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日記 > 人工言語 > 助接詞再考5 代 5 期

日記 (1490)

1484 に引き続き問題が山積みの助接詞ですが、 思い立ったことがあったのでメモしておきます。 本当は翻訳がしたいんですけど、 忘れたらどうしようもないので、 メモします。 もうなんか、 そろそろ助接詞には落ち着いてほしいところです。

助接詞は助詞用法と接続詞用法があります。 これまでは、 この 2 つの用法の意味は前提条件として異なるとしていましたが、 この前提を崩して 2 つの用法の間で意味は同じであるとします。 ここからの話は、 この新しい全体をもとにしていきます。

助接詞の助詞用法を kin 節とともに用いることで、 接続詞と同じように使えます。 ただし、 助詞 + kin 節は動詞単体を修飾するのに対して、 接続詞は主節全体を修飾します。 こう考えることで、 助詞と接続詞の意味はもともと同じになるわけなので、 1414 で辻褄を合わせるために作った 「名詞用法と事の代詞を伴った場合は接続詞の意味で解釈される」 という規則が不要になります。

さて、 そもそもなぜ助詞と接続詞の意味は異なるとしたかというと、 te のせいです。 te は、 助詞として用いると時刻や時間を表す単語をとりますが、 接続詞として用いると起きた事象をとるようになるので、 2 つの用法の間で意味が変わっているわけです。 これはどうするかというと、 少し適当ではあるんですが、 助接詞の意味は広く考えることにして、 同じ意味ということにします。

・・・と、 ここまで書いて気づいたんですが、 この考え方では特殊助接詞がどうしようもなくなりますね。 というのも、 特殊助接詞は助詞として用いる (形態は非動詞修飾形) ときと接続詞として用いる (形態は動詞修飾形) ときとで、 意味が異なるのが普通だからです。 nifeli で顕著ですね。

ということで、 良いこと思いついたと思ったらそれほど良いことではなかった、 ということで終了です。

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