesot e kin déxas ovák a ces.} → 彼はいつも寝ているわけではない。 S> {dulesis e'n défaz ovel emic li kalsas i tel ica hax.} → 私の幸せの基準がこれ以上下がることはないだろう。 * lesvop + 1531 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) やり直す M> 一度行った /e/ をもう一度行う。 E> < {les} + {vop}。 U> 助動詞的に用いることができるが、そうする場合もそうしない場合もどちらも多い。 * lesit + 1266 〈名〉 =〈名〉 ミカン =: みかん M> ? * letyem + 1550 〈名〉 =〈名〉 チョコレート, チョコ, ショコラ M> ? * letoq + 1330 〈名〉 =〈名〉 脚, 肢, 足 M> ? U> 足首より先も含める。 * ledis + 1361 〈名〉 =〈名〉 ズボン, パンツ M> ? * lek + 1068 〈名〉 =〈名〉 会話, 談話, 話 M> とある話題についての言葉を用いた情報や意見のやりとり。 E> < {lak}.n。 * lef + 1293 〈名〉 =〈名〉 知人, 仲良し, 友達, 友人, 友 M> 親しく付き合っているがそれほど気が許せるわけではない人。 U> 学校や職場などで頻繁に会うので流れ的に付き合っている程度の仲の人を表す。{refet} よりは親睦の度合いが低いが、家の近くでよく見かけて少し挨拶するくらいの「知っている人」よりは高い。これは {lef} ではなく {zis fedàtat e} と言う。 - {refet} * lefom + 1982 〈名〉 =〈名〉 牛乳, ミルク M> ? * levkit + 1725 〈名〉 =〈名〉 ガラス M> ? * levlis + 1872 〈名〉 =〈名〉 眼鏡 M> ? E> < [lev] (< {levkit}) + [lis] (< {lisaz})。 U> 度の有無は考慮しない。 U> 「眼鏡をつける」と「眼鏡を外す」は衣服と同様にそれぞれ {kôm} と {folom} で表現する。 * levas + 1316 〈動主〉 =〈形〉 いくつかの M> 多くもなく少なくもない数量の。 * levac + 1664 〈動主〉 =〈形〉 オレンジの, オレンジ色の, 橙の, 橙色の M> ? * levec + 1664 〈名〉 =〈名〉 オレンジ, オレンジ色, 橙, 橙色 M> ? E> < {levac}.n。 * lebak + 1974 〈動〉 =〈動:他〉 (/e/ を) 興奮させる, 盛り上がらせる, 舞い上がらせる =: 興奮する, 盛り上がる, 舞い上がる M> /e/ をものごとに夢中にさせ、それによって気分を非常に高めさせる。 U> 性的な意味合いはない。 * lebet + 1574 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 混ぜる, 混合する, 加える =: 混ざる M> /ca/ に /e/ を合わせて 1 つにする。 * lexat + 1389 〈動主〉 =〈形〉 かわいい, かわいらしい M> ? - {hál}*, {xár}, {fâl}, {yêm}, {fehal}, {mayak} * lem + 1979 〈名〉 =〈名〉 6/10 E> < {lam}.n。 * lêt + 1128 〈名〉 =〈名〉 方向, 向き M> ? * lêdik + 1974 〈名〉 =〈名〉 文 M> ? U> 文法における単位の 1 つとして「文」を表す。「文章」の意味では {valek} を使う。 * lêk + 1069 〈名〉 =〈名〉 個, 人 M> ? U> 数詞を伴って基数を表す。ただし、普通は {ila lêk} の縮約形 {il'} として用いられる。個数を強調したいときは縮約せずに用いられることもある。 * lé + 1243 〈連〉 =〈接動〉 または, もしくは U> 節を結ぶときのみ使われる。 - {é} * lèdet + 1952 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 降らせる =: 降る M> 天候として空から /e/ を降らせる。 U> {a} 句を伴わない。 U> 天候を表現するための動詞である。例えば {lèdet/os/ e kivilhiv} で「霰が降る」となる。ただし、雨と雪については、それぞれ専用の動詞 {derex}, {yekil} があるのでこちらを使い、{lèdet} は使わない。なお、天候を表現するのではなく「霰などが空から落ちてくる」という現象そのものを記述したいときは、{deliv/os/ e kivilhiv} などとする。 * li + 1034 〈助〉 =〈助動〉 ~に, ~を U> 他動詞の相手を表す。 * lissod + 1070 〈名〉 =〈名〉 ヒナギク, デイジー =: デージー M> ? E> < [lis] (< {lisaz}) + [sod] (< {sodel})。 * lisaz + 1070 〈名〉 =〈名〉 目, 眼 M> ? U> 範囲としては、眼球のうち外から見える部分を指す。 * lisid + 1502 〈名〉 =〈名〉 フォーク M> ? * liz + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 話す, 語る, 物語る M> 1 つのまとまった内容である /e/ を言葉で表現する /ca/ に知らせる。 - {kéc}*, {lak}, {rafles}, {caz}, {tufos} * liteq + 1253 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ を) 通過する, 通る, 通り過ぎる M> /ca/ まで移動し、さらにその先まで進もうとする。 U> {ca} 句で表される場所に到着し、そこから少しでも離れた瞬間が完了相。 * litéz + 1974 〈名〉 =〈名〉 傘 M> 雨や雪や日光を防ぐために頭上に掲げるもの。 U> 普通は雨傘を指す。特に日傘と区別したい場合は {litézderix} を用いる。 * litézderix + 1974 〈名〉 =〈名〉 雨傘 M> 雨や雪を防ぐために頭上に掲げるもの。 U> 普通は単に {litéz} で良い。日傘などの雨や雪を除ける以外の用途の傘と区別したいときに用いる。 E> < {litéz} + {derix}。 * litézxal + 1974 〈名〉 =〈名〉 日傘 M> 日光を防ぐために頭上に掲げるもの。 E> < {litéz} + {xal}。 * litik + 1243 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ を) 向く, 面する, 顔を向ける =〈動:他〉 (/li/ を /ca/ に) 向かせる M> /ca/ の方向に正面があるように、位置を変えずに動く。 U> 正面が {ca} 句の指すものに面した瞬間が完了相。 U> 主語に立つのは人だけに限らない。 * lides + 1835 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 判断する, 判定する, 決める M> {e} について考えてそれに対する回答を決定する。 U> {e} 句は間接疑問文を置く。 * likxel + 1340 〈動主〉 =〈動:自〉 煌めく, 輝く =〈形〉 煌めいた, 輝いた, 輝かしい, キラキラの M> ? U> いろいろな角度から光を当てられたダイアモンドが煌めく様子をイメージすれば分かりやすい。 - {xalhas}* * likok + 1805 〈名〉 =〈名〉 コップ, カップ, グラス M> 飲み物などを入れるための容器。 * likom + 1036 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 観察する M> /e/ の細部まで理解できるように、/e/ を注意深く見る。 - {lic}*, {káz}, {zesqik}, {poqos}, {vîtic} * lifek + 1067 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ と) 関係する, 関連する, 係る, 結びつく, つながる M> ? * lifik + 1067 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ との) 関係, 関連, 結びつき M> ? E> < {lifek}.n。 U> {kav/os/ e lifik ica} [/S/] で {lifek/os/ ca} [/S/] と同じ意味になる。 U> {ica} 句を人にすることで仲の良さを表現することができる。例文を参照。 S> {kavat a tel e lifik asas ica ces.} → 私は彼と仲が良い。 * lifoq + 1204 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 越える, 越す, 過ぎる M> /e/ を通り過ぎて /e/ の向こう側へ移動する。 * livak + 1454 〈名〉 =〈名〉 風景, 景色, 眺望, 展望, 眺め M> ? U> 日本語の「光景」のように、その場の様子を意味するわけではない。 * livem + 1574 〈動主〉 =〈形〉 平らな, 平たい, 滑らかな, 平坦な M> 凹凸がほとんどない。 U> 「でこぼこ」の反意語。水平であるという意味は含まないので、例えば坂道でも舗装されていて表面に凹凸がなければ {livem} と言える。また、凹凸がなければ良いので、表面が曲がっていても良い。 - {doqlivem} * lipot + 1178 〈動〉 =〈動:自〉 跳ぶ, 跳ねる, ジャンプする M> 地面を蹴ることで身体を空中に上げる。 * lic + 1036 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 見る, 目にする =〈動:他〉 (/li/ に /e/ を) 見せる M> 目を使って /e/ の様子を認識する。 U> {lic} が「見る」の意味の最も一般的な単語。{likom} は細かいところまでしっかり分かるように、いろいろな視点から見て回ることを表す。{káz} は視線を 1 ヶ所に固定してずっとそこを見ていることを表す。{zesqik} はそのままでは見にくいものをわざわざ無理して見ることを表す。これは「どうしても見たかった」というニュアンスをしばしば含む。{poqos} は見ている対象に視線を向けてはいるが、しっかり見ようとしてそれを見ているわけではないことを表す。日本語の「ぼーっと見る」というのがちょうど合う表現である。{vîtic} は一瞬だけ見ることであり、いわゆる「チラ見」を表す。 U> 相は「目にする」という訳語で考えると分かりやすい。すなわち、対象が視覚で確認できる領域に入ってきた瞬間が完了相となり、確認できなくなる瞬間が終了相であり、その間が継続相である。 U> {e} 句には {kin} 節をとることができ、「~の様子を見る」の意味になる。なお、上に上げた類義語の中で、{e} 句に {kin} 節をとれるのは {lic} だけである。 U> 日本語の「見える」を訳すときには、「意識せずに目に入ってきてしまう」という意味なら {lic} を受身表現にし、「見ることができる」という意味なら {qif/os/ e kin licosal} と可能表現を使う。 - {likom}, {káz}, {zesqik}, {poqos}, {vîtic} * lican + 1057 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ に) 反応する, 応答する M> /zi/ に対して行動を行う。 U> 相手の言語的な呼びかけに対し、言語的な応答をする場合は、特に {lâf} を用いる。 U> 具体的にどんな行動を行ったかは、この動詞だけでは明示することはできない。これを表現したい場合は、{lican/os/ zi} [/S/] {o} [~] のように、{o} で動詞をつなげる。 U> 応答する対象は {zi} 句。日本語につられて {ca} にしないこと。 - {lâf} * liqon + 1209 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から /ca/ へ) 持って行く M> ? U> {liqon}, {nifet}, {qolvab}, {qinil} はそれぞれ {lan}, {cák}, {nîp}, {niciq} に対応し、使い分けもこれらに準ずる。 - {nifet}, {qolvab}, {qinil} * lirit + 1204 〈名〉 =〈名〉 涙 M> ? U> {lirit} は単に涙を指す一般的な語で、{dir} は悲しみによって流された涙だけを表す。 - {dir} * lilos + 1239 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 続ける, 継続する =: 続く M> ? U> {e} 句には {kin} 節をとることが多い。その場合、{kin} 節の動詞は期間相か反復表現の経過相である必要がある。無相の動詞などは置けない。 U> 助動詞的に用いることができる。 * linif + 1240 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 導く, 連れていく, 案内する, 誘導する M> /e/ が /ca/ までたどり着けるように手助けする。 * lîs + 1070 〈名〉 =〈名〉 輪, 環 M> 細いものを両端で繋げた形状のもの。 U> 円形である必要はない。 * lîd + 1068 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 読む M> /e/ に記されている文字を目で追って、その内容を理解する。 U> 書かれている内容を声に出していてもいなくても {lîd} と言える。単に {lîd} といった場合はだいたい黙読のことを指し、音読である場合は {fi qelar} などを加えて声に出していることを明示する事が多い。 U> {e} 句には本や看板などの文字が記されているものを置く。読む内容を {kin} 節で表現することはできない。 * lîgif + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 集中する, 専念する, 熱中する M> /e/ だけに意識を向け、他のものに注意が向かなくなる。 * lîv + 1967 〈動〉 =〈形:主〉 真っ直ぐな, 一直線の =: まっすぐな M> 曲がっていない。 - {nofel} * lìk + 1888 〈動主〉 =〈形〉 (/ica/ に) 固有の, 特有の, 独特な M> /ica/ だけがもっていて他はもっていない。 * lo + 1243 〈連〉 =〈接動〉 と U> 節を結ぶときのみ使われる。 - {o} * loskot + 1338 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 列挙する, 枚挙する, 数える, 数え上げる M> /e/ にあたるものを 1 つずつ具体的にたくさん示す。 - {qitel}* * lot + 1094 〈動主〉 =〈形〉 長い M> 線状のものの端から端までの距離が大きい。 U> 細長いものの端から端までの長さが大きいのが {lot} で、幅の距離が大きいのが {davom}。 - {davom}; {tev} * lotid + 1502 〈名〉 =〈名〉 箸, お箸 M> ? * lodfos + 1573 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ に) 跳ね返る, 反射する, バウンドする M> /zi/ にぶつかって移動の方向が逆になる。 U> 一連のバウンド全体を指す。最初に物にぶつかった瞬間が開始相で、移動方向が変化して物から離れた瞬間が完了相。 * loke + 1074 〈助〉 =〈助動〉 ~について, ~に関して * lokud + 1137 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) しまう, 入れる, 収める M> /zi/ をしばらく保管するために /ca/ に入れる。 - {fotaq} * lof + 1043 〈動〉 =〈副動〉 よく, しばしば, 頻繁に M> 特定の期間において、7 割から 9 割くらいの頻度で。 - {vák}, {têl}, {depeq}, {dum} * lofzir + 1424 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 懐かしむ, 懐かしがる, 追憶する, 回顧する M> 過去に経験した /e/ のことが自然と思い出される。 U> {e} 句には経験の内容が入るので、{kin} 節が置かれやすい。 U> 日本語の「懐かしむ」には思い出した内容が良いものであるというニュアンスが多少含まれるが、{lofzir} はそうではない。 U> 過去を思い出した上で、その出来事についていろいろなことを考えることは {zirnit} と言う。 * loftes + 1508 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 伸ばす, 張る M> 曲がったり縮んだりしている /e/ をまっすぐにする。 U> 「体を伸ばす」も {loftes}。 S> {lofteses a tel e sôt vo caf izi dilik.} → 私は鏡の前で伸びをした。 * lofqot + 1239 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ へ) 旅する M> いつもいる場所から離れた場所である /ca/ へ、ある目的のために行く。 - {qoras}* * lofyet + 1311 〈名〉 =〈名〉 リボン M> 衣服などの装飾のために使われる帯状の織物。 U> これを用いて結び目を作ったものが {yelfat}。 - {yelfat}* * lov + 1725 〈動〉 =〈副動〉 ずっと M> ある期間中続けて。 * loc + 1031 〈名〉 =〈名〉 あなた, お前 U> 二人称単数を表す。日本語のように多様ではないので、二人称単数は全てこの単語で表す。 * locaf + 1334 〈動主〉 =〈動:自〉 続く, 継続する, 引き続く, 繰り返す =〈形〉 続いた, 引き続いた, 繰り返す M> 順番的に次のものが順々に存在する。 U> {locaf/o/c a} [/S/] と言うと、何らかの順番がつけられた列において、/S/ で示されるものが次から次へと並んでいる状態を表す。ここでの「順番」というのは、実際に並んでいる列でも良いし、時間的な流れなどでも良い。例えば {locafoc a derex} なら「雨が降る」という現象が次から次へと存在することになり、「雨の日が続いている」という意味になる。 S> {nibitag li soxot e qetan a pafem locafac a olôx.} → 永遠に続く悩みごとのせいで頭が動かなくなった。 * loqis + 1305 〈名〉 =〈名〉 車, 自動車, 乗用車 M> ? * loqiv + 1146 〈名〉 =〈名〉 電車, 列車, 汽車 M> ? * loqos + 1344 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から) 離れる =〈動:他〉 (/li/ を /zi/ から) 離す M> /zi/ と接触している状態から /zi/ との距離が大きくなる。 U> 「離れた場所の」の意味では {loqos} ではなく {qon} を用いる。 =〈動:自〉 (/zi/ と) 別れる M> 恋人である /zi/ との恋の関係をやめる。 - {qon}; {fetip} * lon + 1067 〈名〉 =〈名〉 夜, 晩 M> 日没から多くの人が眠りについているだろう期間までの時間。 * lonaq + 1494 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 祈る, 願う, 望む, 念願する M> 自分では実現させられそうにない /e/ が実現してほしいと思う。 U> 「自分ではどうしようもないので神頼みする」というニュアンスがある。 S> {zedat désaf a tel, cife lonaqat a'l e'n kodes a zel aves ite zilok vo pér.} → 私は寝ようと思う、過去に起こった全てのことが夢であることを願って。 - {raf}*, {solxes}, {fertis}, {salzeg} * lohis + 1067 〈動〉 =〈動:自〉 飛ぶ, 飛行する M> 空中を移動する。 U> これに「ふわふわ」というニュアンスを加えたのが {hirfis}。 U> 飛行機で移動する場合など、他の飛行するものに乗って移動する場合も {lohis} を使える。 - {hirfis} * lôt + 1134 〈名〉 =〈名固〉 1 m, 1 メートル =: m, メートル * lôd + 1277 〈名〉 =〈名〉 道, 道路, 通路 M> ? U> {lôd} は「道」という意味の一般的な語であるが、車道を含んでいるなど、車が通れるような大きな道はあまり指さない。そのような道は {solol} で表現する。また、これら 2 つの単語は屋外の道を指すことが多い。建物の中に設けられている部屋や建物同士を結ぶ道は {tafec} で表す。 - {solol}, {tafec} * lôdpasif + 1291 〈名〉 =〈名〉 迷路 M> 入り組んでいるために自分の居場所が分からなくなりやすい一連の道。 E> < {lôd} + {pasif}。 U> {lôdpasif} は入り組んでいる道を指し、{kedpasif} は通路が入り組んでいる建物全体を指す。 - {kedpasif} * lôdiq + 1889 〈名〉 =〈名〉 おじいさん, おじいちゃん M> 年老いた男の人間。 - {fíled} * lôk + 1253 〈名〉 =〈名〉 時, 時間 M> ? U> 「時が過ぎる」は {liteq/os/ a lôk}。 S> {pîtas e tel, dà kelitas e tel te lôk avév.} → 私は怖かったが、同時に安心もしていた。 S> {te lôk atov câsos te a ces, baldetos a ces.} → 彼らは会うたびに喧嘩する。 * lôq + 1291 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 貸す, 貸し出す M> 自分のものである /e/ を一時的に /ca/ のものとして使わせる。 - {caqol}; {fév} * lôx + 1147 〈動〉 =〈副動〉 永遠に, 永久に, ずっと M> どんなに時間が経っても続けて。 U> ある時点から先の時間全体を表し、必ずしも「過去から未来までずっと」の意味ではない。時間を数直線で表すなら、{lôx} が表すのは未来の方向へ無限に続く半直線であり、数直線全体である必要はない。 U> 期間相とともに使われる。 * lôl + 1986 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 送る, 送付する M> ? * lôm + 1071 〈動主〉 =〈形〉 遅い, ゆっくりの, のろい =〈副動〉 遅く, ゆっくり, のろく, 徐々に M> ものごとを始めてから終わるまでにかかる時間が多い。 - {mêl}*, {domet}; {tîv} * lòt + 1353 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ から /ica/ までの) 期間, 時間 M> ? * lûx + 1454 〈名〉 =〈名〉 永遠, 永久 M> ? E> < {lôx}.n。 * matef + 1805 〈名〉 =〈名〉 パン M> ? * mafet + 1178 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 触る, 触れる M> 体の一部を /e/ と接した状態にする。 U> 接触させる体の一部は手だけに限らないが、単に {mafet/os/ e} [/S/] と言うと、手で触ったと解釈される。それ以外の部位で触った場合は {qi} 句で明示する。 U> 「そっと触れる」というニュアンスを付加したのが {fisref}。 - {fisref} * marit + 1977 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 洗う, 洗浄する M> 水を使って汚れている /e/ を綺麗にする。 * may + 1505 〈動主〉 =〈形〉 甘い M> ? * mayak + 1415 〈動主〉 =〈形〉 かわいい M> ? - {hál}*, {xár}, {fâl}, {yêm}, {lexat}, {fehal} * mez + 1141 〈動〉 =〈副動〉 まだ, いまだ M> ? * met + 1034 〈名〉 =〈名〉 それ U> 同種の人の代詞。 U> 英語の one に相当する。{cit} とは異なり、前述の名詞と同一のものを指すのではなく、前に出てきた名詞と同じ言葉で指せる別のものを表す。 * medel + 1074 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 壊す, 破壊する =: 壊れる M> /e/ が正常に機能しないようにする。 - {dôk}*, {baval}, {qidok} * meber + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 眠くする =: 眠い M> /e/ に眠りたいと思わせる。 * meris + 1035 〈名〉 =〈名〉 1 分, 1 分間 =: 分 M> ? * melet + 1067 〈名〉 =〈名〉 夕方, 夕 M> 日が沈み始めてから日没までの時間。 * melos + 1071 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 遅れる, 遅刻する, 遅延する M> それまでに /e/ を行うと決められた時間より後に /e/ を行う。 U> {e} 句の内容を完了した瞬間が完了相。したがって、例えば寝坊して学校に遅れることに気づいた瞬間に「遅れる」と言いたい場合は以下の 2 通りの表現が可能である。1 つ目は、「遅れる」という行為がその時点ですでに始まっていて、実際に「遅れる」ということが確定する途中であると考えて、現在時制経過相で表現する方法である。2 つ目は、「遅れる」という行為は、学校に着いたときに完了する未来の出来事だと考え、未来時制無相にする方法である。前者の場合、気づいた時点で遅れることが確定しているというニュアンスがあり、後者の場合は、急げば何とか間に合うかもしれないというニュアンスがある。 U> {e} 句は遅れる内容をとり、「学校に遅れる」のように場所をとることはない。この場合は「学校に着くのに遅れる」と考えて {melos/os/ e kin lanis ca vesax} などと表現する必要がある。 - {sacav} * menet + 1664 〈動主〉 =〈形〉 紫の, 紫色の M> ? * menit + 1664 〈名〉 =〈名〉 紫, 紫色 M> ? E> < {menet}.n。 * mêl + 1071 〈動主〉 =〈形〉 遅い, ゆっくりの, のろい =〈副動〉 遅く, ゆっくり, のろく M> 動く速度が小さい。 - {lôm}, {domet}; {vit} * miv + 1074 〈名〉 =〈名〉 紙 M> ? * mic + 1057 〈副〉 =〈副形〉 より M> ? - {micvav}, {dès} * micvav + 1876 〈副〉 =〈副形〉 以上 M> ? E> < {mic} + {vav}。 U> 「全く同じ場合も含める」ということに特別言及しなければならない場合に限り {micvav} を用いる。そうでない場合は単に {mic} にする。 - {mic}, {dèsvav} * micat + 1980 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ と) 比べる, 比較する M> /e/ について /zi/ を基準として、似ているところや異なるところを見つけようとする。 U> 比べるものの中で注目している方や調べたいものの方を {e} 句に置き、基準とするものを {zi} 句に置く。比べるもののうちどれかを注目しているというわけではない場合は、比べるもの全てを {e} 句に置き、{zi} 句は使わない。これは {zi cáv} の省略と見なされる。 * mozas + 1069 〈動主〉 =〈形〉 温かい, 暖かい M> 温度が程よく高くて心地良い。 - {zâg}; {tîb} * mozes + 1283 〈名〉 =〈名〉 温もり, 温かみ M> 心地良い温度の熱。 E> < {mozas}.n。 U> 「布団に温もりが残っている」や「運動して身体に温かみを感じる」などのように、少し温度が高いことを表す「温もり」を表す。「木の温もり」や「心の温もり」などの「温もり」は {fayim}。 * movan + 1037 〈名〉 =〈名〉 森, 林, 森林 M> 木々が多く生い茂っている地域。 U> 日本語のように森と林を区別しない。 * molaf + 1624 〈名〉 =〈名〉 春, 春季 M> ? - {zalak}, {fèt}, {bisig} * molec + 1360 〈名〉 =〈名〉 唇 M> ? * monaf + 1068 〈名〉 =〈名〉 ネコ =: 猫 M> ? * mudok + 1266 〈名〉 =〈名〉 10 g =: g, 1 g, グラム E> < [mu] + {dok}。 * mul + 1979 〈動主〉 =〈形〉 0/10 の =: 0/10 * mulôt + 1134 〈名〉 =〈名固〉 1 cm, 1 センチメートル =: cm, センチメートル E> < [mu] + {lôt}。 * 'n + 1035 〈縮〉 =〈縮〉 {kin} * nasol + 1837 〈名〉 =〈名〉 土, 土壌 M> ? * natet + 1994 〈名〉 =〈名〉 虫, 昆虫 M> 小型の動物。 U> 明確な基準があるわけではないが、だいたい目に見える程度から 3 cm 程度までの大きさの動物を指す。動物の種類は問わず、鳥類でも貝類でも小型なら {tenat} と言える。 U> 生活するにあたって物理的もしくは精神的に害を与えるような虫は、特に {bunat} と言う。 - {bunat} * natis + 1345 〈名〉 =〈名〉 砂 M> ? * nakus + 1128 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ で) 包む, くるむ, 覆う M> /e/ の周りを /zi/ で囲むようにし、どの方向からも /e/ が見えなくなるようにする。 - {hikut}* * nafot + 1330 〈動対〉 =〈形〉 裸の, むき出しの M> 他のもので覆われていたり包まれていたりしない。 U> 意味は広く、物に対しても使える。例えば {taqit anafot} と言えば、壁紙が張られていない壁などを表せる。 * nav + 1070 〈動主〉 =〈形〉 黄色い M> ? * nalsol + 1767 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 植える M> 植物である /e/ が育つように、その種や苗を土に埋める。 * nalef + 1075 〈動主〉 =〈形〉 自然な, 当然の, もっともな =〈副動〉 当然 M> そうあるべきである様子の。 - {qilôt} * nayef + 1064 〈名〉 =〈名〉 花 M> 植物の綺麗に色づいている部分全体。 U> 茎や花など植物全体を指すことはなく、それには {nát} を用いる。また、一つ一つの花弁を指すわけでもなく、それには {náy} を用いる。 U> 「花が咲く」は {kâk/os/ a nayef}。 * nâd + 1037 〈名〉 =〈名〉 木, 樹木 M> ? * nás + 1140 〈動主〉 =〈形〉 本当の, 事実の, 実際の M> 実際に起こったことである。 - {dun} * nát + 1070 〈名〉 =〈名〉 花 M> 花を咲かせる植物。 U> 綺麗に色づく部分としての花 (花びら) だけを指すのではなく、茎や葉なども含めた 1 つの植物全体を指す。花びらは {náy}。 * nátoc + 1994 〈名〉 =〈名〉 草 M> ? * nám + 1362 〈動主〉 =〈形〉 緑の, 緑色の M> ? * náy + 1456 〈名〉 =〈名〉 花びら, 花弁 M> 植物の綺麗に色づいているそれぞれの部分。 * netel + 1248 〈名〉 =〈名〉 血, 血液 M> ? * nev + 1070 〈名〉 =〈名〉 黄, 黄色 M> ? E> < {nav}.n。 * necat + 1664 〈名〉 =〈名〉 灰色, グレー M> ? E> < {necit}.n。 * necit + 1664 〈動主〉 =〈形〉 灰色の, グレーの M> ? * neltis + 1353 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 舐める M> 舌で /e/ をなでるように触れる。 * nelas + 1247 〈名〉 =〈名〉 首 M> 動物の頭と胴体を繋いでいる部分。 * nemok + 1140 〈名〉 =〈名〉 鼻 M> ? * nés + 1244 〈名〉 =〈名〉 事実, 現実 M> 実際に起こったこと。 E> < {nás}.n。 - {don} * ném + 1362 〈名〉 =〈名〉 緑, 緑色 M> ? E> < {nám}.n。 * ni + 1066 〈助特〉 =〈助形〉 ~より, ~と比べて =〈接形〉 ~より, ~と比べて * nis + 1037 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から /ca/ に) なる, 変わる, 変化する =〈動:他〉 (/li/ を /zi/ から /ca/ に) する, 変える, 変化させる M> ? U> {nis} は変化の前と後の状態に重点を置く言い方で、{nisel} は「変化」ということそのものに重点を置く。例えば、「医者になりたい」と言いたい場合、大事なのは「医者」であって、医者への変化そのものではないので、{nis} を使うのが一般的。また、変化そのものに重点を置くことから、{nisel} は {zi} 句や {ca} 句を伴わずに使われることが多い。 U> 助詞句のとり方には 2 通りある。1 つ目は、「/S/ が /Z/ になる」のような、主語そのものが別のものに変化する場合で、この場合 {nis/os/ a} [/S/] {ca} [/Z/] と表現する。2 つ目は、「/S/ (の性質) が /Z/ から /T/ に変わる」のような、主語のある性質が別の性質に変化する場合で、これは {nis/os/ a} [/S/] {ca} [/Z/] {zi} [/T/] で表現できる。どちらにしても、決して {e} 句はとらないので注意。 U> 継続相で使われた {nis} と {sal} は表す内容が同じであるが、{nis} の方には「別のものから変化してきた」というニュアンスが含まれる。 U> {ca} 句および {zi} 句には形容詞も置くことができる。 - {nisel} * nissîr + 1239 〈動主〉 =〈形〉 恥ずかしい M> 恥ずかしがらせるような。 E> < {nis} + {sîr}。 * niszaz + 1070 〈動主〉 =〈形〉 驚くべき, 注目すべき, すごい =〈副動〉 驚くべきことに M> それを知った人は驚いてしまうような様子の。 E> < {nis} + {zak}。 * nisdod + 1204 〈動主〉 =〈形〉 悲しい M> 悲しませるような。 E> < {nis} + {dod}。 * nisdoj + 1204 〈動主〉 =〈形〉 つらい M> つらくさせるような。 E> < {nis} + {doj}。 U> 人が感情としてつらさを感じていることを表現するときは {doj} を用いる。この {nisdoj} は、「つらい出来事」のようにそれに関わった人をつらい思いにさせるような様子を指す単語で、基本的には物事を修飾する。 * nispît + 1505 〈動主〉 =〈形〉 怖い, 恐ろしい M> 怖がらせるような。 E> < {nis} + {pît}。 * niscavef + 1532 〈動主〉 =〈形〉 興奮する, ワクワクする M> ワクワクさせるような。 E> < {nis} + {cavef}。 * nisqil + 1505 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から /ca/ に) 訳す, 翻訳する M> /zi/ の言語で表現された /e/ をほぼ同じ意味になるように /ca/ の言語で表現し直す。 