人工言語 > シャレイア語論 > タデックの種類5 代 5 期

必ずタデックが必要な場合

接続詞の副詞的用法

接続詞を副詞的に用いるとき、 その接続詞の後には必ずタデックを打つ。

間投詞

間投詞の前後には、 その位置に関わらず必ずタデックを打つ。

倒置による強調表現

助詞句や副詞を動詞より前に移動させることで、 その語を強調することができる。 このとき、 移動させた語句の直後に必ずタデックを打つ。

文末移動による強調表現

文末の助詞句や副詞の前にあえてタデックを打つことで、 その助詞句や副詞を強調することができる。 強調度合いは倒置による強調表現よりも低い。

修飾語句の非限定用法

形容詞や限定節は、 通常それが修飾する名詞の意味を制限するが、 その形容詞や限定節の前にタデックを打つことで、 被修飾語の名詞の意味を制限しないようにすることができる。

副詞や助詞句の挿入

助詞句と助詞句の間に副詞や別の助詞句を挿入すると、 その挿入した語句が補足的な説明であるというニュアンスになる。 このとき、 挿入した語句の前後に必ずタデックを打つ。

タデックが任意な場合

接続詞節

接続詞節と主節の間には、 普通タデックを打つ。

接続詞節が主節の後にある (2 番目の例文) という条件のもと、 接続詞節と主節がともに短かったり、 接続詞節が kin 節などの別の従属節の中に含まれていたりする場合は、 タデックを打たないことがある。 接続詞節が主節の前にある (1 番目の例文) 場合は、 このタデックは必ず打たなければならない。

従属節の終わりの明示

従属節が文末になく、 その後に主節の動詞を修飾する助詞句や副詞が続く場合、 従属節の終わりに位置を明確にするために、 その位置にタデックを打つことが多い。 これは文末移動による強調表現と形が同じになるが、 新情報になりやすい従属節よりも文末側に助詞句があるということは、 その助詞句が重要な新情報であるということであり、 強調されるべき内容である場合が多いため、 区別の必要は特にない。

なお、 通常は従属節は文末まであると解釈される。 文末の助詞句が従属節の一部であると解釈すると、 同じ助詞の助詞句が複数あることになったり (上の例文のパターン)、 明らかに意味がおかしくなったりする場合は、 その助詞句は主節に属するものだと解釈される。 以下のように、 文末の助詞句が従属節の一部であると見なしても矛盾が生じない場合は、 タデックの有無で解釈が変わるので注意すること。

1 番目の文は、 te tazîk が限定節の lanes を修飾すると見なされ、 「少女が学校に行ったのが昨日」 という意味になる。 2 番目の文は、 te tazîk が主節の câses を修飾すると見なされ、 「少女に会ったのが昨日」 という意味になる。

kin 節での区切りの平坦化

kin 節の中が接続詞節をもつ複文であり、 その接続詞節の前か後にタデックが打たれている場合、 kin の直後にもタデックを打つことがある。 これは、 文構造上の切れ目とタデックによる見た目的な切れ目を一致させるためのものである。

この文は、 kin の前後に大きな区切りがあり、 その区切りの文末側 (baria valtih) の中の bari pariqis a ces te tacarduniselis osol a valtih の間にさらに区切りがあるという構造になっている。 したがって、 duniselis の前の区切りのみをタデックで表示していると、 あくまで見た目上だが、 この区切りより大きな区切りである kin の前後の方が目立たなくなる。 そこで、 バランスをとるため、 kin の後にもタデックを打ち、 見た目上の文の区切りを実際の文構造のものと合致させるのである。

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