E> < [nis] (< {nisel}) + [qil] (< {qilox})。 * nisxây + 1505 〈動主〉 =〈形〉 幸せな M> ? E> < {nis} + {xây}。 S> {salot e anisxây a kin etís kavat a zis e fakrêy.} → 彼女がいるというだけで幸せなのだ。 * nisxok + 1070 〈動主〉 =〈形〉 おもしろい, 興味深い M> 興味をもたせるような。 E> < {nis} + [xok] (< {xokas})。 * nisrahas + 1505 〈動主〉 =〈形〉 楽しい, おもしろい M> ? E> < {nis} + {rahas}。 * nislof + 1424 〈動主〉 =〈形〉 懐かしい M> 昔を思い出させるような。 E> < {nis} + [lof] (< {lofzir})。 * nishar + 1505 〈動主〉 =〈形〉 幸せな, 嬉しい, 良い M> 幸せにするような。 E> < {nis} + {har}。 S> {pa kodes e zel anishar?} → 何か良いことでもあったの? * nisyah + 1728 〈動主〉 =〈形〉 ほわほわする, 幸せにする M> 脳がとろける感覚にするような。 E> < {nis} + {yah}。 * nisaq + 1045 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 羨む, 羨ましがらせる, 妬む =: 羨む, 羨ましい, 羨ましがる, 妬む M> /e/ が良い状況に置かれていると思い、/e/ のようになりたいと感じる。 U> 「良いな」と思う程度なのが {nisaq} で、「何としてでもなりたい」の意味合いを込めたのが {bûdez}。 U> {e} 句には人が置かれる。 - {bûdez} * nisel + 1051 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から /ca/ に) 変わる, 変化する =〈動:他〉 (/li/ を /zi/ から /ca/ に) 変える, 変化させる M> ? U> 助詞句のとり方は {nis} と同じ。 - {nis}* * nitez + 1254 〈名〉 =〈名〉 坂, 坂道, 斜面, スロープ M> 基準となる面と比べて地面が傾いている部分。 U> 階段の横に設置されているような傾斜面としての「スロープ」は {rasnitez}。 * nitezras + 1255 〈名〉 =〈名〉 スロープ M> 人間や自転車などが通りやすいように段差部分に設置された、ゆるやかに傾斜した通路。 E> < {nitez} + [ras] (< {rasaf})。 * nifet + 1209 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ から /ca/ へ) 持って来る M> ? - {liqon}*, {qolvab}, {qinil} * nifil + 1038 〈動主〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 似る =〈形〉 (/ica/ に) 似ている, そっくりの M> /a/ の見た目が /ca/ と同じように見えるようになる。 - {kàf}* * nibit + 1489 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 中断する, やめる M> 今まで行っていた /e/ を途中で続けるのをやめる。 U> {dokol} は終えるべきところまで続けてきちんと終える感じがするが、{nibit} は途中でもやめてしまうことを表し、中途半端で終わったというニュアンスがある。 - {dokol} * nicas + 1049 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 渡す M> ? U> 所有者が変化したかどうかには言及しない。 * niciq + 1056 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から /ca/ へ) 動く, 移る, 移動する M> /a/ の位置が /zi/ から /ca/ に変化する。 U> {niciq} は全体として位置が変化すること、{qetan} は一部でも良いので位置が変化することを表す。例えば「動くな」と言われたとき、それが {niciq} であれば、その場を離れなければ良いだけで、例えば首を回したり足を上げたりすることはできる。一方で {qetan} の場合は、一切動いてはならず、首を回すのはもちろんだが、指を動かすのも不可であるという意味になる。 - {lan}*; {qetan} * niq + 1049 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 与える, あげる =: もらう M> 自分の所有している /e/ を /ca/ のものにしようとする。 U> {niq} は「与える」の意味で最も汎用的に用いることができる。{séq} は好意でものを与えることを表す。「プレンゼトをあげる」のような場合は、単に {niq} と言うより {séq} を使う方が好まれる。{xolcas} は大事なものを与えることを表す。「託す」の意味合いが強い。{beqzes} は不本意ながら与えることを表し、{séq} とは真逆のニュアンスをもつ。日本語では「くれてやる」という感じである。なお、これらは所有者の変化を表すだけで、実際に物が動いているかどうかには言及しない。物の移動は {nicas} などで表す。 U> 「もらう」は受動態相当表現で表す。これに相当する単語は存在しない。 U> {ca} 句に置かれるものの所有物に実際になったかどうかまで含意しないため、「{niqes ca ces à dufezikes a ces}」という状況もあり得る。これは上で述べた {niq} の関連語についても同様である。 - {séq}, {xolcas}, {beqzel} * niqot + 1489 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 休む, やめる, 中止する, 欠席する, 欠勤する M> 今後行うと決められていた /e/ を行わないことにする。 U> {e} 句には {kin} 節を置く。「学校を欠席する」は {niqot/os/ e kin lanis ca vesxaf} とする必要がある。 * niltes + 1555 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 染める, 染色する M> ? U> {ca} 句には色を表す名詞型不定詞が入る。 * nîp + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ を) 去る, 離れる, 立ち去る M> /zi/ から別の場所へ移動する。 U> 「もともといた場所からいなくなってしまった」というニュアンスになるため、移動先には重点が置かれず、{nîp} 自身も {ca} 句をとらない。ただし、向かった方向を {cali} 句で表すことはよくある。また、どうしても行き先を示したければ、{nîp/os/ zi} [/S/] {o lan/os/ ca} [/Z/] のように言う必要がある。 U> {zi} 句が表す場所を離れた瞬間が完了相である。 - {lan}*, {cák} * nîl + 1050 〈名〉 =〈名〉 兄, お兄さん M> 同じ両親から生まれた男の子供のうち、年上の方。 - {qaled}, {hinof}, {yaf}, {lafes} * noz + 1129 〈動主〉 =〈形〉 (/izi/ と) 反対の, 逆の M> 対をなすものの /izi/ ではない方である。 * nozej + 1363 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 失敗する, 間違える, しくじる M> ? - {xasak} * nozij + 1540 〈名〉 =〈名〉 失敗, 間違い, しくじり M> 失敗した内容。 E> < {nozej}.n。 U> 成功させるはずだった内容ではなく、失敗して実際に行ってしまった内容を指す。 * nodom + 1139 〈名〉 =〈名〉 嘘 M> 他の人を騙すために作られた事実とは違う内容。 * nof + 1035 〈動主〉 =〈形〉 0 の =: 0 * nofel + 1967 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 曲げる =〈形:対〉 曲がった =: 曲がる M> ? U> 基本的に {e} 句は棒状のものが入る。 - {lîv} * nolet + 1330 〈名〉 =〈名〉 足 M> ? U> 足首より先の部分だけを指す。胴体から分かれた先の太ももなどを含んでいる部分全体を指すには {letoq} を使う。 * nolôt + 1266 〈名〉 =〈名〉 100 m, 100 メートル =: km, 1 km, キロメートル, 1 キロメートル E> < [no] + {lôt}。 U> シャレイア語には 1 km ちょうどを表す単語は存在しないので、1 km を表すには 100 m が 10 個分と考えて {nolôt il'10} などとする必要がある。 * nôk + 1035 〈名〉 =〈名固〉 ノーク U> 縮約形において、その位置に消された文字があることを示す。 * nòqot + 1980 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 騙す, 欺く, 詐る M> 自分の都合の良いように意図的に /e/ に嘘を伝える。 * nuf + 1287 〈名〉 =〈名〉 0 E> < {nof}.n。 * hasax + 1249 〈名〉 =〈名〉 雲 M> ? * hasef + 1149 〈動〉 =〈動:自〉 浮く, 浮かぶ, 浮遊する M> 液体や気体の中間および空中などにとどまる。 U> 空中に浮かんでいる場合、{hasef} と {hirfis} は似たような意味を表す。ただし、{hasef} は移動することがほとんどなく、{hirfis} は移動しているという点で異なる。 - {rihal}*, {hirfis} * hafas + 1070 〈動主〉 =〈形〉 桃色の, ピンクの M> ? * hafe + 1373 〈間〉 =〈間〉 ありがとう, ありがとうございます E> < {hafer}。 * hafes + 1070 〈名〉 =〈名〉 ピンク, 桃色 M> ? E> < {hafas}.n。 * hafer + 1373 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 感謝する M> ? E> 相手に感謝の気持ちを伝えている必要はなく、心の中でありがたいと思っていれば {hafer} と言える。 * haves + 1263 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 自由にする =〈形〉 自由な =〈副動〉 自由に, 好きに, 好きなように M> 行いたいと思うことを行えるような状態に /e/ をする。 U> これまで何かしらの束縛があり、それが終わって気持ちが晴れ晴れしているというイメージを加えたのが {rafhas}。英語で例えると、{haves} は freedom に、{rafhas} は liberty に似ている。 - {rafhas} * hap + 1070 〈動対〉 =〈形〉 安い, 安価な, 廉価な M> 価格が比較的低い。 U> 英語の cheap とは違い、「安っぽい」などの質の低さは含まない。単に価格が低いことだけを示す。 - {xodol} * hapet + 1070 〈名〉 =〈名〉 ウサギ =: 兎 M> ? * hax + 1094 〈名〉 =〈名〉 満足, 満足感, 幸せ, 幸福, 幸福感 M> ものごとがうまくいった結果ときに感じる良い気分。 E> < {hix}.n。 - {vêf} * har + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ の) 気分を良くする, 幸せにする, 幸福にする, 嬉しくする =: 気分が良い, 幸せな, 幸福な, 嬉しい M> 少しのことでは怒ったり悲しんだりしないような気分に /e/ をする。 U> 一般的な正の感情を表す基本的な単語。 * hardot + 1863 〈動〉 =〈動:自〉 ため息をつく M> 緊張が解けたり失望したときなどに大きく息を吐く。 * halfet + 1574 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) はためかせる, そよがせる, 翻らせる, ヒラヒラさせる =〈副動〉 ヒラヒラと =: はためく, そよぐ, 翻る, ヒラヒラする M> 布状のものである /e/ を波のように揺れ動かせる。 * halxaf + 1249 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 抱く, 抱き締める M> /e/ をしっかりと抱く。 - {kafel}* * halat + 1838 〈動主〉 =〈形〉 (/ica/ に) 天才な, 天才的な, 非凡な M> 他の人が少し努力したくらいでは達することのできないような /ica/ をする能力をもった。 * halet + 1838 〈名〉 =〈名〉 (/ica/ の) 才能, 天賦 M> 他の人が少し努力したくらいでは達することのできないような /ica/ をする能力。 E> < {halat}.n。 * halif + 1139 〈副〉 =〈副特〉 すなわち, つまり M> より分かりやすく言い換えられた。 U> 基本的に [/S/] {é} [/Z/] {ehalif} の形で用いられる。{é} 以下が挿入構文になることも多い。 S> {vahixat a ces. dukocaqat ehalif a ces vo valtih.} → 彼は死んだ。つまりこの世にはいないのだ。 * haliv + 1500 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 慣れる, 手慣れる M> /e/ を何度も行ううちに /e/ が上手にできるようになる。 * hanif + 1128 〈動〉 =〈動:自〉 溶ける, 融ける, 融解する =〈動:他〉 (/li/ を) 溶かす, 融かす M> 固体である /a/ が熱によって液体に変化する。 - {pamer}* * hanot + 1034 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 放る, 放り投げる M> 手に持っている /e/ を /ca/ に向かってそっと投げる。 - {foles}*, {zedlig} * hay + 1050 〈名〉 =〈名〉 少女, 女の子, 女子 M> 8 歳から 14 歳くらいまでの女の人間。 - {tiqat} * hâc + 1292 〈名〉 =〈名〉 高く, 高所 M> 基準面からの上方向への距離が大きい場所。 E> < {hîc}.n。 - {dìl} * hâr + 1067 〈動〉 =〈動:自〉 微笑む, 笑う, 笑む, 綻ぶ M> ? - {rez}* * hâl + 1141 〈名〉 =〈名〉 スカート M> ? U> 丈の長さは日本語と同じように {lot} と {tev} で表現する。 * hâlfeloq + 1797 〈名〉 =〈名〉 ワンピース M> 上衣とスカートが繋がっている衣服。 E> < {hâl} + {feloq}。 * hâlfér + 1495 〈名〉 =〈名〉 ミニスカート, ミニスカ M> 自然に座ったときに膝が見える程度の丈のスカート。 E> < {hâl} + {fér}。 U> {hâl atev} と言った場合、どのくらいの短さを指すかは表現者の意図や文脈によるが、{hâlfér} は概ね語義にあるような丈のものを指す。 * háp + 1134 〈動主〉 =〈形〉 軽い, 軽量の M> 持ち上げるのにあまり力を必要としない。 - {dôz} * hál + 1035 〈動主〉 =〈形〉 かわいい, かわいらしい M> 接していると自然と心が和むようで好感をもてる。 U> 動物など人ではないものに使うこともある。ただし、人に使う場合はほとんど女性に対して言う。男性にはほとんど使われない。 U> {hál} は一緒にいると癒やされるようなかわいさ、{xár} は無邪気で元気をくれるようなかわいさ、{fâl} はかわいがってあげたくなるような感じ、{yêm} はあざとい感じのあるかわいさ、{lexat} はおとなしい感じのかわいさを表す。{mayak} はこれら全てのかわいさの上位概念で、かわいさのあまり様々な感情が爆発するような感じである。 U> 上で述べた単語は全て人や動物 (場合によっては人形なども含む) のみを修飾する。同じく「かわいい」という意味の {fehal} はそれ以外も修飾できる。 C~ 春香は {fehal}、やよいは {fâl} と {xár}、亜美は {xár}、雪歩や智絵里は {hál}、雪美や (オフのときの) 杏奈は {lexat}、みくは {yêm}。 H~ 2009: {lexat} の語義が実際に使われているイメージと違っていたので変えた。「クールなイメージ」とあったが、実際は雪美のようなおとなしい感じを表すことが多い。定義当時は違ったのだろうか? - {xár}, {fâl}, {yêm}, {lexat}, {fehal}, {mayak} * hálem + 1871 〈動〉 =〈動:自〉 (/ca/ に) 甘える, 甘ったれる M> 普段以上に /ca/ に馴れ馴れしくしてかわいがられようとする。 * hàk + 1837 〈名〉 =〈名〉 空気, 大気 M> ? * her + 1421 〈名〉 =〈名〉 良い気分, 幸せ, 幸福, 幸福感 M> 少しのことでは怒ったり悲しんだりしないような気持ち。 E> < {har}.n。 * helcas + 1389 〈名〉 =〈名〉 遊び, お遊び, おふざけ M> 真剣にではなくやっていること。 E> < {helcis}.n。 * helcis + 1389 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ で) 遊ぶ, ふざける, 遊び半分でやる M> 真剣にではなく /e/ を行う。 U> 単に真剣でないことを表し、「相手をからかう」などの意味は含まない。この意味では {ziltis} を使う。 - {rahit}* * hisez + 1255 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 登る, 上る, 上がる M> 傾いている /e/ の上を通って、下方から上方へ移動する。 - {denit} * hisot + 1246 〈名〉 =〈名〉 天井 M> 部屋の上部を仕切っている部分。 * hizak + 1202 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 挑戦する, チャレンジする M> 困難な /e/ を達成しようとする。 U> {e} 句には挑戦の内容を {kin} 節で表現することが多い。 * hizek + 1239 〈名〉 =〈名〉 挑戦, チャレンジ M> 何とか達成しようとして行う困難なこと。 E> < {hizak}.n。 * hizel + 1140 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ で /ca/ に) 勝つ, 勝利する =〈動:他〉 (/li/ に /e/ で /ca/ に) 勝たせる M> /e/ で競い合い、決められた基準のもとで /ca/ より優位な立場になる。 U> 競うゲームが {e} 句、競う相手が {ca} 句なので注意。 - {fidev} * hit + 1068 〈動〉 =〈動:自〉 立つ, 立ち上がる =〈動:他〉 (/li/ を) 立たせる M> 縦になり、 脚で自分の体重を支える姿勢をとる。 U> {a} 句は主に人 (まれに動物) が来る。「建物が立っている」 などの用法はない。 - {déq} * hitál + 1994 〈名〉 =〈名〉 鳥, 鳥類 M> 空を飛ぶ動物。 * hidsol + 1037 〈名〉 =〈名〉 橋 M> ? * hikot + 1456 〈名〉 =〈名〉 (/ie/ の) 覆い, カバー M> /ie/ を覆っているもの。 E> < {hikut}.n。 * hikut + 1128 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /zi/ で) 覆う, かぶせる M> 一方の面で固定されている /e/ に対して他方の面の /zi/ を置き、/e/ が見えなくなるようにする。 U> 覆われるものは {e} 句で、覆うのに使うものは {zi} 句で表現する。 U> 地面や壁などの他のものですでに一方の側が隠されているとき、もう一方の側を覆って見えなくするのが {hikut}。どの方向からも隠されていない状態で、全体を見えないように覆うのが {nakus}。言い換えれば、結果的に 2 つ以上のもので覆われるなら {hikut} で、1 つだけのもので覆われるなら {nakus}。 - {nakus} * hif + 1074 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ から) 上, 上方 M> ? E> 上に乗っているのか単に上方にあるだけなのかの区別 (英語で言うなら on と above の区別) はなく、文脈で判断される。 - {dem} * hiv + 1057 〈副〉 =〈副形〉 最も, 一番 M> ? - {doqhiv} * hivas + 1428 〈名〉 =〈名〉 空, 天空, 上空 M> 地上から非常に高い位置の空間。 - {hîx}* * hiq + 1094 〈動主〉 =〈形〉 高い M> 地面などの基準となる水平面から上端までの距離が大きい。 U> 地面などの基準面からの上方向への距離が長いのが {hiq} で、基準面から下方向への距離が長いのが {dêm}。基準面から上への距離が長い位置を表すのが {hîc}。{hiq} と {dêm} は物についての表現で、{hîq} が位置についての表現である。 U> 人間の背の高低は {hiq} と {déf} は用いるのではなく、{lot} と {tev} を用いる。これは、{hiq} や {déf} を使うには、何か基準となる一定の面 (普通は地面) が必要となるからである。人間は地面に固定されているわけではないので、{hiq} などは使えないという理屈である。 - {dêm}, {hîc}; {déf} * hix + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 満足させる =: 満足する, 満足な M> ものごとがうまくいった結果、/e/ を気分が良い思いにさせる。 U> 語義に「ものごとがうまくいく」とあるが、自分が何かしら行動している必要はなく、他の人の活動がうまくいってそれによって嬉しい気持ちになった場合でも {hix} を使える。自分が実際に行動していて、そのうまくいった内容が「難しいことをやり遂げる」である場合は、特に {vâf} と言える。 - {vâf}, {tèg} * hirfis + 1067 〈動〉 =〈動:自〉 飛ぶ, 飛行する, 舞う, 漂う M> ゆっくりと軽そうに飛ぶ。 - {lohis}*, {hasef}* * hilsot + 1756 〈動主〉 =〈形〉 上位の, 上級の M> ? U> 「優れている」という意味合いはない。 - {citled} * hilef + 1311 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 大好きになる =: 大好きだ, 大好き M> /e/ がとても良いものだと思うようになる。 - {sâf}* * hilok + 1072 〈動〉 =〈動:自〉 起きる, 起き上がる M> ? - {deras} * hinad + 1664 〈名〉 =〈名〉 山 M> 周りの土地と比べて高さが非常に高くなっている部分。 * hinof + 1050 〈名〉 =〈名〉 姉, お姉さん M> 同じ両親から生まれた女の子供のうち、年上の方。 - {yaf}, {nîl}, {qaled}, {lafes} * hîf + 1149 〈動〉 =〈動:自〉 上がる, 上昇する =〈動:他〉 (/li/ を) 上げる M> 上方向へ移動する。 - {dêv} * hîc + 1292 〈動主〉 =〈形〉 高い M> 基準となる水平面から上への距離が大きい位置にある。 U> 「高いところを」という意味での「高く」を表現しようとして {hîc} を副詞用法で用いるのは誤り。正しくは {vo hâc} とする。 - {hiq}*, {dêm}; {dèl} * hîx + 1128 〈名〉 =〈名〉 空, 天空 M> ? U> 地上から上を見上げると空が見える。このとき、実際にはそうではないが、上空には天井が存在してそこに空が貼りついているようにも見える。このようなイメージをもった「空」が {hîx} である。したがって、{hîx} は平面的である。一方、地上からかなり高い位置の空間を指すのが {hivas} である。これから分かるように、{hîx} は {hivas} の下にある。また、星は {hîx} にある。 - {hivas} * hîxlon + 1195 〈名〉 =〈名〉 夜空 M> 夜の空。 E> < {hîx} + {lon}。 U> {hîx ite lon} と同じ意味だが、{hîxlon} にはその夜空が美しいということがニュアンスとして含まれる。 * hot + 1979 〈名〉 =〈名〉 3/10 E> < {hut}.n。 * hodem + 1291 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ に) 虚無感を感じさせる =: 虚無感を感じる M> 過去に価値のないことをしてしまった結果、/e/ をつらくさせる。 * hodim + 1291 〈名〉 =〈名〉 虚無感, 虚脱感 M> 過去に価値のないことをしてしまったことによるつらい感情。 E> < {hodem}.n。 * holpas + 1041 〈動〉 =〈動:自〉 (/zi/ から) 消える, 消え去る, 消え失せる, なくなる, 消滅する M> 他のものが気づかないうちに /zi/ から消える。 - {pariq}*, {firnif}, {tîvif} * holap + 1995 〈動〉 =〈形:主〉 アホな, 間抜けな, 馬鹿な =: 阿呆な, バカな M> ? - {tebem}* * hôr + 1044 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 切なくする, 哀しくする =: 切ない, 哀しい M> 何かが周りに存在しないような気分にさせ、/e/ を悲しませる。 * hut + 1979 〈動主〉 =〈形〉 3/10 の =: 3/10 * hûr + 1505 〈名〉 =〈名〉 切なさ, 哀しさ M> 何かが周りに存在しないような悲しい気分。 E> < {hôr}.n。 * ya + 1036 〈間〉 =〈間〉 はい, イエス U> 肯定の意味合いを強めたいときは、{okôk} と続けて言う。 * yas + 1202 〈名〉 =〈名〉 (/ie/ への) 愛情, 好意, 愛 M> ? E> < {yis}.n。 U> {xer} ほど重くなく、友達やペットなどにも向けられる感情を表す。love というより affection に近い。 - {yerfis} * yasal + 1307 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 肯定する, 認める, 認容する M> /e/ が真実だとはっきり言う。 - {dufoq} * yaf + 1050 〈名〉 =〈名〉 妹 M> 同じ両親から生まれた女の子供のうち、年下の方。 - {hinof}, {qaled}, {nîl}, {lafes} * yaftoq + 1363 〈名〉 =〈名〉 自信, 自負 M> 自分の能力や才能などを信頼する気持ち。 E> < [yaf] (< {yafik}) + {toq}。 * yafek + 1202 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 信じる, 信頼する, 信用する M> /e/ は自分の期待に沿うものだと思う。 U> {e} 句が人である必要はない。 * yafik + 1363 〈名〉 =〈名〉 (/ie/ への) 信頼, 信用 M> /ie/ を信頼する気持ち。 E> < {yafek}.n。 * yaxos + 1323 〈動主〉 =〈形〉 美しい M> ? U> 神秘的とも言えるような「美」があることを表す。 * yaxus + 1345 〈名〉 =〈名〉 美 M> ? E> < {yaxos}.n。 * yalfes + 1073 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 大切にする, 大事にする M> /e/ が非常に重要なものなので、気を配って扱ったり接しようと思うようになる。 - {sokes}* * yamef + 1805 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ で) 褒める, 称える =: 誉める M> /e/ が行った /ca/ を高く評価していると伝える。 * yah + 1728 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) ほわほわさせる, 幸せにする =: ほわほわする, 幸せな M> /e/ を脳がとろけるような感覚にする。 - {yâx}* * yâ + 1071 〈間〉 =〈間〉 やあ - {sîya}* * yâx + 1069 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 幸せにする =: 幸せな M> ? U> {yâx} は「えへへー」という感じで、基本的に好意的に想っている人と一緒にいるときに使う。{yah} は「ほわほわー」という感じで、かわいいものを見たりおいしいものを食べたりしたときの、ほわほわする気持ちを表す。 - {yah} * yâl + 1420 〈動主〉 =〈形〉 問題ない, 大丈夫な, OK な =〈副動〉 問題なく =: 大丈夫, OK M> 不安になる点や間違いなどが一切ない。 S> {ditat kelitaf e'c. salat a zat aves e ayâl.} → 安心してください。何の問題もありません。 * yâla + 1363 〈間〉 =〈間〉 分かった, 了解, OK U> フランス語の d'accord と同じで、何かを承諾したときに言う。 * yát + 1245 〈動主〉 =〈形〉 真実の, 本当の, 正しい =〈副動〉 本当に M> ? U> {pa e ayát} を文の後に置くことで「~ですよね」という付加疑問の意味を出すことができる。なお、これ以外に {pa dulat} でも付加疑問は表現できる。 S> {câses a loc e ces vo fecil ica fêd. pa e ayát?} → この付近で彼女に会ったんですよね? - {dûl} * yesaf + 1037 〈動主〉 =〈形〉 新しい, 新品の M> 成立してから誰も使用していない。 U> 新品で美しいという意味を加えたのが {yelnas}。 - {fec}*, {fegiv}, {yelnas}; {tiljef} * yetih + 1291 〈名〉 =〈名〉 アイドル, スター M> テレビなどに出て歌ったり踊ったりしている若い芸能人。 U> 「偶像」の意味は薄れている。また、単なるタレントや役者や歌手は含まれない。基本的に女性のアイドルを指す。 * yekal + 1140 〈名〉 =〈名〉 雪 M> 空から降ってくる粒になっていない氷の結晶。 E> < {yekil}.n。 U> {yekal} は雪を指す一般的な語で、空から降ってくる雪も積もった後の雪も指す。{xaflit} は空から降ってくる途中の雪の欠片の一つ一つを指し、積もった後の雪は指さない。 - {xaflit} * yekil + 1140 〈動〉 =〈動:自〉 雪が降る, 降雪する M> 空から粒になっていない氷の結晶が降ってくる。 U> 助詞句を伴わず、単独で用いられる。 * yekuf + 1573 〈動対〉 =〈動:自〉 (/e/ を /ca/ に) 夢中にさせる, 魅了する, とりこにする =〈形〉 (/ica/ に) 夢中な M> /ca/ ばかりに触れてしまって他のことがほとんどできなくなるように /e/ をする。 U> 否定的なニュアンスはない。 * yefex + 1369 〈動主〉 =〈形〉 魅力的な, 素敵な, 素晴らしい M> ずっとそれを見たり触れたりなど関わっていたいと思えるような。 * yefix + 1369 〈名〉 =〈名〉 魅力 M> 魅力的だと思わせる原因となる性質。 E> < {yefex}.n。 * yepel + 1092 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 歌う M> 音の高低やリズムをつけて /e/ を声を出す。 U> {e} 句には「歌」など歌う対象のみが入り、歌う内容を表現することはできない。 * yepil + 1092 〈名〉 =〈名〉 歌, 歌曲 M> 歌うために作られた一連の詞やメロディー。 E> < {yepel}.n。 U> 歌唱だけ (アカペラ) でも {yepil} と言えるが、普通は楽器などの演奏つきのものを指す。 * yer + 1236 〈名〉 =〈名〉 心 M> ? U> 理性などを司る {soxot} と対比して、感情などを司るものとしての「心」を指す。 U> 日本語では「心の中で~する」のように頭を使っている場合でも「心」という単語を用いることがあるが、このときは {yer} ではなく {soxot} を用いる。 - {soxot} * yerfes + 1283 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 大好きになる =: 大好きだ, 大好き M> ? U> 友達に対して言う「大好き」の意味。恋心がある場合は {rêy} を用いる。 - {yis}* * yerfis + 1288 〈名〉 =〈名〉 (/ie/ への) 愛情, 愛 M> ? E> < {yerfes}.n。 - {yas} * yeram + 1842 〈動主〉 =〈形〉 おいしい, うまい, 美味の M> 幸せを感じるほどにおいしい。 - {saret}* * yerif + 1035 〈動主〉 =〈形〉 美しい, 綺麗な =: きれい M> 色や形や雰囲気などが全体的に整っていて、好感をもてる。 U> 物に対しても人に対しても使える。さらに、人であれば女性に対しても男性に対しても使える。その場合、女性なら「美人」、男性なら「ハンサム」を指す感じである。 * yerih + 240 〈名〉 =〈名固〉 イェリア E> フルネーム {yerih}[-likxelis]。 * yelfat + 1310 〈名〉 =〈名〉 リボン M> 帯状の織物を結ぶことで作られた結び目の部分で、飾りなどに使うもの。 U> 基本的には、帯状の織物を指すのではなく、それで作られた結び目を指す。ただし、結び目の両端の帯状の部分 (結び目に使われていない部分) を含めて {yelfat} ということもある。結び目を作る前の状態は {lofyet} と言う。 U> 「リボンを結ぶ」は {volfek/os/ e lofyet} とも {volfek/os/ qe yelfat} とも表現できるが、普通は前者を用いる。 - {lofyet} * yelnas + 1340 〈動主〉 =〈形〉 綺麗な, ピカピカの M> 誰も使っていないかのように汚れなどがない状態の。 U> 実際に新品である必要はなく、まるで新品であるかのように綺麗な状態であれば良い。 - {yesaf}* * yeles + 1499 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ の) 世話をする, 世話する, 世話を焼く, 面倒を見る, 構う M> ? * yelic + 1767 〈名〉 =〈名〉 アクセサリー, 装身具 M> 装飾のために身につけるもの。 * yelicsîk + 1141 〈名〉 =〈名〉 髪飾り M> 髪を飾るためのアクセサリー。 E> < {yelic} + {sîk}。 * yelicnelas + 1982 〈名〉 =〈名〉 ネックレス, 首飾り M> 首元を飾るためのアクセサリー。 E> < {yelic} + {nelas}。 * yemas + 1976 〈動対〉 =〈形〉 綺麗な M> ? - {yél}*; {jûdol} * yen + 2033 〈動主〉 =〈形〉 ちゃん M> ? U> {ren} の指小辞化。かわいい相手に対して親しみを込めて呼ぶときに用いる。 - {ren} * yêtis + 1239 〈動主〉 =〈形〉 素晴らしい, 驚くべき, すごい M> 存在していることが信じられないほど質が高い。 - {xaslef}, {fesax} * yêx + 1505 〈名〉 =〈名〉 幸せ M> ? E> < {yâx}.n。 * yêm + 1389 〈動主〉 =〈形〉 かわいい, かわいらしい M> ? - {hál}*, {xár}, {fâl}, {lexat}, {fehal}, {mayak} * yét + 1245 〈名〉 =〈名〉 真実, 本当 M> ? E> < {yát}.n。 - {dôl} * yéf + 1037 〈名〉 =〈名〉 妻, 嫁, 家内, 奥さん M> 結婚した女性の相手。 - {zeqak} * yél + 1976 〈動対〉 =〈形〉 綺麗な M> ? U> {yél} は {jusit} の対義語で、{mayes} は {jûdol} の対義語。使い分けについては {jusit} の項を参照のこと。 - {yemas}; {jusit} * yis + 1283 〈動〉 =〈動:自〉 (/e/ を) 好きになる, 好む =: 好きだ, 好き M> ? U> この意味を強めたのが {yerfes}。 - {sâf}, {ráfec}, {yerfes} * yîc + 1345 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 北 M> ? * yîckelol + 1658 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 北北西 M> ? E> < {yîc} + {kelol}。 * yîcpelas + 1658 〈名〉 =〈名〉 (/izi/ の) 北北東 M> ? E> < {yîc} + {pelas}。 * yo + 1147 〈助〉 =〈助動〉 ~よ U> いわゆる呼格を表す。 U> 目の前の人を呼び止めるときに {yo loc} などのように使うことがある。 * yos + 1035 〈動主〉 =〈形〉 3 の =: 3 * yus + 1287 〈名〉 =〈名〉 3 E> < {yos}.n。 * a + 1034 〈助〉 =〈助動〉 ~は, ~が U> 主語を表す。主題を表すことはない。 U> 非動詞修飾形の {ia} は /ija/ で発音する。/j/ は緩衝音。 * avendih + 1041 〈名〉 =〈名固〉 アヴェンディア =: 理想世界 U> ディカックなしで用いられることも多い上に、前に母音で終わる単語が置かれているときに、母音連続を避けるための /l/ が必ず挿入されるなど、発音上も表記上もほとんど一般名詞のように扱われる。 * amerikas + 1873 〈名〉 =〈名固〉 アメリカ, アメリカ合衆国 E> < america.tl。 * â + 1071 〈間〉 =〈間〉 ああ U> 驚いたときなどに発する。 * âla + 1547 〈間〉 =〈間〉 まあ, とにかく * á + 1035 〈連〉 =〈接連〉 か, または, もしくは U> 疑問表現における選択を表す。疑問文もしくは間接疑問でのみ用いられる。 - {lá} * à + 1036 〈連〉 =〈接連〉 しかし, だが, けれども - {dà} * e + 1034 〈助〉 =〈助動〉 ~を U> 目的語を表す。 U> 非動詞修飾形の {ie} は /ije/ で発音する。/j/ は緩衝音。 * e+ + 1345 〈間〉 =〈間〉 え, ん U> 何か言われたことに対して聞き返したいときや、言われたことに不意をつかれたときに出す。 U> 文章に表記するときはパデックをつけることも多い。 * é + 1035 〈連〉 =〈接連〉 または, もしくは U> 選言を表す。[/S/] {é} [/Z/] とだけ書かれている場合、/S/ と /Z/ 両方が成立するか、どちらか一方のみが成立するかは文脈による。 - {lé} * i + 1034 〈助〉 =〈助名〉 ~の U> 連体修飾などを表す。 U> [/S/] {i} [/Z/] と書かれたとき、考えられる意味は以下の 5 つである。1 つ目は、「/Z/ が所有している /S/」で、この「所有」は {kût} 的な意味でも {kav} 的な意味にもなり得る。{kût} 的な意味の場合は {ku} を使うこともできる。2 つ目は、「/Z/ の一部分である /S/」 である。これは 1 つ目の意味とも関連する。3 つ目は、「/Z/ という材料でできた /S/」である。4 つ目は、動詞から派生した単語を修飾する {ie} や {ica} などの代わりである。例えば、{tolék i ces} で「彼が作った料理」の意味になる。これは本来 {ia ces} となるべきだが、{i} が代わりに使われている。最後の 5 つ目は、「/Z/ に関する /S/」という意味で、/S/ が /Z/ に何らかの意味で関係していることを表すが、これは慣用句や人の異名などの決まった場面でしか使えない。例えば、シャレイア語を一言で言うときの {qilox i xalár} に見られる。これ以外の形の名詞修飾は、一般助接詞の非動詞修飾形を用いる。これについては、各単語の語義欄に記載してある。 N> この助接詞の語幹は本来 ∅ (語幹なし) であり、この語幹に活用接頭辞がついた形が {i} であるが、∅ は辞書の見出し語にしづらいという事情があり、活用形の {i} を見出し語としている。したがって、名詞を修飾するからといって、さらに活用接頭辞をつけて [ii] としてはならない。 - {ku} * ic' + 1178 〈縮〉 =〈縮〉 {ila cav} U> 数詞の前に置いて序数を表す。 * il' + 1178 〈縮〉 =〈縮〉 {ila lêk} U> 数詞の前に置いて基数を表す。 * o + 1035 〈連〉 =〈接連〉 と U> 節を繋げるときは、{o} と {ce} の違いに注意すること。 - {lo} * û + 1345 〈間〉 =〈間〉 うーん, うーむ, えーと U> 考え込むときに発する声。 * $ + 1 O> {likom} とは別に、より「観察」のニュアンスが強い「観察する」を造語すべきか? O> {dopar} に身体のこわばりを含意させるか? O> 「受け取る」は {nicas} の受動態相当表現にするか、別の表現にするか? O> {melos} の他に「仕事が遅れる」などの「進行具合が予定より遅い」という意味の単語を造語する。 O> {tut} と {tîf} の違いは? O> {kot} の意味が広すぎるのでは? O> {sohiz} と {zevof} の両方の側面がある場合はどうするか? 「勉強」はどちらか? O> 刃物がよく切れるの意味の「鋭い」を造語する。 O> 「引く」と「押す」はどこまで細分化するか? O> {socad} の用法を詳しくまとめる。 O> 「容器」と「箱」の違いは? O> {pésa} の語感が悪い。 O> {fîq} の {e} 句に {kin} 節をとれるようにすべきか? O> 「理由」と「原因」と「根拠」の違いは? 例えば、「/S/ の原因」は「/S/ が起こった理由」と言い換えることができる。 O> {risev}, {risiv} の語義を考える。これは {risxerat}「メロディー」の語源になっている。 O> {sôv} は circumstance に相当する語をイメージしている。situation はどうするか? この 2 つの英単語の違いなどを参照して、考察する。 O> {felqot} の助詞のとり方が気持ち悪い。 O> {nás} と {yát} の違いは? O> {haves} の副詞の意味「自由に」はこれで良いか? ついでに形容詞と副詞の関係について考察する。 O> 「目的地まであと 100 m」などの意味での「あと」はおそらく {zikad} であるが、これをどう使うのが良いか? 「あと 100 m」の部分を {la} 句で表現する方法を模索してみる。もしくは、「目的地に到着するのに 100 m が残されている」などとするか? O> {canis} の語釈をはっきりさせる。アルカの pak が参考になるかもしれない。現段階での考えでは、遊園地のアトラクションなどのように順路がある場合に、その順路にそって移動するというニュアンス。また、道案内で「この道を進んでください」と言うとき、道を移動する方向は今いる場所から離れる方向に自然と決まるため、この場合も {canis} を使えるはず。このときの「道を」の部分がとる助詞は? O> {fayim} の語義は? 「木の温もり」や「心の温もり」などの「温もり」のイメージ。「肌の温もり」はおそらく {mozes} の方。{fayem} という動詞型不定詞形もある。なお、これらの単語は『迷走 Mind』と『ステキハピネス』に使用されている。 O> 「川が街を横切る」も {dilsiz} か? O> {silgid} に「彫刻」の意味はあるか? {silgid} は何か文字や絵を残すイメージで造語したが、造形を掘り出すイメージはないのだろうか。 O> {yasal} は「肯定する」の意味。日本語の「認める」は、この「肯定する」に「これまで否定していたことを肯定する」や「疑われていたことを肯定する (après objection ou doute)」などのニュアンスを加えたものだと考えられる。これを {yasal} の下位語として作るべきか? O> {haves} の副詞用法が怪しい。 O> {kuzes} の助詞のとり方だが、固定されるものが {e} 句とする (現行) か、固定されるものが {ca} 句で固定に使うものが {e} 句とするか、どちらが良いか。 O> {zivfek} は「ほどく」の意味だが、どこまで意味を拡張すべきか? {vofek} の逆操作だけにとどめるか、「荷物をほどく」のように {kuzes} の逆操作を含めるか。 O> 「平和を望む」もしくは「平和を求める」のように {raf} や {zeraf} が名詞をとりたい場合はどうするか? 「平和になることを望む」のように節にしなければならないか。1 つの案として、{fesal} は {e} 句の内容を {kût} 的に所有することを望むが、{kav} 的に所有することを望む動詞を作れば、その動詞を用いて「平和を望む」を表現できるのではないか。 O> {zeraf} の意味を強調した下位語を作るべきか? O> {nafot} の下位語として、「服を着ていない」というより狭い意味の単語を作るべきか。 O> {felaz} に書いてある「1 つにまとめて」の意味の単語を作る。 O> 「同伴する」という動詞を作るとして、{felaz} との関係は? O> 「学校や会社に行かない」という意味での「休む」は動詞として作るか、フランス語の prendre un congé のように熟語のようにするか。後者の場合は {qét} が使えそう。 O> {loqos} は「恋人などと別れる」の意味で用いられる。これは本来の {loqos} の語義から比喩的に生まれた語義である。これを {loqos} の 1 つの用法として捉えて語法欄に記すか、それとも同綴の別の単語になったとして {loqos} という別の見出し語を立てるか。3 代にある語彙の「告白する」も同様。 O> 引っ越して「これが新しい家だ」というときの「新しい」は、現段階である単語で言うなら {cál} であって {fec} ではないだろうが、この意味での「新しい」を新たに造語すべきだろうか。 O> {kût}, {qik} はそれぞれ {kav}, {qét} と対応している。前者が具体的な意味で後者が抽象的な意味。{kuf} に対応する抽象的な意味の単語がほしい。これを用いれば「病気になる」を表現できる。3 代 6 期の辞書の「病気」の単語を参照。 O> {dovek} の語法によれば、「~の大地を踏む」などの表現では {dovek} は使えない。おそらく「~の上に立つ」と表現することになるはず。これについて考察して何らかの記述をしておく。 O> {qanac} と {lôk} の違いは? O> {lofzir} の語義には「自然と」があるのだから、自分の意志で {lofzir} することはできないわけなので、{lofzir} の自動詞の意味は「思い出させる」では? 「自然と想い出すような行為を (意志をもって) する」と考えれば今のままでも良いかもしれない。 O> {pâm} は完全に記憶の外にあって思い出そうとしても思い出せない状態を指す。では、思い出そうとすれば思い出せるが思い出さなかっただけの場合の「忘れていた」は? O> {paqof} は自分のものではなくなることを意味するが、自分のものでなくなったわけではないがどこにあるのか分からなくなるという意味の「なくす」や「紛失する」を含意するか? 含意しないのであればそれに当たる単語を作る。 O> 「多くの人が理解できるほどその内容が知らされている状態」というのは、{vafok} の形容詞用法 (対格型) で表現できるか? 3 代以降計画から。 O> {vexas} は必ずプラスのイメージで使われるか? 例えば「とんでもない悪行」を {bèj avexas} とは言えないだろうか。もし言えたとしたら、語感をより中立なものにする必要が出てくる。 O> 英語の every /S/ は /S/ に相当するもの全部を考えてそれぞれを指すが、each は全部とは限らないが /S/ のそれぞれを指すらしい。{tov} はどうか。 O> {zelqot} は「シカトする」に近い。「考慮しない」などの意味の「無視する」は別の単語だが、それを造語する。 O> {tèk} は空間的な隙間だけか? 「1 時から 2 時の間」のような使い方は可能か? これは {lòt} で良い気がする。 O> 「情報を公表しない」の意味での「隠す」は {dopak} ではなさそう。造語するか、もしくは「公表していない」と表現することにするか。 O> {lebet} の格組を考察する。「/S/ に /Z/ を混ぜる」と「/S/ と /Z/ を混ぜ合わせる」はどうするか? 3 代 6 期の glab からの移行語である。 O> {kòq} の語法欄に性質の安定を表して物理的な安定はあまり指さないと書いてあるので、物理的安定を指す方の単語を作成する。{kòq} は物理的安定を指さないことにしても良いと思うが、先例に注意。 O> {lasof} は必ず副詞句を伴うと書かれているが、それならその副詞句で表現される内容を {e} 句や {ca} 句にとれば良いのではないか。 O> {yapil} は人間の声が入らない楽器だけの曲は含めるか? O> {rapik} と {xaras} の関係は? {xaras} の動詞形は? O> {jusit} や {jûdol} の反意語としての「綺麗な」はどうするか。2 つの単語それぞれの反意語を作るか、こちらは 1 つにまとめるか。 O> {bâl}, {bazis}, {tudkol} の語義の違いをまとめる。 O> 期間相を表す動詞 {setac}, {tál} と「続ける」の意味の {lilos} との違いは? O> {nofel} は棒状のものを曲げることを意味するが、「反らす」はどうか。こちらは平面的なものを弓なりにするイメージがあるので、別単語として造語する。 O> {dèfet} の語義と用法を記載。3 代 6 期の対応語は ala'z。 O> {tebem} と {holap} の違いをきちんと考える。 O> 「動かす」は {qetan} の他動詞形で良いか? 「動くのを手助けする」というよりは別の単語という感じがする。 * META-ALPHABET-ORDER - sztdkgfvpbcqxjrlmnhyaâáàeêéèiîíìoôòuûù * META-VERSION - 5.5 * META-CHANGE - 1139: {pacar} → {parec} - 1202: {los} → {loc} - 1202: {'s} → {'c} - 1202: {pe} → {á} - 1202: {fa} → {é} - 1202: {bi} → {à} - 1203: {felik} → {felek} - 1207: {xokaseq} → {xokeq} - 1208: {xahil} → {xahal} - 1209: {ne} → {qe} - 1209: {sasok} → {salsok} - 1210: {honpas} → {holpas} - 1210: {dûbal} → {dutvol} - 1210: {dâkut} → {dazkut} - 1210: {sosotik} → {soxsot} - 1210: {xokeq} → {xokseq} - 1235: {fex} → {yos} - 1235: {mip} → {piv} - 1235: {kiq} → {rif} - 1235: {ced} → {seq} - 1235: {yus} → {kaz} - 1238: {gib} → {dit} - 1238: {do} → {fi} - 1238: {qe} → {de} - 1238: {de} → {ke} - 1239: {qetrad} → {detrad} - 1257: {rasnitez} → {nitezras} - 1266: {zilôt} → {mulôt} - 1276: {feca} → {lati} - 1287: {ve} → {lo} - 1287: {rif} → {ric} - 1287: {kot} → {kod} - 1287: {vef} → {véf} - 1287: {qot} → {qec} - 1287: {seq} → {sez} - 1287: {ziv} → {zic} - 1287: {kaz} → {kaq} - 1287: {zif} → {zît} - 1287: {kûm} → {kûz} - 1287: {dôg} → {dôz} - 1287: {pîd} → {pît} - 1287: {câl} → {cál} - 1287: {kôt} → {kôk} - 1287: {zak} → {zaz} - 1293: {lo} → {le} - 1303: {zeris} → {zehrisis} - 1303: {gisol} → {kisol} - 1316: {volfek} → {vofek} - 1316: {le} → {ke} - 1318: {haraf} → {zeref} - 1330: {vesax} → {vesxaf} - 1340: {lonit} → {lôk} - 1345: {gûdem} → {gûdeb} - 1345: {gudeb} → {gudit} - 1347: {dotris} → {doris} - 1350: {lit} → {siloz} - 1355: {lisod} → {lissod} - 1362: {dovkos} → {tùk} - 1379: {yaftel} → {yaftoq} - 1420: {velqis} → {qîdloq} - 1426: {kotil} → {qitel} - 1426: {kotal} → {qitil} - 1436: {can} → {ren} - 1471: {dàl} → {dìl} - 1471: {kác} → {kíc} - 1471: {xalár} → {xalír} - 1483: {lasác} → {zissác} - 1489: {rakef} → {raskef} - 1505: {dosyar} → {qobit} - 1505: {doksiz} → {bevef} - 1505: {dokzel} → {belom} - 1505: {dokceq} → {fistir} - 1505: {doglit} → {doqgilit} - 1505: {dopdit} → {doqpadit} - 1505: {docdéz} → {zisqom} - 1505: {dolvák} → {zilsif} - 1505: {donlef} → {qilôt} - 1505: {kelceq} → {niklac} - 1505: {xokseq} → {nisxok} - 1505: {lofreq} → {nislof} - 1505: {sîreq} → {nissîr} - 1505: {zazeq} → {niszaz} - 1505: {dodeq} → {nisdod} - 1505: {dojeq} → {nisdoj} - 1547: {zikôm} → {folom} - 1547: {zivfek} → {vatlom} - 1547: {tolnif} → {zatlin} - 1547: {vesxaf} → {zîdsax} - 1547: {féves} → {fésax} - 1547: {niklac} → {kelzef} - 1547: {domic} → {doqmic} - 1547: {dohiv} → {doqhiv} - 1576: {sokos} → {sokus} - 1655: {âya} → {âla} - 1664: {navem} → {nám} - 1664: {navim} → {ném} - 1664: {solvesxaf} → {solzîdsax} - 1767: {sayicsîk} → {yelicsîk} - 1876: {doqmic} → {dès} - ?: {lati} → {ti} - ?: {teles} → {têl} - 1975: {kôd} → {kòd} - 2033: {ren} → {sen} - 2033: {yen} → {ren} * META-SNOJ PUNCTUATION = "," | "." | "?" | "!" diacritic_a = "a" | "â" | "á" | "à" diacritic_e = "e" | "ê" | "é" | "è" diacritic_i = "i" | "î" | "í" | "ì" diacritic_o = "o" | "ô" | "ò" diacritic_u = "u" | "û" | "ù" vowel = "a" | "â" | "á" | "à" | "e" | "ê" | "é" | "è" | "i" | "î" | "í" | "ì" | "o" | "ô" | "ò" | "u" | "û" | "ù" ^ "kin" ^ -> /kiɴ/ ^ "'n" ^ -> /ɴ/ ^ "á" ^ -> /aɪ/ ^ "é" ^ -> /eɪ/ ^ "à" ^ -> /aʊ/ ^ "lá" ^ -> /laɪ/ ^ "lé" ^ -> /leɪ/ ^ "dà" ^ -> /daʊ/ "s" "s" -> // /s/ "s" -> /s/ "z" "z" -> // /z/ "z" -> /z/ "t" "t" -> // /t/ "t" -> /t/ "d" "d" -> // /d/ "d" -> /d/ "k" "k" -> // /k/ "k" -> /k/ "g" "g" -> // /ɡ/ "g" -> /ɡ/ "f" "f" -> // /f/ "f" -> /f/ "v" "v" -> // /v/ "v" -> /v/ "p" "p" -> // /p/ "p" -> /p/ "b" "b" -> // /b/ "b" -> /b/ "c" "c" -> // /θ/ "c" -> /θ/ "q" "q" -> // /ð/ "q" -> /ð/ "x" "x" -> // /ʃ/ "x" -> /ʃ/ "j" "j" -> // /ʒ/ "j" -> /ʒ/ "r" "r" -> // /ɹ/ "r" -> /ɹ/ "l" "l" ^ vowel -> // /l/ $ # cannot happen "l" ^ vowel -> /l/ $ "l" "l" vowel -> // /l/ $ "l" vowel -> /l/ $ "l" "l" -> // /ɾ/ "l" -> /ɾ/ "m" "m" -> // /m/ "m" -> /m/ "n" "n" -> // /n/ "n" -> /n/ "h" "h" ^ vowel -> // /h/ $ # cannot happen "h" ^ vowel -> /h/ $ "h" "h" vowel -> // /h/ $ "h" vowel -> /h/ $ "h" "h" -> // // "h" -> // "y" "y" -> // /j/ "y" -> /j/ vowel ^ diacritic_a -> $ /la/ vowel ^ diacritic_e -> $ /le/ vowel ^ diacritic_i -> $ /li/ vowel ^ diacritic_o -> $ /lɔ/ vowel ^ diacritic_u -> $ /lu/ diacritic_i diacritic_a -> $ /ja/ diacritic_i diacritic_e -> $ /je/ diacritic_i diacritic_o -> $ /jɔ/ diacritic_i diacritic_u -> $ /ju/ diacritic_u diacritic_a -> $ /wa/ diacritic_u diacritic_e -> $ /we/ diacritic_u diacritic_i -> $ /wi/ diacritic_u diacritic_o -> $ /wɔ/ diacritic_a -> /a/ diacritic_e -> /e/ diacritic_i -> /i/ diacritic_o -> /ɔ/ diacritic_u -> /u/ "'" -> // "ʻ" -> //